気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

2泊3日 諏訪大社・御柱祭 その3 

2016-04-14 23:17:34 | 旅行

 御柱祭の続きを書こうとしたら、熊本県の地震の報道があり、動揺してしまいました。

まだまだ、状況がわかりませんが、被害が小さい事を祈るばかりです。

そして、どうか東日本大震災のような、2次被害、3次被害などが起こりませんように。

 

  こんな時にお祭りの続きを書くのは、不謹慎な気もするのですが、

途中で止めるわけにもいかず、気を取り直してとりかかります。

 

 1か月前に、JTBの、御柱祭の木落としを観覧席で見るという1泊のツァーを見つけたが、結構価格がい。

それに御柱見物だけでなく、寄り道や、周辺の観光が組み込まれていた。

諏訪周辺は何回も来たことがあるので観光はいらないが、今回は観覧席でしか木落としが見学できないそうだ。

どうしたものかと思っていたら、夫がネットで観覧席のみの予約受付を見つけてきた。

早速申込み、宿探し。

でもほとんど諏訪の宿屋は満員。

やっと茅野にビジネスホテルを見つけた。食事は期待できないので素泊まり。

 

4月3日  木落とし・川越し

 この日が、私達にとってはメインの日。

何と言っても見どころは木落とし。

 

開場集合は8時で、9時からの本宮一の柱の見学だったが、気がせいて、7時15分には集合場所についてしまった。

周辺を歩き、下見。 観覧席は足場パイプをつなげ床を敷いた、3階建位の仮設だった。

 

集合場所に戻り、指示を待ったが、手際の悪い事!!

観覧席に案内されたのはだいぶ時間が過ぎてから。 

そして間違った席に案内され、いざこざがあり、皆さん、不満爆発状態。

(6年後、観覧席を買う方は〇谷観光バスは止めた方が良いかも)

 

 木落としを 木を引っ張り出す所からゆっくり鑑賞したかったが、落ち着いたのは予定時間9時の10分ほど前。

それでも木落とし寸前には 緊張感が伝わる。

中央の白い人が、柱の先頭に乗る。 栄誉ある役目に誇らしく手を挙げる

準備完了  この後中央の喇叭隊、木遣り隊は脇に行き、いよいよ木落とし。

いざ

下に着いた時の写真。

残念ながら滑り降りる時の写真はナシ。

私の目に焼き付けました。

 

 8500円もした、高い高い観覧席だったけれど、最後しか見ていないので、イマイチ中途半端。

どこかでもう一本見られないかと場所を探したら・・・・ありました

個人のお宅で見られるようになっていて、こちらは2000円。

1時間後の木落としを最初から最後まで見ましょう。

次は前宮一の柱。

電線が邪魔で、位置も低いけど、どんな動きをしているのかよくわかる

「おんべ」を左右に振る事で、柱を右に左に揺らし、ズリズリと前進してくる。

 

わかりにくいけど、柱が出てきた

 

白旗が上がった

木落とし開始

わ~~~~わ~~~大歓声、喇叭喇叭、で賑やかな興奮

今回も私の目に焼き付けたので写真はナシ

 

 2回も見たので大満足。

市民センターの前で実況中継をしていた。

ここでシートを敷き、一休み。屋台で買った海苔巻と稲荷寿司が、手作りで美味しい

結局12時の回の3本目もここで見てしまった。

何度見ても飽きない。

 実は偶然にも友人が2泊3日で御柱を見に来ている。

「もしかしたらここにいるかも」  と期待せずに周囲を見渡したら、お友達に囲まれ、いるではありませんか

偶然の出会いを喜び合いました。

 

その後川越しの会場へ。

テレビでは木落としばかり放映しますが、実は見どころはほかにもある。

それが川越し。

 

途中、先ほど「木落し」をしていた、 前宮一の柱が町なかを曳いていた。

「めのでこ」が木に引っかかっても構わず進む。

狭い道を、民家にぶつからないよう、電線に引っかからないよう、「めのでこ」を左右に振りながら曳く。

町を通るだけなのに、ひやひやする。

御柱の大きさを改めて実感。

可愛い木遣り隊。

この日のためにずいぶん練習したのでしょうね。

 

川越し待機中の先頭集団。

 

川越しは、柱を奉納する前に川で清めるという意味があるそうだ。

「赤フン隊」が、「おんべ」を持って走り、川の途中から泳ぐ。 

(赤フン隊って面白い名前でしょ。どの御柱にも、必ず赤フン隊がいる。

  皆を代表して身体を清める意味を持つらしい)

周囲には救助隊が控えている。

川は冷たく、この御柱の時ではなかったが、実際におぼれそうになっていた人もいて、救助隊が取り囲むように助けていた。

大変なお祭りです

4月の川はまだまだ冷たい。 今まで心臓マヒになった人はいないのかしら。

喇叭隊には女性もいるみたいだけど大丈夫かしら。

 

突然、柱の後ろが、ググッと持ち上がり、ドボンと柱が川に入る。

対岸にいたので、見る事ができたのはここまで。

 

 

 川を渡った柱は「御柱屋敷」で 山の神様に感謝をささげ、1か月静かにお休みする。

屋敷と言っても、8本の柱が並ぶ広場。

この場所に柱がやってくるのを見た。

「めのでこ」が引っ張られ、堤防の向こうから、角を出した時には、ドキッ

思わず目が潤むような感動を味わった。

 

 この場所で、今まで柱を守ってきた山の神が、山に帰る。

「山の神様 お帰りだ~ 皆様ご無事でおめでとう」 という木遣り歌がここで歌われる。

諏訪大社の木遣り歌は、日常の言葉で歌われていて、歌詞がとても聞きやすく、私にもはっきり内容がわかった。

ただの観光客なのに、「御柱様、ゆっくりお休みください」 と、いう厳かな気持ちになった。

 

 この日はこれで終了。 疲れた~~ 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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