27時間テレビを見て、ある思いがよぎりました。日本のバラエティーは、「笑っていいとも」を最後に終焉を迎えたんだなあ、ということです。
そのことを「全国そっくりキャラ選手権」を見て確信しました。
有名人に似ているというだけで笑えるという、単純明快な脚本。人の顔で笑うというのは、失礼な話なんですが、これが面白い。
マー君激似の小学生のあとの、アウンサン・スーチー似の普通のおばちゃんが出てくると、それだけでおかしい。これも「いいとも」でやっていた手法で展開します。
いいともで印象に残るのは、「修正率100%謎のお見合い写真オマエ誰だよ!?」 修正率100パーからだんだん下げて行って、実物に近づく前に当てる、というコーナー。
「アルタでちょんまげ」 番組中に、長髪の男性が剃りを入れられ、終わる前に、まげ姿で登場する。これがほとんどの場合、いい男に変身するんですよ。まげを見直しました。ただし、あとの手入れが大変なことは、想像に難くないです。
「言葉の達人」というコーナー。最高傑作は木下優樹菜の「涙」の解釈。涙とは「あふれる感情の結晶」これを始め数点が実際に、大辞泉に採用されました。毎回、ユッキーナの才能にほれぼれしていました。
こういった、企画が単純なものこそ、こちら側も入り込みやすいし、あとは芸人のいじり方で面白くもなる。そういう番組はもう、現れないんでしょうね。