口裂け女の怪

　妻は最近ＮＨＫを見ていることがある。相撲が終わって６時を過ぎても、そのまま見ている。ていうか、うつらうつらしているだけなんだけど。
　今日は９時からＢＳで「口裂け女」をやるよ。と言ったら、珍しく「ほ～お」と乗って来た。なのに、あの日は早く寝てしまって、見逃した。それで内容を伝えてあげようと再生してみた。結構、興味深い話だった。

　あれは岐阜の、とある小学校から始まった。時は１９７９年。そこは美川憲一の「柳瀬ブルース」の舞台である「柳瀬商店街」がある。ここはアパレル産業の一大産地として、全国から仕入れにやってくる街だった。土産話に「口裂け女」の話を仕入れ、地方に帰って行く。そこへ地元のＤＪが絡んで、尾ひれの付いたハガキを読んで、さらに複雑なストーリーが出来上がっていった。そのＤＪは、かの有名な「金太の大冒険」の、つボイノリオさん。　♪金太守って　キンタマモッテ　金太　守って・・。ＮＨＫが、流したよ。

　日本列島の絵が岐阜から段々西日本へ全国へと塗られていく。たった一つ、宮城県が残った。空白地帯だ。ていふことは、宮城県人は知らないの？独立国家みたいだな。

　話変わって、自転車で出掛けると、まず自販機に寄って飲み物を調達する。夏物が消えて、今はファンタぐらいしか飲みたいものがない。コーヒーはダメでしょ。すると半分以上消える。スポーツ飲料でもないしな。やっぱりファンタグレープか。

　或る日、何気なく缶の栄養成分を見て驚いた。ナニ？　エネルギーが４０ｋカロリー！／１００ｍｌ当たり。じゃあ３００ｍｌの缶で１２０ｋｃａｌ。すげえな、うわさに聞いてはいたけど。こんなもんなんだね、甘いヤツは。小さめのおにぎりくらいある。な～るほどね。

　出掛けない日でも、食事の中間は何か物足りないし、のどが渇く。カップにキビ砂糖を入れて水を注ぐ。ん～。あと炭酸が入れば一丁上がりじゃないか。

　弱っている時は、間食すると肝心の食事で進まなくなる。これは、いい手だ。こうやって、ひとは太るのか。