このね。言葉が変なのよ。法の精神は問題ない。弱い立場の人間を救う事が出来る。その事じゃなくて。
熟語として、変だと思う。何にでも、頭に「不」を付ければ否定の意味になるだろうよ、それは。そういう言葉を新しく作ってもいいのか? 法律だからって。変でしょう。
法律の文言って、わざと難しく書いてるとしか思えない。それが一流の証だと思っているフシがある。そんなの「文学的」でも無いし、美しくも無い。ましてや機能的でもない。
なんで素直に「同意の無い性交罪」としないのか。熟語でなくたっていいだろう。まさか、熟語でなくちゃ法律で使えないのか。
国語を、真面目に勉強した者として「不同意」は、すごく不快で、語呂の悪い熟語だと思う。ただ、それだけ。
ついでに思い出したんだけど。よくインタビューされて、何かを褒められて、「ありがとうございます」と答えるんだよ。たいがいの人は。
例えば、取材が来て、使っている食器について、こう言ったとしよう。「いい趣味してますね」と言われたとしよう。「ありがとうございます」って答えるんですよ。それは「同意」したってことでしょ。その通りです、と言ったも同然。
日本人なら「そんな事、ありません」。或いは、素材について「そうですか、実はね」と更に補足してもいい。
褒められて、当然だと思っている証拠なんですね、実は。
あれが、奥ゆかしくなくて、不快だ。
どうでも良かったね。ゴメンね。