とうとう、TVにも飽きて。書物を読み始めました。
女子高校生だった陽子が麒麟によって、いきなり慶国の王に指名され。あっちの世界に行くところから始まる物語。NHKのアニメで見て、のめり込みました。
ビデオに録って、繰り返し見ました。しかしそれは磁気テープの時代の事。いまさらデッキを持ち出して、テープを探す気にはなりません。
で、「月の影 影の海」を読み始めています。本というヤツは、とっても楽です。ここでちょっと感傷に浸って休憩したい。って時、自由に放り投げて置ける。マイペースでいける。
おっといけねえ。寝てしまった。
それで気になる事象が発生しました。
陽子の体に憑依して、剣を自由に操れる使令である「ジョウユウ」
この名前、聞き覚えありませんか。1巻目に出て来て、ずっと漢字が当てはめられませんでした。気になっていました。
下巻でようやく漢字が登場しました。
それは「冗祐」だった。ああ、きっと。当てつけに違いないと思いました。冗談の冗が入っているし。
違いました。地下鉄サリンが28年前。この本はそれより4年は早く出版されていました。
でも今となっては上祐という名前を知ったのがいつのことだったか。
あー言えば上祐。懐かしい響き。
この十二国記という話。情景描写がしつこい。いつまで経っても、次に行かない。それに耐えて、耐えて。ホッとする瞬間が訪れる。
そこが、いいんだろう。