端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

おやつ

2012-12-27 | 食べ物

この写真を見て すぐに何か 分かった お方は年輩のお方と 私は思います。

今年最後の 息子たちへの 宅急便を作っていますが お米 を入れた隙間に 何か入れるべく 探していたら ありましたよ。 これ ニッケイです。

私が子供の頃は 日本が戦争に負け 生きていくのが精一杯の時代でした。 

皆腹をすかしていました。 肥満の方など誰もいませんでした。 頭にはしらみ 体には蚤 皮膚はおできが出来ている子供が 当たり前でした。

教科書は 藁半紙を閉じたものでした。 母のセルの着物を 縫い直した洋服を着ていたのを覚えています。

お腹がすいても 麦の沢山はいったおにぎりか 全粒粉に挽いた小麦のパンでした。 子供達は 遊びの中で 木の根や木の実 を口にしていました。

皆 生きるのに一生懸命の時代でした。 アメリカ政府からの 援助の脱脂粉乳の ミルクだけが 給食でした。

運動会やお祭りの屋台には 必ず 赤い色紙で束にされた ニッケイが並んでいました。

お菓子に入れるものだと知ったのは大人になってからです。 皮だけ丸まったものがお菓子の材料コーナーに 並んでいます。

我が家の 屋敷のはずれに大きなニッケイの木があったのですが 大きくなりすぎ 伐採してしまいました。  今思えば惜しい気がします。

あれこれ入れて ジイジイからのお年玉も入れて このニッケイもいれて 黒ネコさんに 頼むことにします。

色々心配事の多い世のなかですが 元気に無事に お正月が迎えられるだけで 幸せと言うものです。自分に 言い聞かせています。

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