バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

セミファイナルでジャロン・エニスを見た。

2022-05-16 | ボクシング
昨日はWBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーウェルター級王座統一戦。ジャーメル・チャーロvsブライアン・カスターニョ戦を少し遅れて観戦。
いやいや盛り上がってましたねー。前回は引き分け、今回は終盤にチャーロが豪快に倒して決着をつけたので興行としては大成功だったのだと思います。
でも大観衆が興奮する終了後の会場を見ながら、この日強く印象に残ったのはセミファイナルに登場したジャロン・エニス。
もちろんメインイベントは素晴らしい試合だったのですが、ガラガラの会場で行われた(メインまでかなり時間のあるセミファイナルだった)エニスの試合の印象が強烈すぎた。

凄いの一言。攻撃の強さ多彩さに圧倒されました。
長いリーチ、そして懐の深い構え。遠い距離からドカドカ打ち込むパンチの強烈さよ。
そして流れを切らずに自在に右に左にスイッチする。遠い距離から飛んでくるパンチに対応しようとしているところでリードパンチの出どころが変わるのだから相手はたまらない。
スピードもある。そしてワイルドさもある。とんでもない選手だ。

19勝(12KO)無敗1分のこちらも有望選手カスティオ・クレイトンを2Rでノックアウト。
これでエニスは29勝(27KO)無敗。

ウェルター級で世界王座に接近するジャロン・エニスを目にして
「いつの日か日本ボクサーのウェルター級制覇を!」というボクシングファン長年の夢の困難さを改めて痛感。

近くやってくる?頂上決戦、クロフォードvsスペンスのウェルター級4団体統一戦も
「エニスとやらなきゃならなくなる前にビッグマッチを実現させておかなくては…」そんなムードさえ漂う?

うーん。このクラスはやっぱり難関だ。