松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

のどかな日本海を漂う、不思議な海鳥。

2015-05-26 10:07:03 | 日記・エッセイ・コラム

 しこたま天気が良いので、泳いでいる人がいないかと海へ行ってみた。

 やっぱりというか、気の早い若者がダッシュして飛び込んでいく。しかし思ったより冷たいようだ。それはそうだ。まだ2か月早い。若い親子も水遊び、しようと近寄るがまだ海に入る勇気はない。

 そういうのどかな風景に似合わない大型の鳥が浮かんでいる。その前から妙な機械音が気になっていた。遠くにタンカーが航行しているが、その音は聞こえるはずがない。

  

 この海鳥は、オオハクチョウほどもあるが、白鳥にしては黒い。普通海で見る鳥はカモメ程度の大きさだ。ウミウならでかい方だ。これはそれよりずっと大きい。そして付かず離れず、不自然なほど静かに真っ直ぐに、歩く速さで南へ進む。

 首をごくたまに動かすくらいで、張りぼてかと疑ってしまうほどだ。まさか北朝鮮から来たのではあるまいな。それとも沿岸を見張る新手の「海鳥型探査機」か。その辺の深さは、人の背丈ほどだから、下に潜水艦はいない。非常に、あとで考えて、気になる動きだった。

 そうやって、のどかな日本海に突如、災難が起こるのかも知れない。

 今日は、秋田県が定めた「県民防災の日」。男鹿の加茂青砂で、波に飲まれた小学生たちを想って、9時にサイレンが鳴った。

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