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建築物衛生行政概論「36」換気Ⅰ

2014年05月31日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■換気と必要換気量

・必要換気量は、燃焼機器の影響、空気汚染物質・熱・水蒸気発生の

影響等から決定される

ハイブリッド換気とは、自然換気の省エネ性と機械換気の安定性を

組み合わせた換気方式をいう。

・整流方式とは、一定方向の流れとなるように室内に供給し、そのまま排気口へ押し出す方式

・置換方式とは、空気の温度差によって生じる密度差を利用して、

拡散させることなく排出する方式。

・混合方式とは、室内に供給する洗浄空気と室内の空気を混合・希釈する方式。

・局所換気は、汚染物質が発生する場所を局所的に換気する方式である。

・理論廃ガス量は、燃料が完全燃焼した場合の廃ガス量のこと。

・局所換気は、汚染物質が発生する場所を局所的に換気する方式である

・局所平均空気齢とは、新鮮空気の給気口から任意の点に移動するのにかかる

平均時間をいう。

※局所平均空気齢は、室内の局所の換気効率を表す局所空気交換指数を求める

場合に用いられる。(局所空気交換指数 = 名目換気時間)÷局所平均空気齢)

・換気回数とは、換気量を室容積で徐したものである

・一人当たりの必要換気量は、呼吸による二酸化炭素の排出量を基準として求める

・換気の目的は、酸素の供給・室内空気の浄化・熱・水蒸気の排除等がある

・自然換気は、風力又は室内外温度差により行われる




■空気濃度を求める計算 (H25年)




答え






■計算問題 (H25年




答え



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建築物衛生行政概論「35」流体力学

2014年05月27日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■空気の流動(吹出噴流の挙動)

・自由噴流では距離に反比例、もしくは距離の平方に反比例する領域がある。

・吹出口からの自由噴流は、周囲の空気を巻き込みながら拡がる。

・天井面に沿った噴流の到達距離は、自由噴流よりも長くなる。

・コールドドラフトは、冷たい壁付近などで生ずる下降冷気候である。

・吹出しの影響は吹出口から遠方まで及ぶが、吹込の影響は吸込口付近に

限定される。

・スロット型吹出口から広い空間に吹き出された気流の性状は、

自由噴流と考えることができる。

・自由噴流は、吹出口付近でき吹出風速がそのまま維持される。

・自由噴流は、中心軸速度の減衰傾向により、吹出口からの距離に対して

4つの領域に区分して表される。




・天井面に沿った噴流の到達時間は、自由噴流よりも長くなる。

天井面に沿った噴流の場合、自由噴流よりも周囲の空気の巻き込みが

少なくなるので、減速の度合いも減る。⇒より遠くまで届かない。


・円形ダクトの圧力損失は、ダクト直径に反比例する

・流れのレイノルズ数は、速度に比例する。

・合流・分岐のないダクト中を進む気流の速度は、断面積に反比例する

・開口部の通過流量は、開口部前後の圧力差の平方根に比例する

・点源吸込気流の速度は、吸込口に近い領域を除き、吸込口中心からの

距離の2乗に反比例する。

・ある地点の圧力を同一高度の大気圧との差圧で表わしたものを大気基準圧という

・吸込み気流速度は、吸込み口に近い領域を除き、吸込み口からの距離の二乗に

反比例して減衰する

・直線ダクトの圧力損失は、風速の二乗に比例して増加する

・開口部を通過する風量は、開口部前後の圧力差の平方根に比例して増加する

・温度差による換気量は、開口高さの差の平方根に比例する




【レイルルズ数とは?】

レイノルズ数は流体力学において慣性力と粘性力との比で定義される無次元数。

流れの中でのこれら2つの力の相対的な重要性を定量している。


■流体

・ダクト内気流の静圧と動圧の和を全圧として扱う

・開口部の流量係数は、通常の窓では0.7程度である

・直線ダクトに生ずる圧力損失は、流れの動圧に比例して増加する

・摩擦抵抗係数は、ダクト内気流のレイノルズ数によって変化する

・管内流れでは、レイノルズ数が4000程度以上で乱流になる。

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建築物衛生行政概論「33」日射吸収率

2014年05月26日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■建材表面の特性


・同一温度の物体間での放射に関し、物体の放射率と吸収率は等しい

・木材の日射吸収率は、0.9

・白っぽい材料では、熱放射率 0.9

・黒っぽい材料では、0.9程度

・アルミ箔では、0.1程度


※長波長放射率と日射吸収率り関係



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建築物衛生行政概論「32」熱対流

2014年05月25日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■熱対流の計算問題




答え






■熱移動について

・中空層の熱抵抗は、中空層の密閉度に関係する。

・熱伝達は熱放射と対流によって行われ、その熱流量はそれぞれの熱流量の和となる。

・壁表面からの熱流量は、壁表面の絶対温度の4乗に比例する。

・壁体内の単位面積当たりの熱流量は、壁体内の温度勾配と壁材料の熱伝導率の積に比例する。

・熱貫流率は、外部の風速が大きいほど大きくなる。

・固体内を流れる熱流は、局所的な温度勾配に熱伝導率を乗じて求められる。

・同一材料でも、一般に湿度を多く含むほど熱伝導率は大きくなる。

・同一材料でも、一般に温度が高いほど熱伝導率は大きくなる。

・密度が大きい材料ほど、熱伝導率は大きくなる傾向がある。

・均質な材料で作られた壁内部の温度は、定常状態であれば直線分布となる。



■温度分布について




・定常状態とは、大きさが一定の熱流が温度の高いほうから低い方へ

流れている状態を指すので、A部材・B部材を流れる熱流の大きさは等しい。

・熱伝導率(伝導で伝わる熱流の大きさ)

温度の勾配が大きいA部材の熱伝導率は、小さい

【ポイント】温度勾配が大きい・・・熱伝導率は小さい。

      温度勾配が小さい・・・熱伝導率は大きい。

・熱伝導抵抗が大きい。断熱材と思われる部材Aが主体構造より屋外側に

あるので、この壁は「外断熱構造」である。

・壁表面近傍で温度が急激に変化する部分を「境界層」という。



■温度分布



・A部材の方が、B部材より熱伝導率が大きい

・壁内を流れる熱流の大きさはA部材・B部材 等しい。

・A部材とB部材を入替ても室内側の表面温度は変わらない。

・A部材が主体構造の外壁部分であるとすると、この図は内断熱構造を示す。

・室内側熱伝達率の方が、屋外側熱伝達率より小さい



■計算問題




答え



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建築物衛生行政概論「31」用語

2014年05月24日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■用語と略語


・ライフサイクルコスト   LCC

・発光ダイオード      LED

・ビル関連病        BRI

・集落形成単位       CFU

・平均放射温度       MRT

・色温度          K

・音の強さ         W/㎡  音の物理的な強さはエネルギー

・日射量          W/㎡

・光束           lm

・輝度           cd/㎡

・音圧           Pa

・水蒸気圧         Pa

・熱伝達抵抗        ㎡・K/W

・水蒸気圧         Pa

・電気抵抗         Ω



■単位が無次元であるもの

・形状抵抗係数      ダクト形状変化に伴う圧力損失の係数

・アスペクト比      長方形の短辺に対する長辺の長さの比

・摩擦抵抗係数      直線ダクトの圧力損失の係数

・レイノルズ数      慢性力の粘性力に対する比を表す。
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建築物衛生行政概論「30」希釈濃度の計算

2014年05月23日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■5%溶液の次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈して200ml/Lの濃度の溶液10Lを

作る場合、必要となる5%溶液の量を計算。



濃度200ml/Lの溶液10Lに含まれる正味の次亜塩素酸ナトリウムは

200×10=2000mg

これが必要となる溶液の5%に該当するから、

全体を求めるには5%で割って

2000÷5=40000mg =40g

1g ÷ 1 mLなので、 40g ≒ 40mg




■5%溶液として市販されている次亜塩酸ナトリウム100gLを

水50Lに加えた場合、この溶液の次亜塩酸ナトリウム濃度を求める。



5%溶液100mgに含まれる正味の次亜塩酸ナトリウムは

5×1/100×100×10(-3)

=5×10(-3) =5mL  ≒ 5g =5000mg

なので、これを50Lで希釈すると、

5000mg ÷ 50L =100mg/L


※注 10(-3)の表記は・・10のマイナス3乗 のこと。

ブログのため、表記ができないので表現替えてます。ご注意を。



■5%溶液として市販されている次亜奄塩酸ナトリウム50mLに適当な量の

水を加えて、25mg/Lの濃度に希釈したい。

加える水の量を求める。



5%溶液1Lには、1000g×0.05=50gの次亜塩酸ナトリウムが含まれている。

したがって、50mL=0.05Lには、50g×0.05=2.5g=2500mgの

次亜塩酸ナトリウムが含まれる。

25mg/Lにするのは、2500÷25=100Lの水で希釈するばよい。



■10%溶液として市販されている次亜塩酸ナトリウムがある。

この溶液を水で1000倍に薄めた場合、次亜塩酸ナトリウムの濃度はいくらか



10%÷100g/L=100,000mg/Lなので、

1000倍に薄めると、100,000 ÷ 1000 = 100mg/L



■5%溶液として市販されている次亜師塩酸ナトリウム100mLを水100Lに

加えた場合、この溶液の濃度はいくらか?


次亜塩酸ナトリウムの正味の量を計算する。

5%とは、50g/L =50×10(3) mg/L

100mLは、100×10(-3)なので、

5%溶液100mLに含まれる次亜塩酸ナトリウムの正味の量は、

50×10(3)×100×10(-3)L=5000mgとなる。

これに水100Lを加えたときの濃度は、

5000mg/100L = 50mg/L


【ポイント】

1g = 1 mL  1000mg = 1L

※濃度を求める計算問題は、上記のパターンのようです。
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建築物衛生行政概論「29」感染症と病原体

2014年05月21日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■病原体の分類 【よく出題】組合わせ暗記。

ウィルス  麻しん・B型肝炎・インフルエンザ・日本脳炎・急性灰白髄炎(ポリオ・小児まひ)

・リケッチア 発疹チフス・つつが虫

細菌    コレラ・赤痢・腸チフス・パラチフス・ペスト・結核・レジオネラ症

・真菌    カンジダ症・白せん症

・スピロヘーター  梅毒・ワイル病

・原虫    マラリア・クリプトスポリジウム症


水系感染症 (間接伝播→媒介物感染による)

・細菌    腸チフス・パラチフス・コレラ・細菌性赤痢

・ウィルス  A型肝炎ウィルス・急性灰白髄炎(ポリオ)

・原虫    赤痢アメーバー・クリプトスポリジウム等


【ひっかけポイント】

・水系感染によって起こる消化管感染症として不適切なもの・・・「発疹チフス」

※発疹チフスは、媒介動物感染症(シラミによるリケッチアの感染症)

※麻しん(はしか)は水系感染症ではない。


【水系感染の特徴】

・患者の発生が給水範囲と重なる

・発生時期が季節に左右されることは少ない

・初発患者の発生から数日で爆発的に発生する

・潜伏期間が長く、致死率は低い・軽症例が多い

・患者の性別・職業・年齢等に無関係に発生


【クリプトスポジウムの特徴】

・病原体は原虫

・塩素に抵抗性をしめす 

・飲料水による消化器系感染症 ⇔呼吸器系感染症 レジオネラ症

・人畜共通性


【レジオネラ症】(間接伝播)

・レジオネラ属菌は、一般に20度~50度で繁殖する

・四類分類感染症

・冷却搭の冷却水や循環式浴槽等の水を介して感染する場合がある

・レジオネラ属菌は、自然界の土壌と淡水に生息する。



■直接伝播(人から人へ直接伝播する感染)

・直接接触・・梅毒・疥癬(かいせん)・狂犬病・麻しん

・飛沫感染・・インフルエンザ・結核・肺ペスト・ジフテリア・麻しん

・垂直感染・・・エイズ

・血液・輸血・・・B型肝炎・C型肝炎



■感染症は一類感染から五塁感染に分類される。

・一類感染症・・・ペスト・エボラ熱

・二類感染症・・・結核・急性灰白髄炎・ジフテリア

・三類感染症・・・コレラ・腸チフス・パラチフス・細菌性赤痢

・四類感染症・・・A型肝炎・狂犬病・鳥インフルエンザ・レジオネラ

・五類感染症・・・インフルエンザ・梅毒・麻しん



■消毒・滅菌法の分類

※ある環境の中のすべての微生物を死滅させることを滅菌といい、

そのなかの病原体のみを死滅させることは消毒という。


・化学的方法・・・薬液消毒・オゾン消毒・酸化エチレン消毒・プラスマ消毒

・物理的方法・・・X線滅菌・ガンマー線滅菌・紫外線滅菌


【注意】消毒・滅菌の際、用いられることのないもの・・・α線

・乾熱滅菌は、高熱空気による滅菌法 ⇔ 高圧蒸気は、湿熱滅菌法



■感染症予防対策

・感染症の発生には、感染源・感染経路・宿主の感受性の3条件が揃って

いなければ成立しない。(三大要因)


感受性対策(感受性をなくす手段)・・・予防接種 【出題】

※感染源対策・・・患者の隔離


■薬液消毒剤

・クレゾールはほとんど全ての物件の消毒に利用できるが、食器の消毒には適さない

・ホルマリンは、皮膚や粘膜に対して刺激作用を示す。

・逆性石鹸は、手指や金属機器などの消毒に用いられる


【注意】有効・無効

消毒用エタノールは、芽胞及び一部のウィルスには無効である

ホルマリンは、芽胞及びウィルスを含むほとんどすべの微生物に対して有効



・次亜塩素酸ナトリウムは、消毒の対象となる物に有機物が多く含まれていると、

効力が減退する。

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建築物衛生行政概論「28」水道法

2014年05月20日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■水道法に基づく水質基準項目

カドミウム  環境基準 0.003mg/ℓ以下  排出基準 0.1mg/ℓ イタイイタイ病

水銀          0.0005mg/ℓ以下    0.0005mg/ℓ以下 水俣病

・鉛           0.01mg/ℓ 以下  0.1mg/ℓ以下  頭痛・神経障害・貧血

・ヒ素          0.01mg/ℓ 以下  0.1mg/ℓ以下
        
         ※3価のヒ素のほえが5価のヒ素より毒性が高い

・トリクロロエチレン   0.03mg/ℓ 以下   0.3mg/ℓ以下   発がん性

・ベンゼン        0.01mg/ℓ 以下   0.1mg/ℓ以下   発がん性   

・クロロホルム      発がん性


【ポイント暗記】カドミウム⇔イタイイタイ病 ・ 水銀 ⇔ 水俣病



・硝酸熊窒素とは、水中の硝酸イオン及び硝酸塩に含まれている窒素のこと


・水銀およびその化合物には、有機水銀化合物及び無機水銀化合物の両方が含まれる

・水銀による急性中毒では、口内炎や腎障害などがみられる。

・水銀は、有機水銀と無機水銀に分けられる。


・鉛およびその化合物は、神経系の障害や貧血等の中毒症状を起こす


・クロロホルムは、消毒副生成物の一つである。

【注意】トリクロロエチレンは消毒副生牲物ではない。水質検査項目ではある。


・カドミウムは、腎臓に過剰に蓄積すると、尿細管に障害が起こり蛋白尿などの症状を起こす。


・フッ素は、多量に含まれていると、班状菌の原因となる。


・ヒ素化合物の毒性の強さは、その結合形によって異なる。



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建築物衛生行政概論「27」水

2014年05月19日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■人と水に関すること

・生理的に最低限度必要な尿量は、成人で1日に0.4~0.5ℓで不可避尿といわれる。

・身体の中の水分である体液は体重の50~70% (体内水分量は通常、約30kg前後)

・血液成分の多くは水分である。

・幼児であるほど体内の水分の割合は高い。

・女性の方が、男性より水分量はすくない。

・加齢とともに、体内の水分量は少なくなる。

・人が必要とする水分の量は、普通1日約1.5ℓ。

体重に換算すると、小児は成人の3~4倍の水分を必要とする。

・通常の食事および水分摂取の状態で成人が1日に排泄する尿の量は1~2ℓ。

体内で生成された老廃物の排泄のため、成人では1日に最低0.4~0.5ℓの尿が

必要である。

・体内における食物の代謝過程で生成される水(代謝水)は、通常成人で1日に

0.3ℓである。

・体内の水分が過剰になると、浮腫(むくみ)の症状がでる。


【水分の欠乏率】

1%    のどの渇き

2% 食欲減退・血液濃縮・強い乾き

4% 動きのにぶり・皮膚の紅潮化・いらいら・疲労・吐き気

6% 手・足のふるえ・頭痛・体温上昇・脈拍・呼吸数の増加

8% 呼吸困難・めまい・チアノーゼ・言語不明瞭・精神錯乱

10~12% 筋けいれん・失神・平衡機能失調・腎機能不全

15~17% 目の前が暗くなる・聴力損失・飲み込み困難・舌がしびれる

18% 皮膚のひび割れ・尿生成の停止

20%以上  死亡
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建築物衛生行政概論「25」電離放射線

2014年05月18日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■電離放射線に関すること

・生体内でーの細胞で、電離放射線の影響を最も受けやすい(感受性が高い)

のはリンパ球で、最も影響が少ないのが神経細胞である

・電離放射線は、生体に皮膚潰瘍を生せさせる。

その他影響・・・脱毛・不妊・白血病など。


・生体影響の度合いを示す単位として、シーベルト(Sv)が用いられる。


・レーザーは、位相のそろった単一波長で、指向性・集束性の優れた

光線の意。レーザーの波長は、紫外線から可視光、赤外線の広い領域にわたる。

【ひっかけ】レーザーとは、複数の波長を組み合わせた電磁波のことである。⇔「不正解」



■電場・磁場・電磁波に関すること

・静滋波の強度の単位・・・T(テラ)(テスラ)

・ドルノ線の波長・・・280~320nm

マイクロ波の周波数・・・300MHz~300GHz

テレビ波、レーダー、通信衛星などに利用されている。

マイクロ波は生体への「熱作用」が大きい。⇒目に対して「白内障」をおこす。


・電場の強度の単位・・・V/m

・赤外線は紫外線より皮膚透過性が大きい。

・電磁波の周波数・・・ヘルツ(Hz)

・赤外線の強度・・・ワット/平方メートル(W/㎡)

・電磁波の伝わる速さ・・・メートル/秒(m/s)

・電場の強度・・・ポルト/メートル(V/m)

・電流の単位・・・アンペア(A)
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建築物衛生行政概論「42」空気

2014年05月14日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■湿り空気に関すること

・飽和度(%)とは、ある湿り空気の絶対湿度と、同じ温度の飽和湿り空気の

絶対湿度の比をいう。

・相対湿度は、湿り空気の水蒸気分圧とその湿り空気の飽和水蒸気の比である

・相対湿度とは、ある空気の水蒸気分圧とその空気と同一温度の飽和水蒸気分圧

との比を百分率で示したものである

・絶対湿度とは、湿り空気中の乾燥空気1Kgと共存している水蒸気の質量である

・湿り空気中の水蒸気のもつ分圧を水蒸気分圧という

・露点温度の空気の相対湿度は100%である

・湿り空気の温度が一定の状態で絶対湿度を増加させると、比エンタルピーは増加する

・水蒸気分圧とは、空気中の水蒸気が示す分圧のことである

・熱水分比とは、比エンタルピーの変化量と絶対湿度の変化量との比である

・露点温度とは、湿り空気を冷却したとき飽和状態になる温度のことである

・熱水分比とは、比エンタルバーの変化量と絶対湿度の変化量との比である

・露点温度とは、湿り空気を冷却したとき飽和状態になる温度のことである

・顕熱比とは、顕熱の変化量と全熱の変化量との比、すなわち顕熱/(顕熱+潜熱)である




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建築物衛生行政概論「24」光

2014年05月12日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■光環境と視覚に関して

・視対象を正確に認識するためには、大きさ、コントラスト、時間、

明るさが必要である。

・暗反応と明反応では、明反応の方が早く順応する。

・視力は、照度0.1ルクス付近で大きく変化する。

・照度が低下すると、瞳孔が拡大する。

・照度の質を向上させるためには、グレアを防止する必要がある。

※グレアとは、極端に高輝度の光源の存在により視力が低下したり

眼の不快感がもたらされることをいう。

・VDT作業の光環境・・・厚生省のガイドラインでは、ディスプレイを用いる

場合の画面上における照度は、500ルクス。

書類上およびキーボードにおける照度は、300ルクス以上。



【色温度との関係】

・オフィス・・・白色・昼光色の蛍光ランプは、昼間の自然光とマッチ。

・休憩・団らん・・・白熱電球(色温度が低い)ものがマッチ。


①肝体細胞と錐体細胞

・物が見えるとは、目の網膜にある視細胞が光を感知し、神経システムの

電気的活動に変換して、脳が処理して知覚することによる。

・視細胞には肝体細胞と錐体細胞がある。

肝体細胞は暗いときに働き、明るいときには錐体細胞が働く。



【肝体細胞と錐体細胞】

肝体細胞・・・肝体は光に敏感な色素ロドプシンを含み。

感光度が非常に高く、錐体の約500倍の感度をもつ、

色を識別することはできない。


錐体細胞・・・感光度はそれほとでもないが解像力に優れ色を

感じることができる。錐体は、赤・青・緑にそれぞれ反応する3種があり、

これらの反応の組み合わせによって色を感じている。

この色を感じる能力を「覚」という。

【覚える方】かんたいは、かんど。すいたいが好きな、いろ。


【色彩】に関すること。

色彩は、色相・明度・彩度の三つの属性の組合によって表現される。

※色の性質を決める三要素とは?

色相(色合いを表す)・明度(明るさを表わす)・彩度(鮮やかさを表す) 


・色を表現する方法に、マンセル表色系がある。

・色相によって、暖色系・中性色・寒色系に区別されている。

・暗い色は明るい色に比べて、より濃厚な感覚を与える。

・暖色系は、手前に進出して見える進出色である。

・彩度が高いと、渋みや落ち着きを与える。
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建築物衛生行政概論「22」音

2014年05月10日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■音

・人の聴覚が最も敏感な周波数・・・4000Hz (4kHz)

※周波数とは・・・音の1秒間の振動回数のこと。

・超音波は約20kHz以上の周波数の音をいう。

・聴覚系の周波数特性に基づき補正した尺度をA特性音圧レベルという。



【人間の耳の可聴範囲】ポイント⇒(可聴レベル)

周波数・・・20~2000Hzの約10オクターブ

・音圧レベル・・・0~140dB(周波数による)


・音圧レベルが140dBを超えると耳の痛みを感じる。


加齢に伴い、低周波数よりも高い周波数で聴力低下が起こりやすい。


音の感覚の三要素とは、音の大きさ・音の高さ・音色である。


・一つの音により他の音が遮蔽されて聞こえなくなる現象を、

音のマスキングという。


・音として聞こえる最小の音圧レベルを最小可聴値という。


・大きく、高い音に一時的に曝露されて生じる一時的聴力低下を

一過性聴力閾値上昇という。


・音声のレベル(S)と騒音のレベルの比のことを、S/N比という。

普通の会話の音声レベルは、距離1mで約55~60dB程度。

騒音のレベルは40~50dB程度に抑える必要がある。

⇒会話の音声のレベルが55~65dBの時に、騒音のレベルが45dB以下であれば、

十分な了解度が得られる。


C5ディップとは、騒音性難聴(職業性難聴)の初期の特徴のこと、

騒音によって4000Hz(4kHz)付近の聴力低下をC5ディップという。


・聞きたい音のレベルと騒音レベルの差が15~20dB以上あれば音声は

聞きとりやすい。
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建築物衛生行政概論「21」エアゾル

2014年05月09日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■エアゾルとは・・・空気中に遊離している粒子状物質の総称。


【エアゾルの種類】

・粉じん  

・ヒューム

・煙

・ミスト


【室内のエアゾルと健康影響】

・ハウスダスト(粉じん・繊維状粒子・ダニ)

主な発生源・・・外気・衣服・じゅたん・ペット・ダニ・食品くず

健康影響・・・アレルギー反応



・たばこ煙

主な発生源・・・喫煙

健康影響・・・肺癌


・細菌

主な発生源・・・外気・人その他

健康影響・・・室内空気汚染の指標となる。


・真菌(かび)

主な発生源・・・建築材料・外気

健康影響・・・アレルギー反応


・花粉

主な発生源・・・外気

健康影響・・・アレルギー反応


・アスベスト

主な発生源・・・断熱材・耐火被覆材

健康影響・・・石綿肺・肺癌・その他

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建築物衛生行政概論「20」酸素濃度・二酸化炭素の影響

2014年05月08日 | 建築物環境衛生管理技術 午前
■酸素濃度の影響

17%~  呼吸・脈拍増加・めまい

15~14% 判断力の低下

11~10% 呼吸困難

7~6% 顔色が悪くなる。口唇は青紫色・知覚うしなう

4%以下  卒倒する


※酸素欠乏とは、酸素濃度が18%未満である状態をいう。



■二酸化炭素の影響

3~4% 頭痛・めまい・脈拍血圧の上昇

6% 呼吸困難

7~10% 意識不明






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