山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

田舎から届いた冬瓜

2014年08月22日 15時06分28秒 | Weblog
 盆に墓参りに田舎へ帰った時に、話題になった冬瓜を兄が送ってくれた。じゃがいももいっぱい段ボールに入れて。
 この冬瓜はお店で売っている冬瓜とは違う。普通はあざやかな緑色の、細長い枕のような形をしている。ところが田舎の冬瓜は、モチをつく臼のような形、あるいは大阪の「がんこ寿司」のキャラクターのおっちゃんのようなエラの張った四角い顔、それよりもわかりやすい寅さんの顔のような形をしている。だから普通の冬瓜のように横に寝てはいない。しっかり座っている。頭のてっぺんからツルが出ている形だ。色は緑ではなく粉を吹いて白っぽい。表面に小さく細いトゲがいっぱいあって、農作業をしない手にはそれが痛い。
 料理の仕方は、普通の緑の冬瓜と同じだ。緑のよりも固い。大きいけど、実の厚さは同じだから、真ん中の種が詰まっているところは大きく空洞になっている。鶏そぼろあんかけなどが代表的な調理法だ。冬瓜自身は自己主張をしない野菜だから、工夫次第でいろんな使い方ができる。
 ところで田舎では、冬瓜のことを「かもり」という。「かもうり」が縮まったものか。 
コメント
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