端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

彼岸花

2010-09-21 | Weblog
庭の隅の 彼岸花 今年は猛暑のためか お彼岸も迫っているのに まだ蕾です。
子供の頃は 嫌われ者の花でしたが 近頃はそうでもないようです。

先日は敬老の日で 祝日でしたが 衛星放送でお昼に昔の映画「夫婦善哉」を 
放映するのを見つけて 見逃してはならぬと 特等席を作って 見ました。
1955年の作品で豊田四郎監督の作品です。

高校生の頃 学校に行くより 映画館に行くほうが多いと母に 小言を言われるくらい 
映画館に通っていました。

後に 同窓会で友達の学校を休んで映画に行っていた との言葉に 密かに私だけ
ではなかったと 安堵したものです。
この「夫婦善哉」もみています。

16才の娘が 見たのですから 深い意味など理解できるわけはありません。
ばかな男と 女の話くらいにしか 思っていませんでした。

もう 残りの人生の少なくなりつつある今 改めて観て 人間の心の奥の深さを感じています。
自分では 正論で分かっているのに 本音の心の奥の情は自分では どうにもならない
そんな女の 心を淡島千景は見事に 演じています。
森重久弥も 船場のぼんぼんそのものを 見事に演じています。
脇役の 山茶花究さんも 久しぶりでした。
俳優さんは あの頃のまま 懐かしさで一杯でした。

数日前に ハイビジョンで加藤登紀子さんの 人生トークの番組を見て 
「おときさん」と反帝学連委員長の藤本敏夫さんとの 話題の獄中結婚の話など
観て 改めて他人同士の結びつきの 結婚がお互いに 理解し 協力し 妥協し
生活を作っていく そんな中で 色々の姿 形が あるのだとつくづく思いました。

深く 味のある お互いを思いやる そして自分の目標になり 人生を終えるとき
心から 相手に感謝できる そんな 結婚であればよいと思いますが……。

「おいおい」と 呼ばれ返事を渋っていると 次には「こらー」と 呼ばれる
我が家とは 大きな違いです。
コメント
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