端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

国なまり

2007-06-24 | Weblog
昨日は 土曜日 
いつも通うプールも 子供がちらほら。
そんな中 良くお見かけするご婦人 お孫さんとプールで競泳中。
ベテランの おばあちゃんは お孫さんに息継ぎの指導中で 大きい
声が飛びかいます。

もっぱら 水中をウオーキングするだけの私 その声が耳に届きます。
なんとなく聞くともなしに 耳にしていると どうも私の生まれ育った
故郷のイントネーションです。

ターンして戻ったご婦人に 聞いてみた。
「失礼ですが もしかしてご出身は○○ですか?」
やっぱり 当たっていました。
しかも 私が住んでいた近くに 住んでおられたようです。

話は それまでで それ以上詮索する気はありません。
私の耳は 今でも生まれ在所の なまりを覚えていました。

故郷を 離れてからの年月のほうがずーと長いのに まだ未練が
あるのでしょうか。
それより 年月を重ねるごとに より鮮明に なるようです。
山や川 匂いや音 風ざわめきまで 摺込まれているのでしょうか。 

生まれも育ちも 同じと言う人より 故郷を持つ人は どこかで
今の住んでいる土地で よそよそしく生きているのではないか 
と思うときがあります。
人生 終わって 土になっても きっと千の風になって故郷に帰る
ような気がします。
ポシェット 横15cm 縦18cm の小さなものです。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 草 刈 | トップ | 茄 子 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
母は… (とんぼ)
2007-06-24 12:44:33
京都の片田舎の生まれですが、結婚して横浜に来て
父がなくなったあと、事業をついで懸命に
働いてくれました。あのころは完全な男社会、
その中で「京都弁」が役に立つことはなく、
母はムリしてこちらの言葉でしゃべっていました。
再婚して一息ついて…と時が流れるにつれ
京都弁が多くなってきまして、
認知症を発症してからは、ほとんどお国言葉です。
しみこんだものは消えないのだなぁと思います。
返信する
こんにちは (tronc)
2007-06-25 07:29:56
「ちょっと待っちょって」とか女性に言われると
すごく可愛いと思ってしまいます。

いくらでも待っちょくよって感じです♪
自然な訛りは自然に受け入れられます。

ポシェットかわいいですねぇ
返信する
とんぼさんへ (穴熊の女房)
2007-06-25 12:20:00
記憶は 新しいものから 消えていくそうです。
昔の記憶は 残っているから不思議です。
お母さんと うーんと昔話に 花を咲かせてください。
返信する
troncさんへ (穴熊の女房)
2007-06-25 12:28:20
「ちょっと 待つちょって」といいつつ イケメン
の殿方についていきたい。私ですが 膝が付いて行きません。
「ちょっと 待っちょきね」
「ちょっと 待つちょくれ」
なんて いいですよね。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事