RunRunTako

takoのラン日記

橘湾岸スーパーマラニック2019春L部門173km参戦-2

2019年05月07日 14時21分48秒 | 大会記
さあ、脇岬を抜けたら、また厳しい登りが待っています。
必死にグイグイ登りました。
走れないので登りで挽回しないといけない状況なんですが
キツい・・・
登りで歩いてるランナーをどんどん抜くんですが
下りでは走るみんなにボロボロと抜かれます( ̄◆ ̄;)
いいな〜。あっちの方が絶対ラクだよね〜。
キロ10の歩きのペースって全速力なわけで、
ウルトラのランはゆっくり楽チンなペースなんですよね。
あ〜〜〜、走れたらな〜と切に思いました。
抜かれるのだって、すごく悔しいし。
全然平気じゃないです。
ここまでにどれほど練習してきたことか。
あ〜〜〜、悔しい!悔しい!
しかもキツい!
どこかで緩めたい。
でも、まだ残り80km以上あるから油断できません。
 
そうやって苦しんでたら、91km地点の熱帯植物園跡で
先ほど以下宿でエイドをしてくれていた鹿児島の皆さんが
またエイドをしてくださってました。
あああ、嬉しい。
 
元気をもらってまた進みました。
 
その2kmほど先のサイクリングロード入り口エイドには
日付変わって00:08到着。
やはりこの登りでついにキロ11分を超えたようです。
いや、それでも大丈夫。
キロ11分の後半になるのを先延ばしできれば。
 
そして、この少し先でも
またY本しんちゃんがエイドをしてくれてました。
ああ、嬉しいですね。
ありがたいです。
 
ほぼ歩きにも関わらず、
結構周りにランナーがいて、抜きつ抜かれつ状態が続き、
夜中の心細い時間帯をしのぐことができました。
 
川原エイド99.4km地点1:22到着。
キロ11を少しすぎるくらいかな。
まだ大丈夫。
 
だいぶ疲れてきてました。
少しゆっくりしてスタートすることにしました。
この時、14:00スタートのもっちーさんが到着してたのにはびっくりしました(@o@)
 
少し眠気がきてました。
走れればいいんですが。
夜明けまであと3時間半くらいかな。
次の茂木エイドに着く頃には夜があけてるな。
 
茂木CPエイド115.6km地点、4:48到着。
ペースメモによればキロ11で4:11、キロ12で6:07の到着なので
まだキロ11の前半で来れてるな。
食事をし荷物を整理しておよそ15分ほどで出発しました。
茂木の夜明けです。
 
少し先の赤崎鼻からの朝焼け。
 
さあ、朝になったぞ。
股関節が痛み出し、ペースは落ちてきたけどまだ踏ん張れる。
まだいける。
周りにたくさんランナーがいるのも心強かったです。
走って抜かれて置いてけぼりにはなるけど、
登りでは抜き返せるから。
 
日見CPエイド130km地点には7:57到着。
今回参加してない湾岸王子が応援に来てくれてました。
 
残り43km!
ここからは5年ぶりの道のりです。
 
日が高くなり、いよいよ暑くなってきました。
結い浜に出る前になんだか少しフラフラする感じがしたので
途中の自販機でオロナミンCを投入し、
少し休みました。
 
とんの山の激坂をヒーヒー言いながら登り、
久しぶりなのでこんなに激坂だったっけ?と思いました。
飯盛とんのCPエイド138.8km、9:52到着。
 
下りをたまにちょこちょこ走り、
さあいよいよジャガイモ畑だ〜と思ってるところに
E部門9:00スタート組のメレたんが
颯爽と「お疲れ様で〜す」と抜いていきました。
おお!メレたん、ここまで来れたんだ。
去年は川原でタイムアウトだったので
私も嬉しくなりました(^^)
呼び止めたらしばらく一緒に進んでくれました。
 
向こうにゴールのある島原半島が見えます。
遠いぜ( ̄▽ ̄;)
 
ジャガイモ畑のダラダラの長〜い坂を進んでいたら
Bianchさんが颯爽と抜いていきました。
さすがバラモンキングの覇者だなあ。
 
んで、いよいよジャガイモ畑のサイロくんが見えてきました。
ああ、やっとここまで来れたよ。
5年ぶりに。じ〜んときてちょっとうるっときました。
サイロからジャガイモエイドまでの坂をヨチヨチと駆け下りました。
ジャガイモエイド146km、11:11到着。
まだキロ12ペースよりも到着時間が1時間以上早いです。
いけそうです。あと27km。
 
次のエイドは4km先。
有喜エイド150km地点、11:56到着。
まだキロ12ペースよりも到着時間が1時間以上早いですが
なんだか不安です。
股関節痛が強くなって歩きが遅くなってきていたからです。
ガッツさんやU野先生などと関門がどうか話しましたが
なんだか不安がぬぐえませんでした。
この時、最終関門の時間を本当は15時40分なのに
15時と勘違いしてしまっていたんです。
 
少し焦る気持ちで進みだしましたが
なんだかフラフラしていました。
やばいなと思い、持っていたジェルを一本飲み、
数分座り込んで休みました。
そして、
最終関門の163.7kmまであと11kmほどで、
関門までの残り時間は、この時点で3時間半はあるんだと
冷静に時間を考えてみて、
ありゃ、余裕じゃん、と気がつきました。
それで、ヨチヨチとゆっくり走りでも大丈夫だとわかり、
唐比エイドまでの下りは走って進みました。
なんせ走るほうが歩くより遅いので。
 
ここから次のエイドまでの区間は、
次から次にこれまで私設エイドをしてくれていた皆さんが登場し、
すごく嬉しかったです。
めっちゃ暑かったし。
この時28度だったらしいです。
 
唐比(からこ)エイド157.1km、13:26
 
ここから千々石の海岸線を進みます。
気が遠くなりそうな直線ですが、
気持ちをしっかり持って進みました。
コーセー先生やビーチ隊長が度々エイドをしてくれて
とても力になりました。
そして、無事に最終関門の千々石CPエイド163.7kmに
14:54に到着し、最終関門をクリアできました( ̄▽ ̄)
 
んが、もう股関節が限界で、
このあとは気が緩んでガタガタでΣ(;・∀・)
めっちゃ時間がかかりました。
 
富津から国道に出て、あと3km、2km、1kmと
進んで行くとき、ああ、ついにゴールできるんだなあと
感慨深かったです。
いよいよゴールが近づいてきたら
たくさんのランナーがおめでとう!と祝福してくれて
こんなにも嬉しいことだったんだ!と
忘れてしまっていたゴールの喜びに目頭が熱くなりました。
泣くかなと思ったけど、最後はニッコニコでゴールに向かえました。
 
小浜173.3kmゴール17:10
34時間10分
いつもながらのしょっぱい私(^^;)
 
嬉しいです!すごくすごく嬉しいです!
みんな、ありがとう!!
 
今回はたくさんのランナーと前後しながら進むことができたのは
とても嬉しかったし、心強かったです。
歩きでもなんとかいけることがわかったのは
大収穫でした。
無理して走るより、焦らず歩く方が得策だと言う場合もあるだろうと思います。
完走への担保として有効なものだと思いました。
でも、やっぱり走りたいです。
歩いていて抜かれるのは悔しいです。
でも、今のところ硬直を完全に回避する方法がわかりません。
硬直をなくさないと、まともに走る練習ができません。
この大問題の解決の糸口は、「気持ちの問題」なのかもしれませんが、
はっきりわかりません。
この問題が、秋のW273kmに練習が間に合うタイミングで解決できなければ
また今年のWもダメでしょう。
辛いな。
なんとか試行錯誤して頑張ります。
 
今回も、たくさんの人たちに支えていただきました。
エイドに着くたびに顔見知りのボラの人が
喜んでくれたし気にかけてくれたし、
私設エイドで力をくれた人もいたし、
前後しながら走ってくれたランナーも。
みなさん無くしては、ゴールまで行けなかったと思います。
本当にありがとうございました!
次にこのコースを走るときには、
きっとまともに動く体になって走りたいです。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とし)
2019-05-07 20:32:02
完走を目指さずに諦めの境地で目標も持たずに走って、それでも173kmを完走しましたか!?
右足の硬直があっても、ひょこひょこ状態でも、ロボットのようにギクシャクでも、諦める気持ちが出てきても、弱音を吐きまくっても、ボロボロと抜かれても…
結局は諦めず、焦らず、1歩でも先のゴールを目指した成果ですね。
完走おめでとうございます(*^∇^)_∠※☆PAN!
しょっぱい笑顔のたこさんがとても眩しいです。
涙が零れそうです。
これからも頑張りましょうね。
返信する
Unknown (たこ)
2019-05-08 13:09:44
普通、こんな超長距離のウルトラの場合「絶対完走する!」という強い意思を持って臨まないと完走は難しいという人もいるくらいに、完走を目標にすることを重要視するんですが、自分の状態がどうなるのか読めないのでは、そんな目標を持ってしまったら、もし序盤のまま足が棒になったままだったら、苦しいにもほどがあるわけで、その時の自分に何ができるかを考えて行くしかありませんでした。なんとか動けるようになって歩けて、前に進めて本当に良かったです。
ありがとうございます!ほんとにほんとに苦しかったです。私も、ゴールは笑顔でできたけど、思い返すたびに泣いています。
はい。どうにかして硬直を消してまともな体に戻して走れるように頑張っていきます。
返信する

コメントを投稿