まわりで起こっていること

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おおきこころ

2007年05月06日 | Weblog
 あめつちの おおきこころに したしむと

 駿河の山の 湯どころに 来し

という、吉井勇の歌碑のある、梅が島温泉へ、日帰り入浴。

温泉の奥のほうにある梅薫楼(ばいくんろう)。

ここは、妻が、小学生の低学年のころ、父と母につれられてきた、という。

タクシーでのりつけた、というから、威勢がよかったね、といいながらも、車に酔って、ほうほうの態でたどり着いた由。

梅ならぬ硫黄が薫る、単純アルカリ硫黄泉。

今は公園になっているところに、共同風呂があった。

そこには、湯宮神社もあり、その横には、当時使われていた岩風呂が、記念に残されている。

湯量が減ったためなのか、今では、何箇所かの泉源をまとめて、共同で管理して、13あると言う湯宿へ、配湯しているらしい。

お湯も、自然からの贈り物なので、ほしいときほしいだけ、こちらの都合で、いただくと言うわけにもいかない。

どこの温泉地にも共通する、悩みのようだ。

お湯をいただいて、煙草を吸いながら、涼んでいると、近所の湯宿のおやじさんと行き会う。

こんないい環境のなかだと、長生きするね、と。

それが、高齢化がすすみ、ここへ保養に来る人とおんなじくらいの年恰好の人が、サービスしているんだからね。

うちの息子も、あとは継がないだろうね、おやじの仕事みているから、だって。

農業も林業も、なにもかも、似たような情景に出会うね。

ま、大きく俯瞰すれば、いつの時代にも、あった話ではあるんだけど。

選手交代、ポジションチェンジって、やつ。
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