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二つの式典の違いは、なぜ生まれたか?      只今

2011年08月09日 17時32分11秒 | Weblog
 今年のヒロシマとナガサキの平和祈念式典には明らかな違いがみられました。
 広島になく、長崎に印象的にみられた事項を列挙します。
 ★「被爆者合唱団」によって始まった式典。その司会は男女二人の高校生。

 ★市長の「平和宣言」中の原発に関して、
 広島市長は両論併記、
 長崎市長は、『人間の制御力過信していなかったか。脱原発の誓い』(朝日)
        『広島より踏み込む 事実上の脱原発宣言』(中日)
  ※遺族代表として献花したフクシマの馬場さんは、その平和宣言を聞き、“広島の平和宣言で言えなかった、原発に頼らな
   いというメッセージがうれしかった”(朝日)

 ★被爆者代表松尾さんは、親族5人を失った状況を訥々と訴え、
  最後に、“多くの人が放射能の恐怖にさらされています”とフクシマ原発に触れた。
 ★中学生・高校生を市が正式に招待。

 ●『広島では、委員会で原発に対する意見が割れたことで、宣言は両論併記型のものに落ち着いた。
   長崎では、原発事故直後の式典で明確なメッセージを打ち出さなければ、核廃絶の訴えも信用されなくなるという委員会の強
   い危機感があった』(中日)
   『長崎市長は、産業や市民生活への影響に対する議論がないとして〈脱原発〉に踏み込むことは慎重だったが、
    最終的には委員会での議論を経て〈二度とヒバクシャを生み出してはいけない〉との市民の声に背中を押された』(朝日)

  ※ いずれも被爆者や学識経験者で構成する起草(運営)委員会が、大きな役割を果した。
    長崎の委員会には、「大丈夫」と福島県下を回ったあの方もおられたが、
    『18人の起草委員の大半は脱原発を盛り込むよう求めた』(中日)
コメント (8)
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