松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

甘酒を造る

2019-01-19 12:19:35 | 日記・エッセイ・コラム

 この冬、何かを忘れている気がする。んだ、甘酒だべ。

 スーパーで見かける甘酒は、値段が高い。作るべ。

 まず炊飯器を買ってきた。

 お一人様用2合炊き。中古品の店で見つけた。5千円しなかった。ヨーグルトメーカーを、ケーズデンキで眺めて来たが、いまいちピンと来なかった。

 さて、コウジをほぐすべ。きのう半分使ってうまくいった。450mlと麹半分で、ちょうどいいらしい。

 袋ごとほぐす。手は汚さない。

 釜にストーブのやかんから湯を入れる。朝だから、ぬるい。指を入れる。お茶よりやや低めだ。

 いいだろう。60度以下で、麹菌がご機嫌なら構わない。どうせすぐに保温に入るのだから。

 均等に混ぜて、ハイお休み~。

 時々、様子を見て、かき回す。1時間半で既にこの状態。

 きのうは6時間で、いいあんばいに出来た。自然の甘み。米粒が多いが、私は気にならない。
 ごくごく飲みたいなら、水で薄めて、砂糖を足せばいい。

 麹は日本を代表する選手だ。麹が日本という国家を作ったと言ってもいい。あるページからの引用。「日本独特の気候風土により自然発生した世界でも類を見ないこの微生物は、デンプンを糖に、タンパク質をアミノ酸に分解する性質が強く、しかも効果的に脂肪を分解吸収するので、東洋微生物の王様とも呼ばれてきました。」

 かように、こうじは味噌を作り、しょうゆを作り、酒まで造って来たのです。麹には100種類もの酵素がいるそうで、それだけあらゆるものを分解して我々の栄養となる。特に甘酒はビタミンB群や食物繊維を多く含む。

 炊飯器がポンポン言ってうるさい。どーれ、ふわ~、いい香りだー。なごむわ~。

 コレ、年中使える。夏は夏で、冷やして飲めば、暑さを乗り切れそう。

 たいへん、安い買い物でした。

コメント
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