咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

丹下段平・・・激似

2011-02-21 22:02:22 | レビュー
 「立て・・・、立つんだぁ・・、ジョー・・・」


 「あしたのジョー」を観てきた。昭和40年代に一世を風靡した同名の漫画を完全実写化したとのPRに誘われたもので・・・・・。

 主役・矢吹丈役の山下智久、力石徹役の伊勢谷友介の両名は、極限までに体を絞っての出演に役者魂を見た思い・・・・・二人のボクサーらしい体は必見の価値あり。

 特に計量シーンの伊勢谷友介さん、ガウンを脱ぎ体重計に乗かったあの姿、館内も一瞬悲鳴のような声が上がった。

 「骸骨のようにやせ細った伊勢谷の体を見て『どうして、あそこまでさせたんですか』と監督に詰め寄るスタッフもいたほどだ」と、PR用公式HPに掲載されていた。

 このカットには、実に驚いた・・・・・本当に生唾を飲み込んでしまう。見るに耐えかねない姿、確か漫画でも2階級も落とした対戦のため、体を極限まで絞ったやせ細った姿が描かれていた。

 正に命がけの二人の戦い・・・・最終決戦に向かって歩みだした二人。


 さて、映画の冒頭シーンに出てくる橋向こうのドヤ街、その橋をふらりと渡ってくる天涯孤独のアウトロー・矢吹丈、とてもいいシーンである。

 また、驚くなかれ、そのドヤ街を美術スタッフが、東京ドームがすっぽり入る広大な敷地に、街や橋、さらに土手や川までも完全に作り上げたらしい。

 そこに昭和の下町が、完璧に再現されているから驚きである。この一場面を見るだけでも価値のある映画に仕上がっている。


 そして、何と言ってもこの映画を盛り上げているのは、あの丹下段平役の香川照之さんの演技力と漫画そっくりに作り上げられた特殊メイクの顔と姿、漫画の世界から飛び出したように見えるから不思議であり、最高だね

 何でもあまりの興奮で、“付け歯”をかみ砕いたり、思わず口から飛ばしてしまったとの撮影秘話が某TVで語られていた。

 さすがの原作者の一人“ちばてつや”さんも絶賛だったらしい。



(出典:2011 高森朝雄・ちばてつや / 「あしたのジョー」製作委員会)


 我が家でもいつも感心させられながら応援している香川照之さん、この人の演技が観たくて家内も連れだっての映画観賞となった。

 当方、ボクシングのことは、余り良く分からないが、矢吹丈と力石徹のファイトにはプロの方もよくできていると感心しきりだったとか。

 ただ、ノーガードで両手だらりで相手を誘いこみクロスカウンターに持ち込む矢吹丈、漫画の世界を現実の実写版にした時、当時読んだ漫画と違って、迫力に欠けるように思えた・・・・ちょっと残念。

 
 ドヤ街に暮らす“チビちゃん”たち、食堂のおっちゃん・おばちゃん、多くのエキストラのみなさん・・・・・とても雰囲気がでていた。

 紅一点、白木葉子役の香里奈さんも漫画の中からでてきたような佇まい・・・・も、いいね。


[あらすじ]
 天涯孤独のアウトロー、矢吹ジョーとエリートボクサー、力石徹。出会うはずのなかったふたり。育ちや生活環境はもちろん、ボクシングの実力も階級も違うふたりが、互いをライバルとして認め、対決を熱望する。
 二人三脚でジョーを育て上げる丹下段平と力石サイドでありながらもどこかジョーに心ひかれる白木葉子は、ふたりの身体を心配し、無謀な対戦に反対する。
 しかし、ジョーと力石、ふたりの思いは全ての障害を乗り越える。
 命を懸けた最終決戦、生き残るのはどっちだ!
(出典:2.11ROADSHOW あしたのために完全ガイド 抜粋)


 団塊の世代には、特に懐かしい映画。勿論、若い人たちにも・・・・。(夫)


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トランセンド・・・・おめでとう

2011-02-21 21:00:30 | スポーツ
 今年初のG1レース、フェブラリーSは、終始先頭を走りぬけたトランセンドが、最後の直線でも力強く、その脚いろも衰えることなくゴールに飛び込んだ・・・・・強い。

 芝からのスタートとなる東京ダート1600m競走、懸念されていた芝からダートへの切れ目でも武蔵野Sでのミスを克服する内容で、好スタートのまま先頭を主張した。

 外からA.クラストゥス騎乗のマチカネニホンバレが終始番手追走で、トランセンドにプレッシャーをかけるように並びかけてきた。

 セイクリムズンも早めの競馬で、外目から3番手を追走するが、引っかかるような走りであったことが、最後の直線での敗退につながったらしい・・・・最悪のレース。

 公営の雄・フリオーソは、やはり芝からのスタートが苦手のようで、鞍上のM.デムーロ騎手も腹をくくっての後方からの追走。

 ダイシンオレンジは早めの3番手からの追走であったが、直線に向くと力も尽きたか徐々に下がってしまった・・・・残念。

 相手筆頭に上げていたバーディバーディは、好位の5、6番手からの追走、ダノンカモンは中団からの追走・・・・

 4コーナーから直線に向くとトランセンドに渋太く食い下がっていたマチカネニホンバレをトランセンドがここぞとばかりに離しにかかって、ゴールを目指して鞍上の藤田伸二騎手のムチが飛んだ。

 最後の直線では、満を持したようにバーディバーディが外目から激しく追い上げて、逃げ込みをはかるトランセンドと番手追走のマチカネニホンバレを交わすような脚いろで坂を上がってくる。

 さらにその後方から、ダノンカモンも上がってくるのもつかの間、大外から弾かれたようにフリオーソがすっ飛んできた。

 逃げ込みをはかるトランセンドは、二の脚を使って力強くゴールに飛び込んだ。2位入線は、バーディバーディかと見ていると残り100mを切ったあたりから、脚いろが悪くなったように見える・・・・余りにもフリオーソの脚いろがいいものであるから、バーディバーディが止まったように見えたのか。

 惜しいかな、クビ差で2位入線は、フリオーソとなった。3、4位入線が相手候補に推していたバーディバーディとダノンカモンの2頭・・・・・。


 トランセンドは、0秒2差の1馬身2分1の差をつけて、勝利の美酒にあやかった・・・・おめでとう。

 ブログ予想の方は、東京競馬場のダート1600m戦ではフリオーソにとって不利で、連までは無理と思っていたが、M.デムーロ騎手によって見ごとにその考えを覆させられた・・・・・参りました。

 「実力最右翼の公営の雄・フリオーソ、でも東京のダートは合わないだろうと思っている・・・・来たら仕方ない」と、記載していたもので。


 JCダートとフェブラリーSのG1を連勝したトランセンド、胸を張ってドバイに行って頑張ってもらいたい。(夫)


[追 記]~トランセンド 藤田伸二騎手の勝利インタビュー~
 「1800mと違って、1600mは気持ち短い距離ですから、先頭に立つまで馬が少しビックリしていました。ずっとプレッシャーのかかる展開でしたし、最後まで持つか心配でしたが、力をつけていますし、よく踏ん張ってくれました。まだ遊び遊び走っている部分もある馬です。好位からの競馬など今後の課題もありますが、可能性もあります。負けられない一戦でしたし、勝ててよかったです」
(出典:JRA-VAN NEXT抜粋)


 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他








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