南無煩悩大菩薩

今日是好日也

成り立つ概念

2017-01-28 | 世界の写窓から
(picture/source)

一対一ではなく、地球上の棲息総量の代表としてシーソーに乗れば、蟻は圧倒的に象より重い、蟻と人間が総重量で丁度釣り合うぐらいだといわれる。

量とはこのような見方を可能にするため、量の概念がたとえば根拠のない正当性やインチキを見破る助けにもなる。

つまり「量」とは、大小の比較ができる対象をもっているもののことで、物の個数、長さ、広さ(面積)、かさ(体積)、重さ、時間、速さなどいろいろなものがあるため、比較対象の基準を変えることで正当性を訴えたり、インチキに利用されたりする場合があるからである。

まず気を付けた方がよろしいのは、0か100かつまりイエスかノーかの両極端な場合と、パーセンテージで示される曖昧な根拠の場合だ。

例えばだが、私が今前立腺がんを患っているかどうかは、イエスかノーかだけであり、30%とかもう80%患いかかっているというようなことはない。

また、患っている場合この治療をすれば30%とか80%は治る可能性があるというのはわかるが、「そんな治療は絶対に効かない、この壺を買えば間違いなく治る」などと極端な場合それは100%インチキくさいのである。
コメント (2)
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