テレビシャカイ実験あすなろラボ、ためになる番組です、間違いなく。
小学生を持つお母さん方が生徒さんです。なやみの多くに対する答えは
実は「姿勢」にありました。落ち着きがない、勉強が長続きしない、集中力がない、
大きい声が出ない、すべて姿勢が悪いからです。姿勢がいい不良を見たことが
ありますか?。確かに、背筋がピンとした不良は見たことがない。
姿勢がいいと、長い時間机に座っていられるし、じっと前を向いて先生のいうことを
聞いていられる。発声も楽だ。
林先生は人間の進化の過程から、このことを説明してくれました。前のめりで歩くサル
の姿勢では確かに「脳容積」の増大は見込めません。だから、ヒトになるまでの
3歳から10歳までのしつけが大事で、それは姿勢で、まっすぐ背骨の上に頭が
乗っているから、脳は大きくなれたのだ。
いやあ気が付かなかった。大人は確かに、姿勢に関してはうるさかった。
軍隊式にピシッとしていなきゃ、気が済まないのかと漠然と思っていた。そうじゃ
なかったんだ。ちゃんと根拠があったんだ。
林先生はお母さん方の姿勢を見て、子供のしつけができていないことを見抜いて
いました。ズバリあなた方母親が悪いと言われて反発しないわけがない。反論も
いろいろ出てきた。今はゲームもやらなきゃ仲間の話題に入っていかれない。
そういう時代なのだ、と時代のせいにしたり。正論が腹立たしく聞こえる場合もある。
でもおおむね、確かに思い当たることもあったと答えていた。
子供を育てたことのない林先生に対して、言いたいこともあったようだ。
授業を終わっての感想:母親って大変ですよね。人間生んじゃったんですからね。
(だから)決定的に勝てないところがある。その割にはよく聞いてくれたなあ、と
感謝しています。
専門以外のことにも明るい林先生は、ただ者ではなかった。教育者としてかなりの
レベルにある。おれなんかが評価を下すのは恐れ多いけど。
ひとり、先生のおっしゃることが頭に入ってこないとぬかしたお母さんがいた。
あれもかなりの人物だ。モンスターになり得る素材だ。あれだけ分かりやすくて
そう言うかと、にくくなるほどに。
いいねえ、林先生自身はもうブームは終わりに近いというが、なんの。
いつやるか、今でしょ。政治家まで使うようになったらそれは終わりを意味する
そうだ。いやいや、キャッチフレーズがなしでも、充分楽しめるもったいない
キャラクターを持っている。社会実験でなく、普通に授業が聞きたい。
掛け持ちは大変だろうから、一度休職してテレビに専念してくれないかなあ。
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