天気がいいので、サスケが何度も外出のおねだりをする。風は無いが、気温は低い。こうしていても始まらんなあ。オレの散歩に付き合えとも言えないし。
県立博物館は散歩にも便利。お金を持たなくても入れるし、ロビーは広くてソファーもたくさんある。
まずは受付嬢に挨拶して、正面ロビーのひな人形から行くか。
八橋人形は土人形で、素朴な感じが年齢と共に好きになった。地元の財産だと思う。
押絵雛の裏側を見たことが無かったので。反対側から覗いた。
何にも無い。のっぺらぼう。ま、当たり前と言えば、当たり前。
それから「大こうぶつ展」に入る。1個づつ、じっくり鑑賞している若そうな女性が前に居た。
仁王立ちした、デッカい水晶。おまけのタマタマも付いているでよ。あの子がじっくり見ている。古代人の棍棒信仰が良く分かる。多分、今のオレと同じ気持ち。面倒くさいので追い越して次に行く。
冬の寒い、平日だが。ぽつり、ぽつりと人は居る。あと若いカップルが入って来て。荷物が重そうだった。まるで逃避行のように見えた。
受付でロッカーの場所を聞く。したらロッカーに入らないので、受付で預かってもらっていた。もしかしてオレと同じ、駅から歩いて来たか。それともタクシー。一見して、旅行者と分かる。
めのうで出来た珪化木。これは見た事無い。お見事。アメリカ製。
水晶で覆った「花瓶」。贅沢感が出ています。
さて本題の菅江真澄に行こう。真澄が「秋田八景」を描いた絵があるという。それは初耳だ。一体、どこがランクインしているのだろう。オレの行った事のある場所かなあ。
残念なことに、全く期待はずれでした。なんと県南、湯沢方面の八カ所でした。
そのうちのナンバー2。院内銀山。院内は真澄によると、アイヌ語のイナヰだと言う。
小関寒水には、遊女こせきの墓誌石があって。こせきを水神として斎っているという。
NHKBSがつまらない。1本に減ったのに、ほとんど見るべきものが無い。再放送でごまかしている。だから読書が進む、進む。
これ以上、頭良くなったら、困るワ。
早くシーズンが始まって欲しい。