アジアと小松

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小松基地問題研究会

20210901 シタベニハゴロモ観察記録

2021年09月04日 | 自然
シタベニハゴロモ観察記録

 8月上旬に、金沢市緑と花の課・住宅課と、M住宅のシタベニハゴロモ対策について相談しました。①春の幼虫対策、②夏~秋の成虫対策、③冬の卵塊対策で、それぞれ有効な対策を立てないと、収まらなくなりますよと。

 その後、住宅課から電話連絡があり、とりあえず次の4点で対応すると言っていました。
 ①手が届くところはハエ叩きで駆除する。②手の届かない高所のシタベニハゴロモの個体には4000倍に希釈したトレポン乳剤をピンポイントで噴霧する。③オルトラン顆粒をD1棟東側のニワウルシ2本の根元に撒き、シタベニハゴロモが根から吸収された樹液を嫌い、他の樹木に移動するかどうかを観察する。④ニワウルシの成木を伐採する。
 8月中旬、業者が2人でF2棟東側のニワウルシに、はしごを掛けて薬剤を噴霧していました。

 M住宅のニワウルシ(シンジュ)は合計32本植えられていましたが、今年(2021年)4月中旬から一部伐採が始まり(業者は定期剪定と間引きといっていた)、8月下旬までに合計13本伐採され(写真は8月30日撮影)、19本が残されています。
 成木伐採方針については、。①春の幼虫対策(ニワウルシの幼木撤去)、②夏~秋の成虫対策(薬剤またはハエたたきで駆除)、③冬の卵塊対策(卵塊剥離)をとった上で、検討し、やむを得ない場合は伐採するとしても、代わりの樹木を植樹するようにと、要望しました。

 なぜなら、外来種・シタベニハゴロモの拡大・拡散を気に掛けているのは、この地区の緑(ニワウルシなど)を保持したいからであり、緑豊かに、日陰を作ってくれるニワウルシを伐採してしまっては、元も子もなくなるからです。金沢市のやり方は、アメリカシロヒトリ対策と称して、アメリカ楓を剪定して丸坊主にしてしまうやり方と同じで、これでは夏に必要な日陰と景観を奪ってしまっています。

 7月22日にシタベニハゴロモ成虫を見てから、1カ月以上すぎていますが、全体的に見回して、成虫は昨年よりも少ないように感じます。昨年の今頃(8月下旬)は200匹単位で叩いていたのですが、シタベニハゴロモ幼虫の吸汁対象となるニワウルシ幼木の刈り取りの成果なのかは、わかりません。(昨年、8/13=87匹、8/17=241匹、8/20=262匹、8/23=255匹、8/27=135匹)

 8月30日、19本のニワウルシをざっと見て回りましたが、幹に止まっている成虫はパラパラと見かける程度で、昨年秋のように、週2回ハエ叩きを持って除去していた状況とは異なり、少数にとどまっているようです。このまま推移すれば、卵塊で越冬する数もかなり少なくなるのではないかと思います。
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