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また下がった購買力平価GDP、日本33位  文科系

2020年11月14日 11時41分29秒 | 国内政治・経済・社会問題

 国民1人当たり購買力平価GDPを、このブログでずっと問題にしてきた。先ほども、これで一つのエントリーを書いたばかりだが、今までの僕の論議は2018年のIMF統計数字で行ってきたもの。今調べたら2019年IMF統計資料が既に存在していた。日本は31位からまた33位に落ちている。18年度は日本31位で韓国32位だったが、とうとうこれが逆転したのである。韓国30位で、日本33位になった。台湾などはとっくに日本を抜かして、今や20位で。

 これでもって「景気は上向きが続いてきた」って、一体どんな景気だったのだろう。こんなところにも、日本政府得意の統計数改ざん、世論工作を感じざるを得ないのである。

 ちなみに、僕が見た統計数字では、各国数字の変遷(1990~2019年)のランは消してあった。日本も韓国も見られない。多分全部消したのだろう。つまり、どの国も見えぬようになっていた。誰が、どうやって消したのだろう。IMFのその表の説明には、「これこれの方法で推移が見られるからそうせよ」と書いてあるのに。ひょっとして、これも日本政府の国内向け工作? そりゃ、1995年辺りの日本は世界の3~5位からここまで落ちたって、政府は国民に知られたくないよな! なんせ「経済の安倍」だそうだから。なのに、自身最大の経済目標「インフレターゲット2%」が初めに約束した「2年内に」どころか、いつまで延ばしても実現できず、とうとう2%を消してしまったぐらいだから。

 つまり、95年辺りのように国民1人当たり購買力平価GDPが世界3~5位のままであったら、日本の男性結婚率も出生率も下がらず、小国化は免れていたろうという話。

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日本国最大の弱点を論議して・・・  文科系

2020年11月14日 10時38分05秒 | 国内政治・経済・社会問題

シン君、とおりすがり君へ。

 6日の拙エントリー「政府が隠す日本貧困化の証」に、反論コメントを書いてきたよね。とおりすがり君とは、こんな論議になった。

『 Unknown (とおりすが) 2020-11-11 15:21:09
三十年近くにわたって、世界最大の債権国なんだけど、文ちゃん論は、見ないフリだよね。

無知だ (文科系) 2020-11-11 19:22:25
 またまた、馬鹿だね。国とか企業とかの債権がどれだけ多くとも、どんどん増えている貧しい日本人若者についての上の悲しいエントリーを否定できたことには全くならないでしょ。
 それはちょうど、このことと同じ。GAFAの株式時価総額がどれだけ多くとも、アメリカの黒人が貧しく、中南部の白人からもかってない数の貧乏人がどんどん出ていること。これが国としてどんどん恥を強めている事にはかわりはないのだよね。
 君の論理だと、隣の人が大金持ちなら、自分がどれだけ貧乏で結婚など望めなくても、嬉しいって?? これ、ホントに、嬉しいの?』

 シン君と来たら、僕の1人当たり購買力平価GDP「日本31位」に対して、「日本国の総GDPが世界4位だぞ!」と反論してきた。これに「1人当たりがいくら金持ちでも、人口が少ない国は貧乏になるの?」と反論したら今度は、「上位は、原油国や小国ばかり」という反論だ。原油国や小国でも、1人当たり金持ち国は金持ち国にちがいないのに、それを否定できたつもりなのだ。これは国民1人当たり購買力平価GDPを、格差の問題などとごっちゃにしたりもして反論できたつもりなのだ。それで僕は、こう反論した。

『めちゃくちゃな文章 (文科系) 2020-11-13 20:31:24
 50歳になっても一度も結婚できないのかしないのか、そういう男性がとにかく4人に1人に近づいて居るという事実がある。その理由が、これだとは政府も認めていると著者は述べている。
『「収入の低い男性は結婚相手として選ばれにくい」という指摘は事実』
 かくして日本が、資料が残っている限り最速の小国化へ向かっているのだ。出生数そのものが史上最少になっているからね。
 こういう事実に対して、一体君は何を語ったの。例えば、嬉しいのか、悲しいのか。胸に手を当てて考えてごらん。めちゃくちゃな文章というだけでしょ。例によって、勝手なことをダラダラ書いてるだけ。』

 日本という国の評価についてとても大事な論点と僕は思っているから、改めて反論を付け加えておく。

   全体主義、権威主義政治かどうかは、その国の善悪にとって一つの大事な観点。中国は全体主義国だし、日本は「先進国としては、ソフトな全体主義国」である。そして、このことと同じほど国評価にとって大事な観点を僕はここで描いたつもりだ。
 購買力平価国民1人当たりGDPが世界5位ほどから31位へと、先進国では珍しいほどに急激に貧乏にもなって、格差も酷くなり、先進国アメリカと並んで相対的貧困者が多くなった国が日本だ。結婚相手に選んでもらえないほど貧乏な男性が増えすぎて、統計に残っていないほどの出生数減から、一路小国化に向かっている国でもある。望んでいても孫が持てずに、途絶える家がどんどん増えているということだろう。息子一人だけの家の四つに一つは子孫が途絶えてしまうわけだから。

 以上のことは、今の日本国最大の不幸、よって国に対する最大批判点の一つだと僕は考えるのだが、改めて、どうなのか。

・日本の購買力平価国民1人当たりGDPが、この25年ほどで世界5位前後から31位にまで落ちた。

・50歳まで一度も結婚したことがない男性が4人に1人に近づいている。

・日本の出生数は残っている統計史上最少で、今のままだと一路小国化に向かっていると言える。

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