フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

明日の自分なんか他人。昨日の自分は不倶戴天の敵。

2015年10月14日 22時48分13秒 | 日記
ぬたりは「楽天的な小心者」である。

そんなぬたりは会社においては人事記録に瑕疵があるものの、まあもとより昇進には興味ないし、そもそも人の上に立つの嫌い、という感覚でいるので、それ自体をあまり思い悩んではいない。
そういう気持ちであれば、まあ仕事もある程度は気楽に出来るわけで、自分を必要以上にデキる奴に見せようとか、そういう意識がなくなるので、仕事自体はかなり気楽に出来ている。
もちろんこれはあくまで気持ちの上での話。選り好みで好き勝手やってるってわけじゃなくて、目の前の仕事を期限までに淡々とこなす、自分の力量の限界点の低さを隠さない、と言うこと。「俺はこんなに頑張ってるんだ」とか「おれはこんな事も出来るぜ」というアピールをすることは一切考えない、と言うこと。
で、我が社の人事評定制度は最近こういう「自己アピール」を見なきゃ、という方針も出てきつつある。実際、何かの研修時に「能力を持っている人間は多いが、それを他人にアピールする能力は多くの人が持っていない。自分の長所を自覚してそれをアピールする事を学ぶべき」なんて話も聞いたような気がする。
ただまあ、ぬたりの短所は「勉強が嫌い、仕事が嫌い」、長所は「ソファかベッドに身を投げ出せば、テレビも本もスマホも、何もなくても暇がつぶせる」。こんな感じなのでそれをアピール出来たところで意味はねえよな。
もちろん結婚をしたことによりライフプランに変更は生じており、以前ほど突っ張ることは出来なくなった。8桁の借金を抱えた今となっては、「金なんか要らねえから現場で好きにさせろ」と言い過ぎることはできなくなり、生きていくため、借金を返すための必要最低限度の金は稼がないといけなくなった。我を引っ込めて給料が上がるなら、それを選ぶ事も必要になるわけだ。
ところがじゃあおとなしく出世を目指すのかと言えば、これが実は物理的に無理。ぬたりは高卒採用という元々のハンデがある上に(ぬたりの勤める会社は学閥こそないものの、学歴社会の名残はいまだにある)人事記録の瑕疵があるとなると、人並み以上の出世はもう物理的に無理。庶務担当という仕事柄、支所長の給与明細を見ることもあり、これだけ貰えれば借金返済それなりに楽になるなあ、と思いつつ、ぬたりがこれだけ貰えることは将来に渡って、まずないだろう。
故にそれなりのバランスを持って、人並みに仕事はしようとするけれども、自己アピールもしなけりゃ出世に繋がるようなことに力を一切注がない、というタイプの社員として生きている次第。

以上が、今日のネタの枕です(おい)。
そんな感じで「与えられた仕事はするけど、それ以外は1ミリたりとて手を動かさない」仕事に没頭する気怠い秋の午後、次長に声をかけられた。
「今年の人事面接やるから別室に来てね」
胃が痛ぇぇぇぇぇぇぇ!

ある程度出世を思い切れる程の楽天家なくせに、周りから何か言われるのは怖いくらいの小心者なんだい。
いや、面接は世間話で終始したがな。やさぐれ社員も楽じゃないわ(自業自得)
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