山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

大阪の緊急事態宣言解除への動きは理解不能

2021年02月09日 16時39分00秒 | Weblog
 大阪府知事吉村氏は、緊急事態解除に前のめりだ。ここで解除への動きを示すことでテレビの注目を一気に集める状況になっている。テレビ政治家の面目躍如だ。
 そもそも大阪府独自の基準がいかがわしい。7日連続で①新規陽性者が平均300人以下、②重症病床使用率が60%未満のどちらかを満たした場合に解除するというのだ。どちらかというのが、科学的に無意味だ。新規陽性者が減れば、重症病床使用率が相当高くても解除できるのだからとんでもない基準だ。大阪では①の基準だけは満たしている。そこで解除の是非を問う対策会議を9日16時から開いている。
 一方、京都は7日連続で①新規陽性者が50人未満、②重症病床使用率が50%未満の両方を満たす、兵庫は7日連続で新規陽性者が78・1人未満、②重症病床使用率が50%未満の両方を満たすこととなっている。
 京都、兵庫は基準を満たしてはいない。大阪だけは恣意的ともいえる緩い基準ゆえに満たしたといってパフォーマンスを強めている。近畿は連携して統一行動をしなければ対策としては機能しない。それがわかっているのに、大阪だけが理解不能な緩い基準を持つことが異常だ。
 9日、専門家を入れた対策会議を開いているが、専門家が緩い基準に乗っかって解除に賛成するとは思えない。


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