BS11でイ・ビョンホンの「オールイン」が始まった。こういうのは見逃さない。そのために毎朝、新聞の番組表を眺めている。
いきなり思い出した。バックに流れるテーマ曲。悲しい歌だ。マイナーで美しい曲だからだろうか。それにしても、なぜかつらくなる。そんな時期だったかな。
2004~2005年にNHKBSで放送していた。と言うことは能代から男鹿に転勤した頃だ。多分、あの校長のせいだ。知らない校長では無かった。高校の1年先輩。しかも同じ同好会。その名は奇術同好会。
手品もやったが、山の下の秋田大学にも顔を出して、ついでに催眠術も学んだ。結構、年下の子に掛けたもんだ。あれで暗示の効果というものを学んだ。
さてその校長だが。くせ者だった。教育委員会の回し者だった。それ自体は、非難するような事じゃない。問題は、やり方だった。教務主任をみんなの前で、つるし上げるのだった。指導のつもりだったのかな。それにしては「公開処刑」に近かったな。
もうひとつ。弱気な若い先生を精神病院送りにした。そして復帰の邪魔をした。何度か事務職員のオレが病院に通って、本人と話しをした。至って正常な人間だった。しかし校長の言い分が通った。復帰は敵わなかった。
部室の問題でも事務と揉めた。当時から花の部活だった「なまはげ太鼓部」の部室をどこに移すか、と言った問題があった。
イライラしてオレに食ってかかるのだった。「この野郎」とか事務室の面々を前に、ヤクザのような言葉を吐くのだった。皆、ビックリしていた。
うちの家庭に問題は無かったはずだし。おそらくあの印象が強いのだろう。暗い時代だったなあ。オレにとっては。