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また、またザ・シネマにていい映画を放送していた。
1972年製作のフランス映画、『狼は天使の匂い』というちょっと変わったギャング映画、犯罪映画だった。
監督:ルネ・クレマン、出演:ロバート・ライアン、ジャン=ルイ・トランティニヤン、レア・マッサリ、アルド・レイ、ティサ・ファロー他。
ルネ・クレマン監督作品には、「禁じられた遊び」、「太陽がいっぱい」などがある。
学生時代にはじめて見た洋画「プロフェッショナル」に出演のロバート・ライアン。
「フリック・ストーリー」のジャン=ルイ・トランティニヤンなど昔懐かしい役者陣。
映画評論家・町山智浩さんの解説付きのこの映画、見る前にいろいろと見どころなどを披露。
そのため、あれがこれで、このシーンがあれかいなと思いつつ楽しく見終えた。
トニー(ジャン=ルイ・トランティニヤン)は、飛行機事故でロマ(欧州の移動型民族)の少女たちを過失致死させてしまった。
ロマの一味から追われる身になって、パリから逃げ回り最後はカナダ・モントリオールまで逃げ切った。
だが、ロマの追ってはどこまでもやって来る。
逃げるうちにある殺人事件に遭遇し、殺害犯に捕らわれ島のアジトに連行される。
チャーリー(ロバート・ライアン)という老首領率いる犯罪集団のアジトだった。
さまざまな出来事と共にトニーは、不思議にチャーリーに魅かれ、チャーリーの信頼を得ることで犯罪組織の一員になって、大掛かりな誘拐計画に加担する。
なにしろ、アジトを単独で出るとロマの一味から命を狙われているから、逃げ出すことができなかったのである。
誘拐計画の実行日、チャーリーの配下のミスで警察に発見され、銃撃戦になり仲間の一人が捕まってしまった。
チャーリーとトニーら4人は逃げ切って、ギャング団との取引場所に向かった。
ギャング団のボスの犯罪を目撃した女、病院に入院しておりその女が証言する前に誘拐し、ギャング団に引き渡し100万ドルを得るという計画であった。
ところが、その女は既に発狂し死んでいた。
そのためチャーリーは、配下の女ペッパー(ティサ・ファロー)に死んだ目撃者の女の衣装と持ち物を身につけさせて、ギャング団を騙して金だけをせしめようと考えていた。
このため、ギャング団と銃撃戦になり、チャーリーは撃たれ手負いとなり、配下の一人は殺害される。
アジトに戻ったチャーリー、トニー、ペッパー・・・。
終盤には、この映画の狙いが描かれることとなる。
なお、映画の冒頭に少年たちがいろいろと出て来るが、その意味するところが終盤に解明されるから・・・思わず納得させられた。
なるほど、思いもよらず面白い仕上がりになっている映画であった。(夫)
[追 記]~あらすじ~
ロマの少女を過失致死させた仏人の男。裁判では無罪だがロマの復讐の掟で命を狙われカナダまで逃れてきた。逃げ込んだ先で無関係な銃撃戦に巻き込まれ、戦っている一味に「目撃された」とアジトに連行される。一味はチャーリーという老首領率いる犯罪集団。むしろこの連中と一緒にいた方が復讐者から護ってもらえるのではないかと考えた男は、徐々にチャーリーの信頼を勝ち得、囚われの身から一味の仲間という立場になっていく。
(出典:ザ・シネマ公式HP抜粋)
(出典:ザ・シネマ公式HP抜粋)
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