まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

メメント・モリ

2010年08月20日 | Weblog
この表題、フランス語なのかな。

死を思え、と訳すらしい。

チベットのラマ僧。

というか、僧侶だけじゃないのかもしれないけど。

かの地は、風葬だったりり、鳥葬だったりするわけだ。

どちらも、死体を、さらすのですね。

鳥葬なんかだと、鳥がつつきやすいように、かなり、死体を細かくするという。

それを、子どもたちは、見て育つ。

以前、こんな記事、書いてますね。

死というもの、死んだ後の肉体の変化などなどに、向き合うわけだ。

この世で、絶対的なことは、ひとつしかなくて、人は死ぬ、ということだから。

というのは、中沢新一さんの解説なんだけどね。

死んだ後、49日間は、バルドォとかいうのかな。

日本でも、というか、仏教でも、しじゅうくんち、なんて言うよね。

その間は、耳の感覚が残っている、というのが、チベット密教なんだって。

なので、死を送る僧侶は、慎重に、その49日の過ごし方を、故人の耳元で、伝授する。

チベットの「死者の書」というのに、かいてあるらしい。

いろいろ、書いてあったけど、覚えてません。

漢字の「眞」と言う字、白川静さんが、書いているけど。

これ、道端に、歯をむき出しにして倒れている死体だ、というんだね。

その死に行く方に対して、丁重に、真摯に、向きあう、お送りする、というような意味から、まこと、しんじつ、しんり、なんていう意味に、つながるらしい。

たしか。

いずれにしても、メメント・モリ、ですね。

死を思え、です。

日本の神道も、死から遠ざかったので、パワーをなくした、なんて言う方もいますしね。

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2 コメント

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memento mori (Tosh)
2010-08-20 09:50:31
ラテン語とのことです。

私の自転車用のジャージの中に、ヨーロッパのどこかの国(イタリア?)製のお洒落なジャージがありますが、胸のところにMoriと大きく書かれています。
それを見た、知人の森さんから、俺のことか!?と言われたことがありましたが、これを知ってビックリ!
事故にきをつけなくっちゃ!
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ラテン語ですか (糠漬け初心者)
2010-08-20 18:16:38
Toshさん、ラテン語なんですね。

くどいですけど、「道」という字。
あれ、古代の中国で、異族の地へ入っていくのに、異族の首を手にかかげて、入っていった、と。その土地、土地で、そこに住む人々を、守る霊がいたんだね。
僕らも守ってね、くらいかな。
今から見れば、ずいぶん、残酷なことにも見えるんだけどね。

というわけで、Moriというロゴは、安全祈願のお札です。
ご安心を!
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