山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

吉村大阪府知事は何様?御前会議のようなやり方おかしいと思いませんか

2021年02月12日 14時46分23秒 | Weblog
 維新の吉村大阪府知事の会議の設営にずっと嫌悪感をいだいている。最近では府のコロナ対策本部会議だ。広い会事場のロの字型の正面には吉村ただ一人が座る。副知事、部局長以下の職員は側面、向い正面にすわる。しかも吉村が座るときは職員が椅子を引き、座る瞬間に椅子を押す。結婚式で新郎新婦が受けるサービスだ。公務員の世界で部下にこんなことをさせている府県がほかにあるだろうか、教えてほしい。いったい自分を何様だと思っているのか。
 この会議場の設営スタイルは御前会議のやり方だ。大日本帝国憲法下で、上御一人といわれた天皇が隣席して開戦、終戦などの重要事項を決定した会議だ。正面に天皇一人が座り、側面に重臣たちが座る。教科書などでほとんどの人が記憶している。ただし部屋は狭い。吉村御前会議は正面がだだっ広く、そこに一人だけというのが異常さを際立たせている。御前会議のほかに、思い出すのは二条城で15代将軍徳川慶喜が諸藩重臣たちに大政奉還を伝えた会議だ。これも多くの日本人のなじみだ。一段高い正面に徳川慶喜ただ一人がすわっている。吉村は天皇、慶喜気分なのかもしれない。
 長期政権で権勢をふるった安倍晋三でもそんな会場設営はしない。国会はもちろん議長が中心、閣議は公開されていないが大きい円形テーブルにすわる。閣議前のテレビ撮影用の控室の椅子の配置は首相が正面中央だが連なってすわる。一人いばりちらす座り方ではない。首相が主宰する各種審議会でもテレビで見る通り、横に長く連なっている。厚生大臣主催のコロナ会議でも大臣を天皇・慶喜扱いはしていない。
 こうみてくると大阪維新の民主主義感覚のゆがみにおどろく。松井市長と同席の場合は二人が正面、松井だけのときは松井一人だ。こういう異常な会議場設営を求める人たちは民主主義の舞台にそぐわない。
 



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