気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

9月・10月の芝居 ジュリアスシーザー初日

2014-10-09 13:06:30 | 芝居

私の趣味の世界なので、適当にスルーしてね。

 

9月

      

9月11日 パルコ劇場 作・演出 三谷幸喜

         娘が婚約者を連れてくることになったが、婚約者は自分の父親よりずっと年上のおじいちゃん。

         婚約者が大好きな娘・・・・でもショッキングな事実を告げられないまま、婚約者が家に来てしまう。

         さあ大変!!

         父親は娘の婚約者の父親がやってきたと勘違いし・・・・・・

         あとでやって来た婚約者の息子は、娘の母親を結婚相手と勘違いし・・・・・

         嘘が嘘を呼び、報復絶倒の、ホームコメディ。

 

          三谷幸喜の傑作と聞いていたが初めて見た。

          ここまで嘘が嘘を呼べるのかと三谷さんの頭の回転の良さに舌を巻いた。

          笑いっぱなしでした。

          初舞台の竹内結子がキレイ。スカートを翻しながら階段を下りてくるだけでほれぼれする。

 

 

          

9月15日 国立劇場で文楽 「双蝶々曲輪日記」 ふたつちょうちょうくるわにっき

         偶然、ラッシーママさんと府中芸術劇場で見た演目の文楽パターン。

         染五郎と幸四郎で10月の歌舞伎もある。

         演目が重なる時は重なり、見るたびにポイントがわかるようになり、理解も深まっていく気がする。

 

          

 

9月17日 新国立劇場 「三文オペラ」 作・ベルトルト・ブレヒト

         出演・池内博之、ソニン、島田歌穂、 石井一孝

         ブレヒトの3文オペラは、私でも名前を知っているくらいに有名だが、

         なんだか小難しそうで敬遠していた。

         でも、たまには島田歌穂の歌が聞いてみたくなり、チケットを取った。

         ソニンて、動きもいいし、歌が上手なのね。知らなかった!石井一孝は勿論上手。

         池内博之の 泥棒の親分で色男という役柄は、彼にぴったり、適役。 堂々としているのも良い。

         でも残念なことに、歌がイマイチ。 周囲が上手すぎる人たちばかりなので仕方ないのだけど。

         思った以上に、19世紀の下層社会の猥雑さと逞しさが出ていて面白かった。

                   

 

10月

10月7日  一昨日・初日です。

        埼玉芸術劇場・彩の国シェイクスピア・シリーズ第29弾 「ジュリアス・シーザー」

             

 

          蜷川さんのシェイクスピアシリーズは時々見る。

          最近の蜷川さんの作品は、私にはわかりにくいのが多くなり、シェイクスピアシリーズが

          一番安心して見る事ができる。

          演劇クラブという会でチケットを取ったのだが、これが大当たり

          いつもはS席なのに2階の端っこなんて事があり、同じ料金払っているのにこんな所?と恨みがましく思っていた。

          今回、真正面のど真ん中。

 

          公演中なので詳細は語れないのですが、階段状の大きなセットが舞台をしめ、そこに人々が集い、語り合い・・・

          オープニングが圧巻 目にも鮮やかな変化

          そして2手に分れ出演者たちが舞台から客席に向かい行進する。

          私の席から左横2、3メートル先に 阿部寛が、吉田鋼太郎が通る・・・

          右横を見れば、まさに藤原竜也が・・・・・

          俳優たちのオーラを全身に感じる瞬間に、気持ちが浮き立つ。

 

         ストーリーには触れません。

 

         私の前の男性が、鑑賞中、頭をピクリとも動かさない。

         背の高さも体型も普通のおじさんという感じだったが、休憩時間、そこに人がやってきてあれ?と思った。

         よく見たら、市村正親さん。 オーラを消していた。

         そういえば、映画「テルマエロマエ」で ハドリアヌス帝を演じ、阿部寛と共演していたっけ。

         藤原君と、市村さんの二人芝居も見たことあるなぁ。

         アンコールでは誰よりも真っ先に立ち上がり、惜しみない拍手をしていた。

         同じ仕事をする仲間を称賛する姿が、立派でした。

 

         シーザー崇拝者としては、英雄の描き方に疑問があるし、

         主人公のブルータスが、庶民の味方として描かれるのにも疑問がある。

         私は、ブルータスを元老院におだてられ、恩をあだで返す愚か者と思っていたのだが・・・・こんな見方もあるのね。

         頭の中は塩野七生さんの「ローマ人の物語」のジュリアスシーザーの項を一生懸命思い出していた。

         けれど、阿部寛と藤原竜也の豪華絢爛な芝居は見る価値大いにありだった。

         彼らの声の出し方、立ち姿、思い出すだけで、ドキドキしてくる。

         藤原竜也君、15歳の初舞台から見ているけど、舞台俳優として、毎回成長している気がする。

         阿部寛・・・この人の初舞台も見ているけど、今も素敵!!

 

 

   明日より、娘とポルトガルに行ってきます。

   オビドスという、古い街で、お城に泊まるのが楽しみです。

 

   ここ数日、旅行中の義父さんの食事やら、いろいろ準備しています。

   去年は、トラウマになるようなことが沢山あり、逃げ出すように旅行に行きました。

   もちろん、弟達にも頭を下げて来てもらい、食事も4日分ぐらい作っていきました。

   

   それと比べると今年は楽。自分でコンビニに買い物も行けるし、セブンミールでお昼も頼みました。

   留守中いろいろ心配していたら、お義父さんに

   「目標があるんですよ」 と言われました。

   年寄りが、目標なんて言葉を使うなんて ドキッ!! 亡くなる時の話とか、悪いこと考えますよね。

   でも違っていて、コンビニで、食べてみたいお弁当があるんですって

   夫と二人で休日に買い物に行くのも楽しみらしく、

   お義父さんなりに 私の留守を楽しむようで、嬉しくなりました。

 

 コメント欄は閉じますね。 ではまた、ごきげんよう。

 

            

 

 

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久々の着物・フランス料理・大森散策  

2014-10-09 00:03:31 | 散策

8回忌旅行から帰ってもう半月。

少し前のお話よ。

 

 久々の着物 

      

9月の15日に着ました。

9月だけど、透け透けの真夏の着物の絽です。

真夏は暑すぎ、絹の着物を汗だらけにするのが忍びなくて・・・・・

実は全身頂き物なんです。

初夏に、あなたなら似合いそうだからと、年上の方から帯と着物を頂きました。

帯締めと帯揚げは去年頂頂いたものがピッタリ。

帯も着物も萩。贅沢なセットです。

こんな贅沢な夏の着物、自分でオーダーすることはないでしょう。

美しい絹の染物を身にまとう幸せを感じました。

 

 友人からご招待 

私は多分、さみしがり屋で、人が好き。

週に何回かは友人達と会ったり、お喋りしたり、趣味の会に行ったりしないと落ち着きません。

でも、ブログ以外の友人の話は、あんまり書いていませんね。

今回は珍しく友人の話。

 

 9月の上旬ですが、中学時代からの親友からランチのお誘いが。

キッチンを改装したので 新しいキッチンでフランス料理をと・・・・・

          

写真が面倒な事になってうまく取りだせず、携帯写真1枚しかないのですが、お洒落でしょ?

前菜、スープ、野菜だったかな、メインは牛肉のワイン煮、そしてデザートのクレープ、コーヒー。

牛肉のワイン煮が絶品、柔らかくて香りがあって、今まで食べたどのワイン煮よりも美味しかったわ。

ワインはコルシカ島のワインだそうです。

ずいぶん時間が経ってしまって、細かい所を忘れてしまったけど、

赤いキッチンで作って下さったお料理を味わう贅沢な時間は、忘れられないわ。

キッチン改装後、初めてのご招待なんですって。

光栄です。有難うございました。

 

 10月2日Sさんと大森散策 

ブログ友のSさんが、テレビの 「大森特集」 をみて、「行ってみたいわ」 と。

大森は私の生まれ育ったところ。

東京以外の方にはなじみが薄いかもしれませんが、東京23区の海沿いの一番端っこ。神奈川の隣。

さて、散策するにはいったいどこがいいのでしょう?

名所はあまりないし、大森貝塚は何にもないし・・・・・バスのコースを考えつつ、知恵絞りましたよ。

まぁ絞ってもたいした所はないのですけどね。

 

駅からバスに乗って大田区立龍子記念館へ。(上の段の写真)

ここは日本画家、川端龍子の美術館。元自宅とアトリエがあった所です。

 

義経が大陸に渡りジンギスカンになった義経伝説や、手下の猿に囲まれた孫悟空とか、壮大な物語中心の展示でした。

入場料が200円。年齢聞かれました。65才以上は半額?と思ったらナント無料でした。

大きな絵がゆったりと飾ってあり、絵の世界に浸れます。

途中4人グループのおば様たちがう騒々しかったけど、直ぐに退出してくれてラッキー。

アトリエと庭園をSさんに見て欲しかったのですが、公開時間が決まっていて、見られず残念。

その後駅近くに戻り、「葡萄屋」 という所でランチ。

ここは、外観に似ず、焼き鳥屋さんです。  

テレビで紹介されていたジャン丼を。 甘味噌をがポイント。

鳥の焼き具合が絶妙で皮の焦げ目が美味しい。

この店、私が子供の頃からありました。 もちろん石の駱駝も。

 

          

またバスに乗って、池上本門寺へ。

この階段、煩悩の数の108段と思っていたら、90段ぐらいでした。

 

日蓮上人の入滅の地に寺を建てたのが始まりだそうです。

東京で一番古い五重塔と、10月のお会式が有名。

 

美味しい葛餅をと思っていたら、目当ての店はお休み。

でも、甘味所でお茶して、ノンビリした一日が終わりました。

楽しんで頂けたかしら?

可愛いほおずきを頂きました。

          

          籠につけましょ 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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