昨日は、そんなわけで、奥浜名湖へ走った。
直虎ブームの余波なのか、いつもの、さくめの大将のところが、繁盛店の仲間入り、なのか。
はともかく、気持ちよく振られ、おかみさんもニコニコしてた。
行列のできる云々、って感じなので、こりゃ、夜になっちゃうね、の当方への言葉にね。
妹のバス予約の時間もあったので、待つことは断念し、次なるお店を、と言うわけで、清水家へ。
ここも、1時間待ち。
こりゃ、仕方ないね、と言いつつ、龍潭寺の前を通って、奥山の。
半僧坊方広寺へ舵を切る。
途中、鰻屋さんに寄るも、そこでも観光客のバスでいっぱいで。
結果、方広寺までたどり着く。
帰りの時間も気になりつつ、山道を歩くのも、ちょっと大変な母親ではあるし、と。
ま、とりあえず、三重塔まで行ってみるか、ってわけで。
山道を車にて登って行って、受付のお姉さんに、アレヤコレヤ、お聞きして。
早い話が、本殿まで、車で行けるそうで、いつの間に、そんな具合になったのか。
お参りする高齢の方々のために、どうやら、山を切り開いたらしい。
と言うことで、地下の食堂にて、精進料理をいただくことにあいなり。
表題の蒲焼、なんだけど、もちろん、姿形は蒲焼だけど、中身は。
大豆と何かな、修行僧のように、動物性のタンパクなしの、精進料理、ってわけだ。
いただく前に、僧侶の方からの説明があり、食する前に、食事五観、と言うものを唱和。
例えば、五(いつ)には道業を成(じょう)ぜんがために当に(まさに)この食(じき)を受くべし、とかね。
意味はね、今後の自分のなすべきことの成功のために、この食事をいただきます。
と言う宣言なんだね。
たぶん、母親には聞こえなかったんだろうけど、お坊さんの説明からして、いつもと違う食事ではあり。
それだけで、ありがたい、ってわけで。
美味しい、美味しい、と連呼しつつの昼食だった。
何を食べても美味しいね、と言う感想だった。
めでたし、めでたし、ってことで。
休憩所脇の、いつもの喫煙コーナーでご一緒した方が、句会の主催者さんか。
マイクロバスを運転して、本殿まで、と言うことらしく。
だんだん、高齢化して、80代の方々が増えてきて、なんてね。
わが列島の縮図です。
下からの、小川の道を、五百羅漢を眺めながらのそぞろ歩きに、一捻り、がデフォだったんだろうけど。
ま、それすら、発句の機縁には成るんだろうけどね。
ならぬものを詠む、詠嘆す、みたいなね。
奥山といえば、大河ドラマに出てくる御仁が、朴訥な奥山氏のお侍さん。
あれは、いいキャスティングだな、と思えるほどの、奥山行の日曜日だった。
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