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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

男は誰でもハードボイルド

2020-01-11 18:00:42 | 歌謡曲

負犬の唄 / 川谷拓三 (キャニオン)

昭和40年代以降の映画やテレビドラマの中で強い印象を残した俳優のひとりが、川谷拓三でした。

良く知られている様に、川谷拓三は東映の大部屋組からジワジワと伸びていき、まだまだスタアシステムが活きていたプログラムピクチャーでは、しぶとくも個性的な脇役を演じ、それは笑いも涙も、裏切りも絶望も、そして卑小な弱虫も、ベタベタに表現しながら、思わず共感せずにはいられないハードボイルドな男の世界を見せつけていた事を忘れていない皆様も大勢いらっしゃるはずです。

そして川谷拓三は、その演技同様、なかなか味わい深いレコードも幾枚か出しており、本日掲載したのは昭和51(1976)年に発売されたシングル盤なんですが、このA面収録曲こそが同時期にNET(現・テレビ朝日) 系列で放送されていた時代劇「必殺からくり人」の主題歌として人気も高い「負犬の唄」でして、その味わい深い歌の世界は、川谷拓三ならではっ!

とにかく一度聴いたら、もう一度、ど~しても聴きたくなる様な不思議な魅力をサイケおやじは感じております。

それは作詞:荒木一郎&作曲:平尾昌晃、そして編曲:竜崎孝路という、今では夢の強力スタッフから提供された哀切の歌謡曲で、実は曲タイトルの「唄」は「ブルース」と読ませているとおり、強いビートを伴ったミディアムテンポの曲調を誠実に節回す、まさに川谷拓三の芝居と演技を知っているほどに泣けてくる仕上がりなんですねぇ~~♪

湿っぽいフレーズを弾くギターやマンドリン、せつない音色のトランペットも効果抜群だと思います。

ちなみにこのシングル盤に収録されているのは当然ながら、テレビ放映で使われたバージョンとは異なり、そちらはショートバージョンの別テイクですし、劇伴用のインストバージョンも残されているんですが、個人的にはレコード化されたスタジオレコーディングバージョンをまずは聴いていただきというございます。

決して上手いとは言い難い川谷拓三の歌唱があればこそ、この楽曲も活きていると書けば贔屓の引き倒しになるかもしれませんが、それがあってこその成功作だとサイケおやじは思います。

ということで、ご存知のとおり、川谷拓三は平成7(1995)年末、肺癌を患い、その脂の乗り切った時期であった54歳にして鬼籍に入ってしまったのですが、その死の数日前まで、体調不良を隠してテレビの収録に臨んでいたという気迫にも、頭が下がる思いです。

そして死後、故人のメモリアル番組等々で俳優仲間や知人・友人から語られる人柄や仕事に対する諸々、そして紆余曲折のあれやこれやと等々は、本当に人間味溢れる、また人間であればこその生き様として、今もサイケおやじは忘れておりません。

もちろん、齢重ねた今でも、サイケおやじは迷い道ばかり……。

そして時折に口ずさみたくなるのが、この「負犬の唄」というわけです。

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この人だぁ~れ Prat-3

2020-01-10 17:54:09 | 歌謡曲

少女自身 / 久木田美弥 (RCA)

掲載したのは昨年、ネットオークションで大量シングル盤一括売りセットを落札した中にあった1枚で、もちろん、サイケおやじは全く知らない歌手によるレコードなんですが、A面収録の「少女自身」はマイナー調のアイドル系昭和歌謡曲としては、ヒットしていないと思われますが、なかなかの裏名作にも成り得る仕上がりと思いました。

うむ、流石は作詞:さいとう大三&作編曲:川口真が提供しただけの事はあるというか、歌詞の主題は少女から大人の女にさせてくれるのは、きっと貴男 ♪

みたいな、それがアイドル歌謡のひとつの典型だとしたら、8ビートでアップテンポの曲構成も、一応は頭サビでありながら、実はどこかしらサビよりも、そこへ繋がるパートにどっぷりと昭和歌謡曲を感じてしまうという、少なくとも OLD WAVE なサイケおやじの趣味性にはジャストミートしているんですねぇ~~♪

歌っている久木田美弥については、繰り返しますが、何も知るところはありませんが、履歴としてはテレビオーディション番組「スター誕生」を勝ち抜いてのデビューという事らしく、つまりはアイドル路線の王道派であったのでしょう。

このシングル盤の発売は昭和52(1977)年3月らしいので、この「少女自身」のイメージからして、山口百恵のフォロワーのひとりだったのかもしれません。

そう想えば、ジャケ写ポートレートのルックスにも山口百恵を連想させる要素を感じてしまうのですが、いかがなものでしょう。

しかし、サイケおやじの知る限り、久木田美弥がブレイクしたという事は無さそうですし、テレビでも接した記憶がありません。

ただし、それでも現在に至って、オンタイムで歌っていたレコードが再発見され、収録楽曲が何らかのインパクトを与えてくれるのですから、その文化的意義は捨て果てたものではありません。

ちなみに彼女の歌唱力にしても、同時期のアイドルの中では、なかなか上手くて、おそらくは数枚は出しているはずの他のレコードも聴いてみたい衝動が沸き上がっているほどです。

う~ん、今年もレコード探索の奥の細道は続きそうです (^^;

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案外に腰抜けだった奴の歌

2020-01-09 19:13:37 | 歌謡曲

ワル (泣くのはおよし) / 五十嵐夕紀 (東芝)

昨夜のカルロス・ゴーンの記者会見は世界中を呆れさせた事は明白ですが、サイケおやじを一番に驚かせたのは、その腰抜けぶりで、まさかあそこまで気の弱い人だとは思いませんでした。

なにしろ肝心な質問にも答えず、また我々が特に知りたがっている事を全く話さず、それが何なのかは充分に知っているはずなのに、中途半端に日本の司法制度を貶したり、日産の幹部連中を非難したりじゃ~、弱虫の自己弁護にしか聞こえないわけで、とても経済界で名を馳せた人物とも思えぬ有様は、哀れを誘うばかりです。

ど~にかそれは免れたものの、こりゃ~~感極まって泣きだすんじゃ~なかろうか……、とさえサイケおやじは思ったほどです。

もう少し、骨のある人物かと思っていたんですけどねぇ~~!?!?

そこで本日は、昭和53(1978)年秋に発売された五十嵐夕紀のシングル盤A面曲「ワル (泣くのはおよし)」を聴かずにいられない朝でした。

ご存知のとおり、彼女は清純派のアイドルとしてデビューし、芸能界の正統を歩んでいながら、決定的なヒット作が出せず、ついにはロマンポルノに出演して世間を騒がせたわけですが、その端緒となったのが、今にして思えば、この「ワル (泣くのはおよし)」だった様に思います。

それは作詞:松本隆&作編曲:都倉俊一が提供した疑似歌謡ロックとでも申しましょうか、ある時期の山口百恵の楽曲にも近い、つっぱり系の仕上がりではありますが、歌詞の中の主人公は男であり、つまりは女性シンガーに男の気持ちを歌わせるという、これは松本隆の得意技のひとつ!?!

しかし、その男はワルを気取っていながら、実は清純な小娘に絆されて、自らのイノセントな気持ちを隠す事に腐心する、そんなこんなの弱気な涙歌だと思うんですよ、サイケおやじには。

ところが都倉俊一の作編曲には強いビートが用いられ、キャッチーでマイナー調の歌謡メロディを彩るオーケストラのイケイケな雰囲気、カッコイイ~ィ極みのギターリフ、さらに上手い転調の用い方等々、当時の歌謡曲のゴッタ煮的汎用性が存分に作り込まれた傑作になっています。

そして五十嵐夕紀の歌いっぷりも、意図的な男っぽさが逆に女々しさを感じさせるという、決して上手いとは言い難い歌唱力が良い方向へ作用していますよ ♪♪~♪

結局、大きなヒットにはなりませんでしたが、ここでの転進が例のヘビメタ歌謡「バイ・バイ・ボーイ」へ辿り着くかと思えば、サイケおやじは、あらためて五十嵐夕紀が愛おしい ♪♪~♪

ということで、ここでの歌詞にもあるとおり、カルロス・ゴーンは「ワルにはなりきれない」半端者であったわけで、完全に拍子抜けさせられたというわけです。

もはやレバノンから死ぬまで出られない身の上であり、実は今回、逃走を手助けした人物が存在するのと同様、諸外国には保釈中に逃亡した奴を捕まえる賞金稼ぎみたいな仕事を生業にしている者も知られていますから、まだまだ今後は分かりません。

それても、ひとつだけ確実なのは、カルロス・ゴーンが恥を売ってしまったというです。

同情する気は全くありませんが、ガッカリした気分は拭いきれません。

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もう…、止めてくれっ!

2020-01-08 18:12:56 | Weblog

またまたイランとアメリカが衝突してしまいました……。

正直、懸念はしていても、やるとは思わなかった所為で、嫌な予感に満たされています。

この世に戦争ほど、くだらないものはありません。

速やかな事態の収拾を望んでいますが、どうにもならないのが現状か……!?

トランプ大統領は基本的に商売人だから、修羅場も引き際もわきまえていると思いたいです。

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悔しさと観念のサラダガール

2020-01-07 19:20:51 | 日本のロック

僕のサラダガール / GODIEGO (日本コロムビア)

最初に唯一度だけ聴いた瞬間に衝撃を受ける歌や演奏ってのは、音楽好きならば誰にでもある経験と思いますが、サイケおやじにとってのそのひとつが、本日掲載のシングル盤A面曲「僕のサラダガール」でありました。

ご存知のとおり、これは日本のロックバンドとしては驚異的な成功を収めたゴダイゴのデビュー曲として昭和51(1976)年4月に発売され、某化粧品メーカーのCMソングに使われていたもんですから、英語の歌詞でありながら、覚えやすいメロディの「サラ~グゥァ~ル」というリフレインは忽ち耳に馴染んでしまったわけですが、サイケおやじにとっては、うわぁ~~、やられたぁ~~~!?!

という気持ちに大きく心を支配されましたですねぇ~~~!?!

それは、これまでも度々書きましたが、その頃に入れてもらっていたバンドの活動において、サイケおやじも一丁前にオリジナル曲を作ろうと身の程知らずの悪戦苦闘を続けており、当然ながら自分が好きなビーチボーイズやウエストコーストロック等々の爽やか系コーラスを念頭に置いての作業だったんですが、結果は遅々して進まず……。

ですから、そんな煮詰まりの最中にラジオから流れてきた「Salad Girl」という、これぞっ!

当時のサイケおやじが作り出そうとしていたサウンドにジャストミートの歌と演奏だったんですねぇ~~♪

そして衝撃を受けつつも、諸々を探っていくと、演じているのはゴダイゴというグループとまでは直ぐに知れたんですが、まさか……、ゴダイゴが日本のバンドだったとはっ!?!

なにしろ、それは皆様ご推察のとおり、この「Salad Girl」は全篇が英語の歌詞で歌われ、しかもボーカル&コーラスの発音&発声が極めてホンモノに聞こえていたんですよ、サイケおやじにとっては!?!

そして速攻で問題(?)のレコードをゲットした現物が掲載のシングル盤だったわけですが、そこには曲タイトルが邦題で「僕のサラダガール」と記され、クレジットを確認してみると、作詞:奈良橋陽子&作曲:タケカワユキヒデとあり、もちろん当時のサイケおやじには馴染みの無い名前でありました。

しかし、ジャケ写に登場しているGODIEGO=ゴダイゴの面々の中に、元ゴールデン・カップスのミッキー吉野(key) の姿を認めては、流石と納得するばかり! もちろんゴダイゴのリーターでもあり、その頃のメンバーは他にタケカワユキヒデ(vo)、元チャコとヘルスエンジェルの浅野 孝已(g,vo)、その実弟の浅野良治(ds)、そして日米ハーフのスティーブ・フォックス(b,vo) という顔ぶれでした。

で、ゴダイゴ結成の経緯は、まずミッキー吉野がゴールデン・カップスを辞めた後に渡米して学んだバークリー音楽院でスティーブ・フォックスと知り合い、帰国後にミッキー吉野グルーブを組んで様々な活動をしている中でのタケカワユキヒデとのレコーディングが、そのスタートと云われています。

それでもサイケおやじは、今でもタケカワユキヒデの素性や履歴をほとんど知りません。

しかし、ゴダイゴの楽曲の主要なところを作曲していますし、そのメロディセンスの親しみ易い個性には感服するばかりですし、ボーカリストとしてもナチュラルな歌心が感じられて、決して嫌いではありません。

そこでこの「僕のサラダガール」は、穏やかな曲調で、演奏もシンプルなんですが、コーラスにビーチボーイズ風味があって、ニクイばかりです ♪♪~♪

繰り返しますが、メロディラインや演奏の雰囲気共々、サイケおやじが企図して果たせなかった歌と演奏が、「僕のサラダガール」の世界だったというわけです。

ということで、サイケおやじが作ろうとした楽曲なんて、何ひとつ……、完成させることが出来ずに、今日に至っているという次第です。

もちろん、自分の才能では、それが当然と自覚しつつも、悔しい思い出が「僕のサラダガール」です。

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嬉しいプレゼントの仕事始め

2020-01-06 20:14:44 | 歌謡曲

紙の船 c/w もう少しいるわ / 麻まにか (ポリドール)

本日は仕事始めという事で、あちらこちらへ挨拶に出向いて、どうにか1日を終えたんですが、嬉しかったのは、お年玉と申しましょうか、最近知己を得た某氏から掲載したシングル盤をプレゼントされた事です ♪♪~♪

正直、長い間、これが欲しくて、良い出会いを求めていたんですよっ!

なにしろ、歌っている「麻まにか」とは、「しばたはつみ」の旧芸名ですからねぇ~~、その存在は遍く歌謡曲ファンに膾炙していながら、なかなか状態の良いブツが中古市場に流通せず、出たとしても高値安定という……。

ですから、全くのお年玉には感謝と歓喜の二重奏でありました。

肝心の収録曲は、まずA面「紙の船」が作詞:岩谷時子&作曲:いずみたく、そして編曲:青木望が提供した正統派ムード歌謡で、実は初めて聴いたんですが、期待しすぎた所為もあってか、失礼ながら聊か普通っぽいスローな仕上がりで、後の「しばたはつみ」を知っているサイケおやじからすれば、ちょいと面白みに欠けると思うのは、バチアタリでしょうか。

ところが、作詞:ヒロコ・ムトー&作曲:大柿隆が提供のB面収録曲「もう少しいるわ」が、なかなか雰囲気良好のジャズ歌謡 ♪♪~♪

小谷充のアレンジも、ジョージ・シアリングが一世を風靡したムード系モダンジャズがド真ん中という感じで、ヴィブラフォンが好ましく効果的なんですねぇ~~♪

もちろん、一般的な歌謡曲のフィールドでは、これが発売された昭和46(1971)には、時代の要求からはズレていたと思いますし、このシングル盤の両面収録の2曲が共にヒットしていない現実があります。

そして、あくまでも結果論ではありますが、「しばたはつみ」が「麻まにか」だった頃に成功を摑むには、本格的なジャズボーカルの世界へ踏み込むのも、ひとつの方法だったかもしれません。

ただし、それじゃ~、大衆的な人気は得られないわけで、歌謡曲としてのヒットも無かったと思えば、「しばたはつみ」となってメジャーな活躍をやるようになっても、堂々とジャズっぽい歌を聴かせる時の正統派スイング感は、さもありなん!

ということで、嬉しいプレゼントで新年が明けたのは、素直に喜ばしいのです。

当然ながら、「お返し」の用意も早急に必要なれど、そこに「仕事」を絡める事は避けたい気持ちです。

それがサイケおやじの流儀と分かっていただける様に、とにかく誠意を尽くす所存であります。

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ストップモーションとニューミュージック

2020-01-05 17:25:44 | ニューミュージック

私のハートはストップモーション / 桑江知子 (SMS)

「ニューミュージック」という言葉によるジャンル分けは好きではありませんし、誰が何時頃から使い始めたのかも知りませんが、しかし個人的に、それを否定出来なくなったのは、昭和54(1979)年正月早々から流行り始めた本日掲載のシングル盤A面曲「私のハートはストップモーション」からでした。

と言うのも、実はこの歌は某化粧品メーカーのCMソングとして、曲タイトルになっている歌詞の一節が巷に流れまくり、そのサウンドの快適性は如何にも都会的!

つまり、それまでの歌謡曲まや歌謡ポップス、そして歌謡フォークをある意味で分かり易くしていた「泥臭さ」が排除されていたんですねぇ~~!?!

もちろん、同種のサウンドを持った楽曲は既にユーミンや加藤和彦、そして尾崎亜美やブレッド&バター等々のシンガーソングライター達が実践していたのですが、そこで作られていたレコードは主に若者世代の御用達であり、それなりに売り上げも伸びていたところから使われ始めたのが「ニューミュージック」という、まさに新種の歌謡曲を呼称する便利な言葉だったと、サイケおやじは思っています。

しかし、だからこそ、「ニューミュージック」をやっている歌手やグループがテレビの歌番組に出演する事は稀な状況だったところに出たのが、この「私のハートはストップモーション」だったという印象がサイケおやじにはあるのです。

特にシンセ多用のイントロから歌メロに入る瞬間のパートが半拍遅れ、所謂「裏」から歌い始める仕掛け(?)が、それまで歌謡曲や歌謡ポップスに親しんで来た視聴者には新鮮だったんじゃ~ないでしょうか。

既に述べたとおり、そのあたりのフィーリングは既に「ニューミュージック」のジャンルでは普通だったと思えば、「私のハートはストップモーション」のインパクトは絶大でした。

実際、これをカラオケで歌ってみると、イントロからの歌い出しが難しいんですよねぇ~~。なんか……、リズムが分からなくなるというか……。

ちなみに作曲は都倉俊一、編曲が萩田光雄というクレジットを確認すれば、意図的な「ニューミュージック」狙いに走った事は推察に易いと思うんですが、いかがなものでしょう。

しかも歌っている桑江知子が全くテレビ向きじゃ~ないというか、失礼ながら怖いほどの目線にクールな表情、そんなこんなの不愛想なイメージで

  あぁ~~、私のハァ~トはぁ~~

と、ゆったりした16ビートで歌い出すんですから、これはやっぱり、それまでの歌謡曲とは一線を画する印象を世間に与えたんじゃ~ないでしょうかねぇ~~♪

そして、これが所謂頭サビで、続く中間のパートが8ビートで曲調が歌謡曲保守本流の雰囲気へ戻すあたりも、なかなかに用意周到なのかもしれません。

というよりも、竜真知子の綴った歌詞が最初っからCMソング優先モードで、だからこそ頭サビに曲タイトル=キャッチコピーの「私のハートはストップモーション」を持って来る必要があったとしたら、後付けの部分に変化を与えるためにも、ビートのチェンジは有効なのでしょう。

つまり、ここに不思議な安心感が生まれている様な気がするんですよ。

う~ん、と我知らず唸ってしまうほど、実に凝った企画が功を奏したと思うばかりで、それは演奏パートにおいてもシンセ系キーボードを多用しつつも、エレキ&アコースティックの両方を使ったリズムギター、これまたエレピ&生ピアノの両刀使いが全体にアナログ的な優しさを感じさせるんですから、本当に素晴らしい仕上がりですねぇ~~♪

現在でも、ニューミュージックのスタンダート曲として人気が衰えないのも、ムベなるかな!

桑江知子のナチュラルな歌唱は、ニューミュージックのひとつの典型になっている気さえします。

ということで、ついに拙ブログでも「ニューミュージック」というジャンル分けを用いる事になりました。

冒頭述べたとおりの理由から、あえて今まで「歌謡曲」か「日本のロック」、あるいは「シンガーソングライター」に分類していた我が国の大衆音楽の中に「ニューミュージック」が入って来るのは時間の問題でありました。

元旦に記したとおり、サイケおやじの今年の目標は「素直」でありますから、無様な言い訳は恥の上塗り!

それを肝に銘じて、諸々これからも書き連ねていく所存でございます (__)

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司法が荒れ果てる前に

2020-01-04 19:33:52 | Weblog

本日は、お偉いさんのところへ年始回りさせていただいたのですが、何処でも集った面々との話題の中心は「カルロス・ゴーン海外逃亡事件」でありました。

もちろん、様々な意見が出た中にあっても、殊更弁護団の無責任・責任転嫁には皆が一様に呆れていて、サイケおやじも吝かではない気持ちどころか、憤りは高まるばかりでした。

確たる証は無い話なんですが、国内で相当に手引きした人物が複数いるらしく、しかもそのバカヤローは、かなり社会的な地位の高い者がいるらしいのですから、金の為なら何でもする弁護士、あるいは僻み根性に凝り固まった検察の連中、そして融通が利かない事を美徳と思い込んでいる裁判官諸氏の利己主義を手玉に取った事で、イイ気になっているとしたら、大間違い!

既に事態はヨルダン、トルコを相手にした国際問題に発展している現実を見つめて欲しいものです。

そう、金持ちならば何でも出来るという現在の司法制度なんて、国民は辟易させられるばかりでしょう。

速やかに断固とした処置、毅然とした態度を国家として見せていかないと、日本は世界からバカにされるのですから!

本日は怒りの嘆き節、ご容赦下さい。

でも、だまっちゃ~いられない気分というわけです。

失礼致しました (__)

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これで麗美が好きになった

2020-01-03 18:27:09 | ニューミュージック

青春のリグレット / 麗美 (日本コロムビア)

兄弟姉妹でデビューする芸能人の多さは皆様ご存知のとおり、そのどちらかが先に業界に入り、ふとしたきっかけから関係者の目に留まるという経緯は珍しくもないでしょう。

ですから、それなりに最初っから「七光り」とは似て非なる衝撃性が、デビューする本人には二律背反かもしれませんが、一般大衆にとっては、それだけで興味を惹かれるという、好奇心的ワクワク感が確かにあります。

本日掲載のシングル盤の主役たる麗美も、全くそのひとりで、なにしろ実姉が堀川まゆみですからねぇ~~♪

思い出してみれば、昭和59(1984)年元日にユーミンから提供された「愛にDESPERATE」をA面に入れたシングル盤を発売したのが麗美の公式デビューなんですが、サイケおやじは既に前年師走に関係者から件のサンプル盤を頂戴しており、その時に堀川まゆみの実妹!?!

という情報を得ていたので、相当にワクワクさせられたわけでして、それはサイケおやじが堀川まゆみのファンであったからに他なりません。

おぉ、すると麗美もナチュラルなセクシー路線だろうなぁ~~♪

とか、諸々の妄想が優先していたのは言うまでもありません。

ところが実際にデビュー曲「愛にDESPERATE」を聴いてみたら、声質はアニメ系だし、失礼ながら楽曲そのものもユーミンにしては聊か凡庸な気がして……。

おまけにルックスも丸顔の愛嬌系としか見えなかったので、こちらの思い込みが強すぎたという肩透かしだったのです。

ところが同年5月に2ndシングルとして発売された掲載盤A面曲「青春のリグレット」は最高でしたねぇ~~~♪

全篇でユーミン節が全開のミディアムテンポの曲メロに、なんとも自虐的な歌詞、特に

  私を許さないで 憎んでも覚えてて

という凄絶なフレーズは胸キュンのメロディにジャストミート♪♪~♪

しかも、それをピュアなアニメ系の声質で節回すのですから、せつなさがど~にもなりませんよっ!

これは皆様にも実際に聴いていただきたいわけですが、当然ながら、楽曲の出来の良さゆえにユーミン自身も翌年晩秋に出したアルバム「DA・DI・DA」でセルフカバーしており、それはそれでビートを強めた仕上がりが結果オーライというご意見もございましょうが、サイケおやじとしては最初に聴いた印象も含めて、圧倒的に麗美のバージョンが好きですし、願わくば松任谷正隆のアレンジも慎ましい麗美バージョンのカラオケで歌うユーミンの「青春のリグレット」を聴いてみたいと切望するばかりです。

ところが現実的には、これまたリアルタイムでは全く売れず、結果的に麗美は渡米して新境地を求め、以降の活躍は説明不要と思います。

ということで、サイケおやじは全くロリ趣味が無く、女性の好みもお姉さん系かメインなので、こ~ゆ~麗美のレコードは本来ゲットする気は無いはずが、例外として彼女の様々な音源を蒐集してしまったのは偏に、この「青春のリグレット」にシビレてしまったからです。

正直、それで全く後悔していません!

最後になりましたが、どういう経緯でユーミンが麗美のバックアップをしていたのかは知る由もありません。なにしろ松任谷正隆と一緒にLP3枚の制作に関わっているんですよっ!

そんなミステリも、サイケおやじの好むところであります。

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青春懐古ファンタジー

2020-01-02 19:19:47 | 歌謡曲

ファンタジー / 岩崎宏美 (ビクター)

日本の正月の吉例のひとつの年賀状も近年は様変わりして、デジタルのメールも増えた事は時代の流れでしょう。

サイケおやじにも、そ~した年賀メールが届く様になり、今年は昔のバンド仲間から、その頃に遊びで録音していた音源のファイルが添付された「お年玉」がありました。

なんでも昨年末に断捨離の大掃除をやった時に発見した昔のカセットの中に入っていたそうで、総計時間が90分近くあるんですが、やっぱり今になって聴いていると、あまりにド下手な自分のプレイに呆れ果て、額に汗が滲みまくりです (^^;

しかし、やっぱり懐かしくも楽しかった思い出も蘇り、だからこそ「お年玉」と書いてしまった次第です。

で、その中にあったひとつが、岩崎宏美が昭和51(1976)年新春に発売するや忽ち大ヒットさせた本日掲載のシングル盤A面曲「ファンタジー」でして、当時入れてもらっていたバンドはドゥービー・ブラザーズのコピーをやっていたので、ここで聴かれるイントロのギターカッティングやアップテンポのリズムの使い方等々が、なかなか面白かったんですねぇ~~。

あくまでも「遊びと割り切って」、なぁ~んていう言い訳も弄しながら、実は楽しかったんですよ、そんな事をやるのがねぇ~~♪

同様の事は平山三紀の「真夜中のエンジェル・ベイビー」でも、やっていましたですよ ♪♪~♪

もちろん、この「ファンタジー」も「真夜中のエンジェル・ベイビー」も作編曲は筒美京平!

とにかくイントロのギターカッティングが、モロって事は聴けば一発でしょう。

ただし、「ファンタジー」におけるリズムカッティングはドゥービーズというよりも、EW&Fのアル・マッケイに代表されるファンキーなソウルっぽさに進化(?)していて、益々難しくなっているんですが、一緒にやっていた後輩がギターカッティングの名手だったんで、サイケおやじはそのパートをスルーし、お気楽にテキトーなソロパートやオカズのリフをやらせてもらっていながら、タイム感がズレまくりで……。

う~ん、流石にレコードで聴けるカラオケは超一流のプロが演じているだけに間然する事がありません。

曲の構成にしても、転調が2回ありながら、コーラスやストリングスのメロディフレーズはその度に違うものに変わっていきますし、阿久悠が綴った歌詞を途中で早口言葉の様に節回さなければならないんですから、岩崎宏美の歌唱力も流石の一言!

ここまで難しい楽曲をすんなりと聴かせてしまうあたりは、やはり並みのアイドルではありませんでしたし、テレビ出演やライブステージでは、さらにテンポアップしてノリノリで演じていたのが当時の岩崎宏美だったんですが、おそらくは17才ぐらいだったはずですから、恐るべき天才です。

また、声の魅力も絶大で、実は何度も聴いていて気がついたんですが、今となっては岩崎宏美はハイトーンボイスが素晴らしいという印象も、この頃はアルトボイスっぽい声質で、音域もそれほど広くないんじゃ~なかろうか……?

多分、1オクターブ程度で、この「ファンタジー」を歌っているんですから、やっぱり天才ですねぇ~~♪

ということで、過去を懐かしむ姿勢からは今年も抜け出せないサイケおやじではありますが、まずまず穏やかな正月を過ごせれば、それで御の字 ♪♪~♪

あらためまして、本年もよろしくお願い申し上げます (__)

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