奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

出荷協議会

2014年04月22日 | 晴耕雨読

 朝から曇天と霧雨、屋外作業は難しい一日と予想しながら、菜園のトマトやメロンを観、冬瓜やズッキーニのかん水をして帰宅しました。
本日は、秋カボチャの反省と春カボチャの出荷協議会があって、時間までパソコンに向かい、あれこれと調べ事をして過ごしました。

 秋カボチャは台風の影響で収量が減少し、春カボチャは、低温の影響で後半に出荷の集中を予期させるものでした。春カボチャの栽培には、例年にない厳しい環境のようです。
この秋からの栽培について、JAには夏までには、3、4月の出荷を考慮した品種の拡大と価格設定の方向性を示すように進言しました。

 帰路は雨模様で、帰宅して遅めのランチを済ませ、小雨の中、パッションハウスに出掛けました。パッションは、昨日と同様に雌しべの開花が悪く、1割程度の受粉で帰宅しました。

 連日のTハウスの回収で良い骨休みになり、調べ事で午後の後半を過ごしました。調べ事をしていると、県の農政、島の農政担当者の能天気さに腹立たしさを覚えました。結局は、島の農政担当者は、島外の農業事情に全く無知なのか無関心なのか、愕然としました。奄美のカボチャ農家は10年前の栽培マニュアルを盲信し、鹿児島本土では既に新品種の導入が検証され、県の農政担当者も一言も触れることはありませんでした。
奄美の自立的発展・・・沖永良部島の事例ではありませんが、自分たちの食い扶持は自分たちで調べ確保しろ、そんなところでしょう。

 島内にある農業関連のセンターと農家が協力し、栽培技術の向上は元より、農業の振興に結びつけて行くように島の農政は主導することが肝要と思います。ベクトルがバラバラでは、県の農政担当者がほほ笑むだけでしょう。沖永良部島の知人によると、沖永良部では、県の農政担当者の入り込むスキはないそうです。

 ちなみに、「くりほまれ」と「こふき」は、カボチャの有望な品種ですね。