39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

ギドン・クレーメルのバッハワールド

2009-11-02 23:32:40 | ギター

半年前か一年前ぐらいになるかもしれませんが、BSハイビジョンでギドン・クレーメルが無伴奏バイオリンパルティータとソナタを何十年ぶりかで再録音すると言うのをドキュメンタリー風に記録した番組をやっていて、偶然にHDDレコーダーがバッハのキーワードで自動的に録画していたのでなんとなくDVDにしてとっておいた。

以前にも、再生して見ているが昨日DVDを整理していてまた見つけたので、また見てみた。

何度見てもすばらしいですね。

ギドン・クレーメルのバッハに対する尋常でないこだわりが、随所に現れていて、本当のプロと言うか天才的な人はこうなんだ、と改めて感動した。

2時間のうち前半は録音中のいろいろな様子や、彼の今までの足跡や亡命したことや、美しい奥さんやら出てきて、ロストロポービッチの無伴奏チェロ組曲は最高だとか語っていました。

私も、ロストロポービッチの無伴奏チェロ組曲はしょっちゅう聴いているよと、握手したくなりました。

前半を見たところで、テレビでお宝鑑定団が始まったので、後半は次の日にとって起きました。確か後半はパルティータの1番から3番までを通しで弾いていたと思います。明日続きを見ようかな。

彼の弾く無伴奏バイオリンパルティータは、とても曲想に満ち溢れ、彼のバッハワールドが最大限に表現されています。

私はこれをギターで弾くことを目指しているのですが、ギターで弾くとこれもギターらしいすばらしい曲になるのですが、やはり原曲の美しさはバイオリンのものでしょう。

この、パルティータをギター・リュート・バイオリンで聴き比べるとそれぞれの楽器の味があって、さらに弾き手の個性がそれぞれ発揮されていて、何度聞いてもあきません。

私のひそかな目標は、無伴奏チェロ組曲1番・2番とこの無伴奏バイオリンパルティータ1番を通してちゃんと弾けるようになることです。

生きているうちに目標達成は無理かもしれません。ほかにも弾きたい曲がいろいろあって、最後は棺おけの中にありったけの楽譜を入れてもらうことにします。