OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

岸ユキの歌はクセになる♪

2013-05-28 16:15:35 | 歌謡曲

すみれ咲く頃 / 岸ユキ (テイチク)

俳優にとっての所謂当たり役は両刃の剣!

それはひとつの間違いのない現実であって、例えば本日の主役たる岸ユキであれば、爆発的なヒットになったスボ根ドラマ「サインはV(昭和44~45年・TBS)」のキャプテン=松原かおりのイメージが絶対的でしょう。

なにしろ岡田可愛、范文雀、中山麻里といった個性的な美女ヒロインが毎週熱いドラマとサービス満点の演技を披露してくれる中にあって、やはり自然と目を奪われるのが男子の本懐の如き存在感で魅せていた岸ユキでありました。

つまり役柄では大人のイメージでありながら、抜群のスタイルとナチュラルに華やかな振る舞い、それでいて快活でボーイッシュなイメージは絶妙でしたねぇ~♪

もちろんドラマのひとつのウリであったブルマー姿では、しなやかに伸びる美脚とヒップからのラインの美しさは、レギュラー出演者中では最高だったと思います♪♪~♪

そこでど~しても、我々は彼女に接する時、「サインはV」を払拭出来ないわけですが、実は岸ユキは歌って踊れる歌謡スタアを目指していた事を後に知ってみると、中古屋巡りで遭遇する彼女のレコードには、なかなか刺激を受けるブツが少なくありません。

本日掲載のシングル盤は当然ながら「ジャケ買い」趣味も強い1枚であり、言い難い欲望を抑えきれないムチムチした肢体が結果オーライ♪♪~♪

しかも聞かせてくれるA面曲「すみれ咲く頃」が発売された昭和44(1969)年5月のムードも色濃い、エレキ歌謡の変化球とでも申しましょうか、どこからしらシタールの音色に近いギターやマンドリンの響きがサイケデリックな雰囲気でありながら、微妙な中華メロディが滲む曲展開が哀愁を誘ってくれるんですねぇ~♪

ちなみに作詞:タマイチコ、作曲:中州朗、そして編曲:荒木圭男という制作陣がどこまで狙っていたかは知る由もありませんが、岸ユキのねちっこいコブシの歌い回しが耳に残ってしまうかぎり、これは「幻の名盤」認定も不可避ではありません。

まあ、そこまで思い込んでしまうのは、例によってサイケおやじの「悪いムシ」ってやつかもしれませんが、こういう歌は疑似「お色気路線」であり、それが前述「サインはV」出演以前に作られていたのですから、侮れません。

そして実際、後にはそれがモロに出た幾つかのレコードも発売されるのですから、本人のヤル気はガチンコだったと思いますが……。

ご存じのとおり、結果的に歌手としてのブレイクは果たせず、しかし不滅となった岸ユキの快活なイメージは現在、農業関係の仕事をやっているというテレビ番組出演にも納得出来るものがありますねぇ~~♪

ということで、これが虜になると抜け出せないのが岸ユキの歌の世界です。

果たして何枚のレコードを出したのかさえ、サイケおやじは知らないのですが、見つけたら即ゲットの対象には絶対!

残念ながら持ちネタが少ないので、小出しではありますが、ご紹介は続けていく所存です。

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8 コメント

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ケンちゃんシリーズに (セブン)
2013-05-28 18:55:10
岸さんはよく出てましたっけ。
我々の世代には優しいお姉さんという感じですな。

最近知って記憶にはないのですが、同じスポ根バレードラマで71年にワンツーアタックとその続編のレッツゴーミュンヘンというのにも岸さんは出ていて、そこには中山麻里や田中真理、レインボーマンのヨシエさんやロリータ(皆川妙子)ゼロワン小林夕岐子など錚々たる顔ぶれだったりするので、ぜひ観てみたいと思いました。

ちなみに主役は大田黒久美という人みたいです。、
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岸さん (トモアキーニ)
2013-05-28 20:26:49
僕が中3の頃(1975年)にNHK教育(ETV)で、今の「日曜美術館」のような美術の番組があって、彼女は司会をしていました。
その時見た内容は印象派の特集だったのですが、この番組がキッカケでちょっと油絵に興味を持った次第です。
岸ユキさんの爽やか笑顔がとても印象に残っています。

確か岸ユキさんだったと思うのですが。。。。
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懐かしのスポ根ドラマ (サイケおやじ)
2013-05-29 07:14:56
☆セブン様
コメント感謝です。

ありましたですねぇ~、「ワンツーアタック」♪♪~♪
確かヒロインは背が低いところから、ほとんどSFっぽい技を出していたような記憶があります。
しかし出演者は本当に素敵で、個人的には皆川妙子が高得点でした。

もちろん全話は観ていませんでしたから、復刻が望まれますねっ!
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岸ユキに会いたい (サイケおやじ)
2013-05-29 07:17:40
☆トモアキーニ様
コメント感謝です。

岸ユキは美術方面の才能はあるみたいですよ。
確か油絵の展覧会に出品した芸能ニュースに接したこともあります。
それと司会も上手いんですよねぇ~♪

何時かは旅の番組あたりで登場してくれないかなぁ~。
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西野バレエ団? (毎日がYukiYuki)
2013-05-29 10:14:01
岸ユキ さんは1964年、西野バレエ団に入団し所属も西野バレエ団になってます。
これには驚きましたが。
以下、シングルを羅列しておきます。
「ペロペロ・キャンディー」「星をさがして」テイチクレコード A-4、1968年6月
「恋はシャララで」「あなたのことだけ」テイチクレコード A-10、1968年10月
「すみれ咲く頃」「誰もいない湖」テイチクレコード A-19、1969年5月
「空は知ってる」「涙の旅行」テイチクレコード A-30、1969年9月
「愛の芽ばえ」「恋をしてるから」テイチクレコード A-35、1969年12月
「青春山脈」「ラ・ムール」テイチクレコード A-49、1970年
「めまい(眩暈)」「傷つく前にさよならを」テイチクレコード A-59、1970年8月5日
「あなたは女の子」「恋の鍵」テイチクレコード A-61、1970年10月5日
「男っぽい女の子のうた」「マーチ・アモーレ」テイチクレコード A-78、1971年10月
「好きなら待って」「シンデレラの足音」ポリドールレコード 、1974年1月
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ありがとうございます (サイケおやじ)
2013-05-29 15:23:38
☆毎日がYukiYuki様
コメント&ご紹介、感謝です。

やっぱりシングル盤だけでも、かなり出しているんですねぇ~。
本気でコンプリートしそうな自分が怖いですよ(自嘲)。
LPとかも出ていれば、絶対に欲しいと念願しているのですが……。

それと西野バレエ団所属という話は以前にテレビで本人が語っていた記憶がありますし、彼女のレ・ガールズっぽいパフォーマンスも見たいものですねぇ~♪
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Unknown (毎日がYukiYuki)
2013-05-30 13:18:46
更に岸ユキについて調べて見ました。

父親は日本画家の山田皓斉。
画家としての才もあり、二科展入選の実績がある。1984年に初めて個展を開き、以後もしばしば個展を開いている。

アルバムとしては出てないようですねぇ。
現在聴ける音は以下のものしかありませんでした。
私としては、チャールストンがノリがよく、軽くて大好きです。
歌唱力を知るには十分であると思います。


好きなら待って
1974年(昭和49年)2月発売/作詞・曲:浜口庫之助 /編曲:森岡賢一郎 /片面:シンデレラの足音
http://www.youtube.com/watch?v=Us3M5XHdJpg

片想いのチャールストン
1972年5月 / A-82 / テイチク / 落合武司 / 小坂務
http://www.youtube.com/watch?v=uWiu-VAYfzg

めまい(眩暈)
1970年8月5日 / A-59 / テイチク / 藤本卓也 / 小谷充
http://www.youtube.com/watch?v=FYbbDYI6k3A

傷つく前にさよならを
1970年8月5日 / A-59 / テイチク / 伊藤あきら / 藤本卓也 / 小谷充 「めまい(眩暈)」B面。
http://www.youtube.com/watch?v=InlLjwKSVQk
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多彩な才能開花 (サイケおやじ)
2013-05-30 15:35:47
☆毎日がYukiYuki様
またまたの嬉しいご紹介、感謝感激です。

まず「片想いのチャールストン」はジャケ無しのサンプル盤だけ持っていますので、素敵なジャケ写を見てしまうと、ますます完パケ盤が欲しいですねぇ~♪

それと「めまい」は本当にお色気路線で、大好きです。

岸ユキもコンプリートな復刻が望まれますねぇ~♪
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