奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

雨、雨、雨・・・

2016年01月23日 | 晴耕雨読
 雨は夜通し降り、夜が明けてもさらに降り続け、雨、雨、雨・・・矢代亜紀さん歌にありましたけど、何事もほどほどが肝心のようです。
それでも、ハウスのズッキーニは開花してオイラを待っているような、そんな思いに駆られて雨の中ハウスに向かいました。

 上下のヤッケにポンチョを着こみ、ハウスを開けると12月に定植したズッキーニはいつものように開花していて、日照不足と低温続きの中でも奮闘していました。
うん十年ぶりと言う寒気の到来に、植付けたばかりのカボチャやズッキーニが耐えれるのか、神の領域にすがるのみの心境です。

 早々に帰宅するとホームセンターに長靴や靴下、ゴム手の購入に出掛けました。朝イチにハウスに入ると長雨で畝溝は滞水し、足が妙に冷たいので長靴を観ると大穴が開いていて、雨水が入り一気に冷え性を体感してしまいました。そんなこんなんで、靴下は雪国ではくような厚手を買いました。

 午後は、秋カボチャの栽培履歴と農地の賃借書類の作成、農地はあっと言う間に6年の契約期間が来て、書類作成をしながらこの6年間の活動がふと脳裏を横切りました。本土への共販野菜はカボチャのみ、畜産は生産牛が高値で推移していますが本質は休耕地対策、タンカンやパッション、マンゴーはほとんどが個販、この島は、何十年経ってもこのままなのかな~と・・・。

 本来は、大半が税金で運用されている3カ所の農業関連センターが、島の農業技術の開発や販路開拓の中心になって欲しいところですが、なんせ、地元の小さな直売所にセンターで作った作物を出荷するぐらいですから・・・情けない噺です。自力がなければ協議会を作って衆知を集めれば良いだけの話、奄振予算が終息を向かえる前に目覚めて欲しいものです、いかんせ奄振予算も還暦を過ぎましたからね。

 次の6年は、試行錯誤から少し作柄を絞り込んでと思いながらも・・・農業は朝令朝改ですからね。

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