山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

バンクーバー・オリンピックが始まった

2010年02月14日 09時07分38秒 | Weblog
 バンクーバー・オリンピックが始まった。私はスキー・モーグルと回転を楽しみにしている。上村愛子と回転の皆川賢太郎と佐々木明に注目だ。
 ところで、肝心の雪がなくて、大型トラックばかりかヘリコプターで400回も雪を運んでやっとコースができた。『毎日』は、雪の大量運搬が温室効果ガスを抑える大会理念と相いれないと報じた。
 また、開幕前に「貧困オリンピック」が開かれ、ホームレスや低所得者が、富める者のための五輪より貧しい者への支援を訴えた(『朝日』)。いずれも大事な問題だ。
 いまこれを女子モーグル予選を見ながら書いている。
 斜面は平均28度というが、上からみると震え上がる急斜面だ。整地斜面でも震え上がるのに、大きなコブが行方をさえぎる。志賀高原丸池Aコースなみの大きいコブだ。そこを猛スピードでコブの谷から谷へとすべる。私もコブに挑戦するが、谷を直線的にすべるのは、衝撃が大きく、スピードがでて怖くて気持ちが続かない。コブに跳ね飛ばされて転倒するか、コースをはずれて止まるかしてしまう。私程度の技術では、コブの途中まで上ってコブの腹をこすりながら下りて、次のコブを同じように処理する。だからスピードを極力おさえるすべりだ。上村愛子のすべりとはランクがちがう。
 オリンピック級の選手がもしわれわれのゲレンデですべるとすると、ゲレンデ内のすべての人が凍りついたように見つめてしまうだろう。とにかくけた違いの技術なのだ。解説で元モーグル選手の三浦豪太が言ったように、とてつもなく難しいすべりを、何の苦もなくすべっているように見せるのがいいすべりなのだ。とにかくすごい。
コメント
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