端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

色あい

2007-08-21 | Weblog
八月も 半ばを過ぎましたが 日中は暑い暑い毎日です。
でも夜は 大分しのぎやすくなりました。

忙しさと 暑さで針を握る暇もありませんでしたが そろそろ
時間を見つけて始めようと思っています。

私などは 好きと言うだけの趣味でやっていますが 
いろいろな方の パッチワークキルトを本や展示会で 拝見している
と やっぱり 一に色合い 二に色合い 三 四がなくて 五に
技術と私は思っています。

この色合い 本当に難しい。 色同士の面積にも関係するし
彩度や明度にもよるし 「色の手帳」小学館を見ていると 知らない
色の名前が沢山 出ています。

色の名前と言えば 先日読んだ「吉原手引草」の中に 田舎から
出てきて 一生に一度遊郭で羽目をはずしたいと訪ねて来る 
田舎侍を 「浅葱裏」などと呼んで 女たちが馬鹿にする 
話が出てきます。
この時代 田舎侍の着物の裏がたいてい「浅葱色」の木綿だった
ようです。

それに由来して 野暮で不粋で遊郭で もてない男を 「浅葱裏」
とも 呼んでんでいたようです。

本当は 私も好きな色です。
沢山ある色の中で 和の呼び方をする色が沢山ありますが 着物の
染色や柄などのために呼ばれているのでしょうが 淡く微妙に
異なる色は 名前を 聞くだけでも 素敵です。

写真はトートーバックにするつもりでつないでいます。
こんなバックを 作るときは 透明なゴミ袋に入れた 端布を
かき混ぜながら 布を選んで作っています。
どんな小さな布も 捨てられません。
コメント (6)
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