いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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4年振り『酉小屋』復活

2024-01-08 07:38:14 | Weblog
                            分類:催

         (とり)小屋 
         場所:いわき市鹿島町下蔵持八合(かしま病院職員駐車場脇の休田地)
         実施団体:鹿島地区地域振興協議会 歴史と文化委員会 地元有志

               
  悪疫を吹っ飛ばし、新年へのスタート
 
 昨夜(7日)は初雪が降って辺り一帯が白く覆われた。 

 コロナ禍で途絶えていた「酉小屋」が、今年からまた始まりました。
 前年の12月下旬に人家から離れた田圃の中に篠竹や藁などを運び込んで小屋を立て、大晦日から新年まで子供たちがこの場に集まり、囲炉裏を囲んで鍋物や餅を焼いて楽しく過ごした場所でした。
        
              《個人の田圃を借用して酉小屋が立てられた

 昔は、いわき地方では地域(部落)ごとに行われていた正月行事の1つでしたが時代と共に「酉小屋」の数は減っていき、鹿島町地区でも行われているのは上記の場所だけになってしまいました。
 しかも、この鹿島町でさえも「酉小屋」は一時期、姿を消した時がありましたが、鹿島地区地域振興協議会・歴史と文化委員会、それに地元有志の人たちによって平成23年(2011)に第1回目の「酉小屋」として再生させたのでした。
  
       《12m以上はある長い竹の先に飾られた梵天
 
 夜が明けやらぬ今朝(8日)は地域の人たちが酉小屋にお正月飾りやお札を持参してきて、消防車が待機する中で点火式が始まり、酉小屋と一緒に燃やされ今年1年の家内安全・身体堅固・五穀豊穣などを祈念していました。

        《まだ薄暗い6時に酉小屋を燃して松送りが行われた

 ◎ 長い竹に餅を刺して焼いて食べると1年中、風邪をひかないとの言い伝えがあります。
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