AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

3Dプリンタのパースペクティブ

2016-07-18 14:47:24 | アイディアのIdentity



名画の複製画、ルーブル美術館を訪れた際、多くの方々が展示されている絵を模写しておりました。



美術館は大抵 撮影禁止ですし眺めるだけですが、館内で絵が書けるのもフランス文化そのものなんでしょう。
こういう模写の優れた絵画がバブル時に例えばダリの模倣 偽物が数億円で取引されていたそうです。
模写も以前からその絵の具ののり、絵の具の盛り上がり等もコンピュータで調べ模写する技術は発達しておりました。ジクレー技法なる複写技術があります。[Giclee]の語源はフランス語のインクの吹き付けを意味しています。




インクをダイレクトに版画紙やキャンバスに吹き付けるコンピュータ技術を使った最新の版画技法です。これとは違い3Dプリンターを使ったものです。今回のTHE NEXT REMBRANDTはその先を表現したものでしょう。
サイバー部門のグランプリは、オランダのING銀行のプロジェクト、"The Next Rembrandt"。17世紀に活躍した光の魔術師と言われたオランダの画家レンブラント。彼が残した数々の作品をデータ解析、そのデータを使ってオリジナルのレンブラントを3Dプリンターを使い現代に蘇らせるというプロジェクトです。