気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

景信山・陣馬山 縦走初体験 & 八王子染工房見学

2011-11-09 19:38:57 | 散策

 夢路さんから 山のお誘いがありました。

 

私は街歩きが大好きで、都内は縦横無尽に歩き回っているけれど、山は初心者。

夢路さんやだんだんさんのブログを見て行きたいなぁと思いつつ、

唯一のハイキング仲間の夫は、春に足を痛めてからは怖がって歩かなくなってしまい・・・・

歩く仲間がいないのです

 

そこへお誘いが・・・・・もちろん飛びつきましたとも

それもナント、景信山から陣馬山に尾根から尾根への縦走  縦走って上級者のみが体験できるのでは?

ほとんど山の経験のない私を誘うなんて、夢路さん大胆ね。

もう一人のお仲間は山登り上級者のだんだんさん。 わ~~~ど、どうしよう~~

6,7時間も歩くのよ。 

とりあえず目標は二人のお荷物にならない事!!!

大丈夫、大丈夫と、おだてて下さるお二人を信じて登りました。

 

高尾から小仏までバスに乗り、リーダーから今日のコースを書き入れたカラーの地図をもらい、いざ出陣

夢路リーダーの用意周到な登山計画は頼りがいがあります。

結構きつい階段と山道が一時間、高い段差を乗り超える時はコンパスの短さを 実感。

ひたすら歩きます

景信山頂上。伸びやかないい景色

 

景信山頂上の標識。 ヤッタゼ!

 

ここからは明王峠を通り、陣馬山まで、憧れの縦走。

縦走・・・・・・・・我ながらかっこいいわ~。

落ち葉を踏みしめて歩きます

途中粘土質のつるつるの所でスッテン、スッテン、2回転び、

山ガールの夢路さんも転び、だんだんさんだけはバランスよく歩いていきます。

 

陣馬山頂上。本当に馬がいた。

紅葉を見下ろす景色は絶景

陣馬山の方が標高が高いので、こちらの方が紅葉が深く、

ところどころに赤や黄色が映えています。

こんな素晴らしい所に連れてきてくれてありがとうございます。

夢路さんの周到な計画、そしてだんだんさんの的確なアドバイスのおかげで登れました。

山を歩く素晴らしさに開眼したわ。

山を知らなくて、自分で計画を立てることはできないけれど、また是非行きたいです。

山登りの後の体操の効果か、次の日は筋肉痛にもならず、普通に生活できましたよ

 

 

7月9日  立川五箇谷さん主催で、染工房、「藤本染工芸」を見学しました。

       八王子の駅から歩いて15分の所に伝統的な染工房があります。

「日本古来より伝わる染色技法、『型染め』 の伝統を今も守り続ける染色工房です。

同じものは2つとない・・・・。時間と間を惜しまず、手染めだからこその味と温もりを

大切にしています」  工房案内より抜粋。

 

この工房では2つの技法で染色しています。

木版染め

木片に模様を彫り、一つ一つ筆で木片に色を塗り、ハンコのように布に押す。

一つの反物にするには何千回も模様を押すので大変な手間がかかる。

製作途中の反物。深みを出すためにさらに木版を押し、白い部分の布を染める。

 

手差し型染め

布に型紙を載せ、青い色を付けた糊を平均にのばしていく。

糊は 染める時に色が入らないように防染の役割をする。

この白く残った部分に手描きで色を差していく。沖縄の紅型と同じ手法。

紅型は鮮やかな色が特徴だが、それと反対に渋さや粋を好む江戸の人々に合わせた

中間色や、モダンな色使いが特徴。

染色後、蒸気で蒸して色を定着させる。青い部分の糊は、最後に水で洗い流す。

青い糊だけの模様も素敵

この白い所一つ一つに色を手差しするなんて気の遠くなる作業です。

 

 

 

昭和初期の型染めの型紙。    この型紙を使い、糊を置いた状態。

桜の花びらの中にさらに花びらがあり、蝶もいる。

なお型紙はきちんと手入れをすれば100年ほどもつそうだ。

 

上の蝶と流水も昭和初期の型紙から染めたもの。

今、これほど微細な型紙は作ることできないそうだ。

 

 

 

五箇谷さんと藤本さん。お二人とも雑誌などに出ています。

藤本さんは 片腕となっていた息子さんを去年なくされたそうで、

それを聞いてみんなしんみり。 

日本の伝統を受け継ぐ人がいるのだろうか心配になります。

「50年、工房をやっていて、30人近くが全員着物で着てくれたのは初めて」

と感激してくださいました。

「着物を着る方がいるからこそ、私達も存在できるのです」

今日は素晴らしいものを見せて頂きました。

手間を考えれば当然なのですが、お高くて手が出ないのが残念です。

沢山買ってあげたいわ。

お金持ちの方、 沢山買ってあげて

 

 

 

今日は私もおしゃれしました。

着物も帯も長襦袢も、半襟も全部自分で作りました。

帯は道行を解き、洗い、帯にしたもの。

着物は初おろし、ブログのお仲間Sさんから裁断済みの着物地を頂き、作りました。

この着物、途中休憩したりで、約一年がかりでしたのよ。

 

 

 

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする