松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

「光る君へ」の脇役が意外に楽しい

2024-05-28 11:38:55 | 日記・エッセイ・コラム
 NHK大河ドラマを、紫式部だから見ようと思った。でもあまり気が進まなかった。主役がどうしてあの子なの?と思ったからだ。何て言ったかな。よした・・。よした方がいい。分かりました。そのくらい薄かった。
 次に、見始めたものの、登場人物がほぼ全員「藤原」。さっぱり関係が入って来ない。これで内容を鑑賞できるのか。あるようで「ないよう」な筋書き。

 それに輪を掛けるセリフの強弱の強さ。ダイナミック・レンジが広過ぎて。いくらボリュームを上げても聞き取れない。安いテレビで見ているから。

 それらを超越して見続けられるのは、一体なんだろう。

 一つは道長の容姿。柄本佑が男前過ぎる。斜めに切れ上がった目が、平安貴族に似合い過ぎる。あんないい男だったんだ。

 それと今話題になっているロバート秋山。脚本の大石静が狙っていたらしい。素晴らしい洞察力。しかもその上を行く演技。全部のセリフが聞き取れるわけではないが、楽しい。

 そして清少納言のファーストサマーウイカ。役を楽しんでいるとしか思えないハマリぶり。ちょっと悪ガキ風なところが出ていて素晴らしい。バラエティの顔しか知らなかったので、ビックリしている。顔も平安顔にしか見えなくなった。

 そうやって我慢して見続けて。ようやく道長の時代が来た。ホッと一息。

 録画したものを、新鮮なうちに再生する。この時間は最初から最後まで、飛ばし見しないで聞き流す。特に終わってからのうんちく。背景となった場所を紹介する小話で「へえ~」って思うことが多い。

 写真は復活した北前船。2012年、秋田港に寄港。
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