フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

町の東北前橋へ 汽車にてゆけば十五分 群馬県庁所在の地 上野一の大都会(今は昔だなあ)

2012年06月26日 19時59分55秒 | 日記
いや、考えもなしに古本屋に入るとつい買っちゃうってわかってるんだけどなあ。



日曜日に福田繁雄回顧展行った時にふらりと立ち寄った古本屋で発見。ついつい保護しちゃった。
「駅 上州の鉄道」って本。奥付見ると初版本ですねこれ。まあこんな重箱の蓋の隅つつくような本(おい)に二刷三刷があるとも思えんが。
この本の発行は昭和54年。えっと、ぬたりが生まれる10年前だ(殴)

・・・しばらくそのままでお待ちください・・・

・・・ぬたりが5歳の時。上越新幹線もまだ開業していない(昭和57年開業)。だからまあ、昔の駅舎の姿が拝見できるわけで。群馬最大のターミナル駅、高崎駅は当時こんなでした。



何ですかこの重厚感。今も残ってれば、間違いなく「○○の駅百選(○○には「日本」とか「関東」とか)」に選ばれていたであろう立派なお姿。ちなみに今はこんな感じです。どこにでもある新幹線駅だわね。
ま、もちろん昔が何でもいい、という風にはぬたりも思っていない。特に新幹線はそういうものとは無縁のものだし、フル規格の新幹線を入れるとなれば、駅舎は勿論新しくせざるを得ない。それは常識。
まあ昔を懐かしんだり、昔から残っているものを「良い」と思う気持ちってのは、こうして変わっていってしまったものとの比較でしか感じることはできませんのでね。日本中の駅舎が昔のまま残っていたとしたら、誰が現存木造駅舎なぞありがたがるものか。

さてさて、実はぬたりはこの古い時代の高崎駅を憶えてはいない。何しろ8歳の時に上越新幹線に対応した駅舎に建て替わってますから無理もない。
でも群馬の街のもう一方の雄、前橋市の前橋駅は微妙に旧駅舎の覚えがある。もちろんこの本にも写真は載っている。


(・∀・)イイ!!
何とも良いではないですか。とんがり屋根が今見ると実にいい味出してる。ちなみに今はこんな感じだから、跡形もないね。尤も南口は古い駅舎の意匠を残そうと頑張ったみたい。こうして見比べると、悪くないね南口のデザイン。

関東地方では置いていかれてる感のある群馬だし、街並み自体も古くはある。だからターミナルや市街地の中心駅は兎も角、それ以外の駅は昔のまま残っているのが多い事がわかる。この本はもう30年以上前の群馬のあちこちの風景を切り取ったものだが、今でも基本変わらずに見られる風景はたくさんある。東京あたりでは、こうはいくまい。街並みなんか10年もあればガラッと変わる。

 
だってこのあたりは現在と見える風景が寸分違わないもの。
まあ、片方は某政党のおかげでダムの底に沈むのが先延べになったけどね(良いか悪いかはここでは言及しないが)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする