松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

奈曽の白滝を、味わう。

2020-08-20 09:18:48 | 日記・エッセイ・コラム
 元滝へ行く前、昼食をとった。そこは小滝集落のドライブインで、印象は全く違う。横文字が似合わない、風情のある昔からの食堂だ。

 前には、チョウクライロ舞という国指定重要無形民俗文化財の金峰神社があり、横に奈曽川が流れ落ちる滝つぼが見えるという、つまり奈曽の白滝を見下ろす場所に建っている。


 当然、水の音が大きなBGMとなり、うっそうと繁った竹やぶから涼しい空気が入ってくる。ゆえに、座敷の奥の直射を避けた場所がベストポジションとなる。

 言い遅れましたが、エアコンはありません。ただ鳥海山1合目であり、滝のそばという立地から、夏場も必要ないのです。



 そこでさあ頂きましょうとなった段階で、ハエの突然変異かと思うほど大きなやつが入って来て、次にアブがブンブン飛び回り、床にはアリさん。

 優雅に、風と水音を楽しんでいる場合ではありません。皆、飲めや歌えの大騒ぎ。まったく。こんなことで何を動揺するんですか。ここは大自然ですよ。
 とは言いませんでしたが、わたくしは一人、冷やし中華に集中するので御座います。
 一緒に騒いだら、味が分かりません。分かるか。



 この集落は義母の実家でもあり、食べ終わったら厨房の中に声を掛け、これが娘で御座いますと自慢するのでしたが。くたびれた60過ぎの娘じゃあね。 若い頃は義母同様、美人だったんですがね。今は30年前のビデオで娘から、ママ美人だあと言われて喜んでいます。身内の事は、まあいいか。



 750円の冷やし中華は、ボリュームがあって、酸味が効いて、パイナップルとラッキョウが甘かったです。鳥海ラーメンが一番のおすすめです。
コメント
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