松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

快晴のお葬式

2022-03-08 16:35:06 | 日記・エッセイ・コラム
 一族で最長老の伯父を送って来た。いい天気だ。弟である父が亡くなったのが震災の年。だから、それから11年長生きした。あと数年で数え歳100歳。喪主が挨拶で言う。これから親孝行しようと思ったのに(秋田弁で)。もう20年で世界記録を、惜しくも逃した。挨拶は簡単に、これから3時間半かかって述べると言って、そういう話をする喪主なんです。

 家族葬だから許されるのだろうけど、ま前代未聞の喪主あいさつだった。伯父は天理教。初めてではないが、今回も面食らった。祭壇は神道に似ていて、玉串奉奠を全員がやる。その後、2礼・4拍手・拝礼・4拍手・1礼みたいな。
 「低頭」の時間が思ったより長くて、まだかなと不安になって、横目で見ると、まだ皆あたまを下げていた。これは「モグラ叩き」状態か。
 最後に合唱がある。定価250円の教科書が配られる。「みみぐらうた」不思議な歌だなと調べたら「みかぐらうた」だった。「み」の次が「、」だったから「みみ」かと思った。この不思議な音階は、ついていけない。全ページ「ひらがな」だけど、難解で意味が分からない。これ、まさか最後まで?と、息絶え絶えに思ったら、2ページで終わった。
 トータルで1時間以内。祭主のお二人は、後片付けがあるので、めいめい解散。出口にあった紙袋が大きくてビックリした。中から出て来る、出て来る。会食をしなかった分の料理が3段。お菓子にお菓子に、昆布に海苔に稲庭うどん。食べきれませ~ん。いとこのお兄ちゃん、やり過ぎだよコレ。冗談もほどほどにしなさい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする