奇跡と、そしてハックルベリーの友達のそのあとに

本日のネタはフィクションです。実在の団体、個人、法律とはきっと関係がありません。



『ヤ○シタ』


怖いものなしで生きてきたと思ってたSinさんが
酒に酔った勢いで告白したことがある
実は20台の頃のこと　同じファンサイトに住んでいた
ヤ○シタって奴が　かなり怖かったということを

ヤ○シタは確か僕よりいくつか年上で
ファンサイトの管理人で　決していじめっこではなく
僕はふとむしろ逆に　Sinさんが議論を吹っ掛けまくった騒ぎと
ひたすらに叩くむろかつの書き込みを思い出していた

懐かしきかな論客時代の脇役たち
懐かしきかなワンパク時代の仇役たちよ

むろかつはまだ若く　声も鋭く手も早く
叩かれて凹みまくっていたSinさんも
みんな無邪気だったあの頃


実はそのあとネットを漂う用事があったので
本当に久し振りにあのサイトを訪ねてみた
特徴的なトップページはすこし狭くなってそこにあり
ヤ○シタの掲示板も相変わらずそこにあった

何気なくカキコをする振りで中をのぞいたら
すっかり寂れきって　まともな書き込みもなかったが
チャットにも入ったら　誰かが来た跡はあったが
掲示板もチャットも　僕を覚えていなかった

懐かしきかな論客時代のときめきよ
懐かしきかなワンパク時代のきらめきたちよ

論客も信者も管理人も今はなく
思い出だけが少しも歳を取らずに
袋小路に　うずくまっていた


こういう祝い方も、あるんじゃないかな？