奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

パッションとマンゴー

2021年06月04日 | 晴耕雨読
 前線の北上と台風3号の接近が相まって、夜温は27℃、日中は30℃越えの猛烈な高温多湿の一日となった。正直、収穫作業でなければモチベーションは低下し、早々に退散していただろう。今朝は、ゴーヤにミニキュウリ、そしてミニ冬瓜に続いてオクラの収穫を行った。2軒の直売所に出荷準備を終えると10時半、小雨の中、各々の直売所に野菜を届けて午前を終えた。

 午後は予想通りの雨、成すすべもなくテレビを観て無為に過ごした。夕方のローカルTVでは、連日、奄美のパッション栽培が報じられていて、決まり文句のように全国一の産地と・・・実態は一農家あたり平均4棟のハウス栽培で、U、Iターン者を中心とする収益は300万円程度の零細農家だ。

 パッション栽培の最大の難敵は台風、栽培は至って簡単(病害虫に強い、連作が可能)で、価格も高く、ハイリスク・ハイリターンの代表格だ。沖縄ではパッションよりもマンゴー栽培が盛んで、ハウス栽培は、台風害のない冬場のニガウリ栽培が全国一位になっている。パッションとマンゴー栽培の大きな相違は、パッションは一年作、マンゴーは永久作物、それだけにマンゴーは年間の管理が大変だろうと思う。今季のマンゴーは、冬の開花期に程良い寒気があったので豊作らしい。

 俳優の田村正和氏が亡くなって、追悼ドラマ(総理と呼ばないで)を観ているが、クールナな眠狂四郎のイメージがあって、真面目な風貌でのコメディアンには意外な思いだ。また、高校総体でのクラスターの発生が報じられていて、一日も早い若い人へのワクチン接種の加速が、そんな思いに駆られる。

 明日、明後日は大雨の予報、雨の切れ間の収穫作戦になりそうだ、だればまた(@^^)/~~~