下関あいFP・マンション管理士ブログ★ 山口・北九州を中心に活動する実務経験豊富なマンション管理士★

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マンションでのガーデニングの楽しみ方とルールは?

2009年08月26日 | マンション「Q&A」
ガーデニングが盛んですが、以外と「使用細則」に記載がないのが、
バルコニーの細かいルール。


バルコニーを利用する場合

バルコニーは、一般的に避難通路の役目も兼ねており、このことを踏まえて
使用細則等の規則(次の注意点を参考に)を作成し、ガーデニングスペース
として活用することは可能です。

注意点として・・・。

1.避難通路である場合は通路スペースを十分に確保する。
2.植栽は簡単に移動出来る入れ物に入れる。
(重量のある植木鉢等や直接土を入れることは禁止する。)
3.防水の仕様を水やりに耐えられるものに改善する。
(通常の仕様では階下漏水する可能性が高い。)
4.植栽の種類は、高さ・臭い・害虫がつきにくいもの等に関してきめ
 細かい決めごとが必要。
5.その他、日常管理・安全対策等について取り決める。
6.ルーフバルコニーについては、避難通路でない場合が多く、スペースの
 使用方法については別の規則を作成することも必要かもしれません。



既存の敷地を利用する場合

現在、ガーデニングスペースがなく、新たにスペースを設ける場合は
一般的には共用部分の変更になると考えられますので特別の手続きが
必要になります。
(4分の3以上の賛成が必要、影響がでる部屋がある場合には、その承認が必要等)
併せて、前記の注意点を踏まえて使用細則等の規則も作成してください。
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玄関扉を破損してしまった。自分で補修したいがよいか?

2009年08月24日 | マンション「Q&A」
自分が傷つけた自宅の玄関扉は自分で補修する。一見当たり前のような
話しですが、マンションでは若干の事情が異なります。

それは、マンションの場合、自宅の玄関扉であっても、その補修に関して
はさまざまな制限があるからです。

まずマンションの各戸の玄関扉は建物の外観の構成部分で共用部分に該当
しますから、統一的美観保全の観点から「塗装」に関して制限されています。

また、玄関扉の外側の損傷については「錠及び内部塗装部分を除く部分」は
共用部分と規定されている関係から、共用部分にあたり個人で勝手に補修する
ことはできないとも考えられます。


では、どのように対応すればよいのか。


まず補修費用の負担ですが、破損を招いた原因者が区分所有者である貴方に
あるということなので、これは標準管理規約の第21条1項にある「通常の使用
に伴う」管理に関わる補修工事と言えますから専用使用権を有する者がその
責任と負担で行うことになります。

しかし、共用部分の統一的美観保全を担う管理組合の立場からすると、
こういった場合でも専用使用者に修繕工事を任せることは必ずしも適当でない
場合もあります。
ですから費用は専用使用者の負担としても、実際の補修にあたっては、
管理組合にその損傷の状況を把握してもらい、適切な補修の仕方を決定
してもらうような手続を踏むのが望ましいのではないでしょうか。


結論として、
まずは管理組合に報告し損傷の状況を確認してもらい。
仕様を固めてもらった後、その仕様に則って補修を行うということに
なるでしょう。
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管理組合と自治会の違いは?

2009年08月21日 | マンション「Q&A」
管理組合と自治会(町会と表現しているところもあります)の区別を
あいまいに理解されている方がおられます
しかしながらこの二つの団体は異なった団体であることを理解して
いただきたいと思います。

■管理組合とは
1. 区分所有者(組合員)で組織されている団体です。
2. 区分所有者は必ず加入しなければなりません。
3. 共益費(管理費等)についても必ず負担しなければなりません。
4. 建物等の維持管理、共同生活の秩序維持を目的とした団体です。

■自治会とは
1. 居住者(賃借人等含む)で組織されている団体です。
2. 任意加入が原則です
3. 会費等の負担は、加入者は負担、未加入者は非負担が原則です。
4. 住民間のコミュニケーションを図り(お祭り・子供会等)、
 地域社会との交流を目的とした団体です。
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マンシヨン登記簿面積とパンフレット面積の違いは?

2009年08月13日 | マンション「Q&A」
マンションの面積には、壁芯面積と内法面積があります。

登記簿に記載のある面積は、壁の中心線で囲まれた面積です。

(よって壁や柱の厚みの部分だけ登記される内法面積より
  多くなってしまうのです。)

マンションの販売は建物が完成する前に行われることが多いため、
パンフレット作成時点では登記される内法面積が未定ですから
便宜上壁芯面積をパンフレットに記載しているのです。
パンフレットの上では同タイプ同面積のマンションでも仕上がった
柱や壁の厚さの違いから登記面積が異なるといったことも起こります。
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