まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

65個のドラマ

2010年08月16日 | Weblog
ワールドカップの年につき。

恒例の同窓会なのです。

卒業生300人弱のうち、2割強の人々が、集まった。

65個のドラマが、テルサの8階にひしめき合った。

次は、62歳のとき、会いましょうね、という言葉で、幕を閉じたんだけどね。

グリコのキャラメルは、一粒で二度美味しい、と言ったものだけど。

1組から7組までを対象にした会は、日韓開催ワールドカップから数えて、3回目になる。

その都度、いろいろな発見、出会いがあるんだよね。

二度どころか、何度も、おいしいわけです。

この時期、甲子園では、高校球児のドラマが、各人各様に、繰り広げられるしね。

テレビでは、終戦記念、ということで、これまた、各地各業界の方々が、それぞれのドラマを、語り続けている。

ところが、どっこい、オイラたちも、45年前からの、ドラマを、大笑の中で、くりひろげていたわけだ。

これね、一度やったら、やめられない。

クセになりそう、なのです。

社会的に見てね、そもそも、この社会的なんていう言葉が、クセモノではあるんだけど。

成功してるやつも失敗してるやつも、どうでもよくてさ。

ユーミンは、あの日に帰りたい、なんて歌ってたけどね。

大丈夫、一瞬で、あの日に帰ってますから、ってやつだな。

ある女の子がいまして。

子どもの頃、とても貧しい家庭で育ち。

掘っ立て小屋なんだけどね。

あの頃は、そんな家、けっこう、あってさ。

家のことが、いろいろあったのか、学校も、休みがちだったり。

その子が、中学を出て、薬屋さんを営むご主人と一緒になり、そう、社長夫人になった。

セドリックかなんかのって、一度、小さな同窓会に来たことがあったね。

よかったな、貧しさに打ち勝ったね、なんて、思ったものだ。

ところが、そのご主人が、なくなり、いろいろあったらしく、その後は、行方知れず。

みんなで、あの手この手で、さがしたけど、見つからず仕舞い。

今回、たまたま、幹事やってる大工の大将が、そういえば、以前、あの子の兄貴を、釣り仲間のところで、見かけたことがあるから、探してみるわ。

というところから始まり、ビンゴ。

彼女へたどり着き、当日の出席と相成った。

今回の同窓会は、彼女ひとりが、出席しただけで、大成功。

と言えるくらい、みんなが喜び。

というような輪が、各人各様の表現で、あちらでもこちらでも、という次第で。

中には、8年前には、なんとかいう新興宗教のようなものに、どっぷり浸かり。

なんていう子が、ようやく、洗脳から溶けました、なんて、昔の笑顔のまんまで、再度、出席したりね。

もうね、書き出したら、きりがありませんね。

当日、参加できなかった人々にも、これまた、あたりまえだけど、さまざまなドラマがありね。

このお盆の時期は、そんな具合で、ご先祖様にまでつらなる過去へ、なんやかんや言いつつ、さかのぼっていくようで。

とにかく、ますます、元気になってしまった一日でした。

というか、実は、翌日も、プチ同窓会が、あったんだけど、それは、また、ということで。
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