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医師が知っておきたい法律の知識

2023年03月02日 | ケアマネ(介護支援専門員)


現在、読書中の本・・・

なかなか内容が面白く、とても参考になる考え方が載っています。

医療と法律・・一見すると学問としては独立したものと考えられますが、

実は医学と法律は密接な関係をもっています。


法律からみますと医療行為は患者さんと医師あるいは医療機関との間の

準委任契約と解釈されます。

「診療ガイダンス」は医療訴訟が発生すると法律家はこのガイドラインを

証拠として医師の過失を追及する手立てに利用する。


たとえば・・・認知症のため意思決定ができない場合。

意思決定は誰がする?その責任は?とか。


例えば・・事故に遭い、緊急処理をするか否か判断できない場合の処置はどうする?

その処置についての根拠は?ととても興味深い事が記載されています。


川畑信也先生著。


この本・・先日、川畑先生の講演を聞いてから購入したもの。



意思決定が自分でできる時はいいですが・・・

認知症になり意思決定ができないことも増えてきます。

これからますます増加する認知症です。いろいろな知識は必要です。
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直近の本・・・

2022年09月11日 | ケアマネ(介護支援専門員)


お題だけ見ると・・・「この人、死ぬ気?」なんて

思いますよね~。

こんな題名の本をネットで注文すると・・・

何重にも梱包されてお題はかなり厳重に隠されたものが届きますが。

最近は図書館で借りますので、「どうぞ~」感です。


最近は高齢のため、親が90代。子供が70代という構図はざらです。

あんど、独居の方が多いのもひとつ。

子供はいても遠方であるので支援者はほぼなしという状況。

近くにいても今度は子供も認知症でいうパータン。


直近のご相談では、

親兄妹は全てなくなり、お世話役がだんだといなくなり、

とうとう、姪や甥のお世話の番がまわってくるというパターン。

その介護の事・お金のこと・相続のことと・・・

どこからどう手をつけましょうかという事から話の整理と優先順位の確認作業。


先日も包括職員の方と会話しましたが。

お金もない・身寄りもない・支援者もいないという方がものすごく多くなっていて。

正直、手がまわらない状態だとも。

お金がない場合は、生活保護という手もあるけれど・・・

支援者が全くいない。天蓋孤独となると病院に搬送されても、施設入所にしても

身元保証人不在のため、手続きができないという大きな壁がまっています。


本当に大変な世の中になってきましたよ。

でも、本を読んでいると・・・現在、独身の方が多いので

今後、ますます大変な世のなかになっていくでしょうと。

今の若い方は、期間従業員とか派遣とかも多く、収入の壁、生活困窮の壁もあります。


本当に大変な世の中です。

予測通り「円安」は進んでいます。安っぽい日本になそうで心配です。
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認知症

2019年08月23日 | ケアマネ(介護支援専門員)
最近、「認知症」という言葉をよく耳にしませんか?

あっちこっでも、「認知症」というテーマが入ったセミナーも各地でよく開催されています。


昨日は、「身体と認知症」という講座を医療法人 水の木会が開催するセミナーに

その前日は、下関市民病院が開催する「楽塩講座」に足を運んできました。


楽塩講座では、どうやって減塩をしたらよいのか?というレシピの紹介でしたが。

昨日の講座は、身体機能・病気と認知症との関係を学会の研究・統計に基づいて

中山寛人先生がわかりやすく説明をされておられました。


身体の病気も見逃せない・・・

高血圧・糖尿病・高コレステロール血症・心不全・

心房細動・腎臓病といった病気があることで、

認知症の発症リスクが高まるという事を講義の中で説明をしてくださいました。


今、レイレル(衰弱)という言葉も健康番組のテレビで聴くことがありますが、

健康寿命を延ばすため、身体を老化させないことが大切とのこと。


「レフレル改善6ケ条」としては、

1.規則正しい生活をすること

2.定期的な運動(散歩や体操)をすること

3.バランスよい食事をすること

4.地域活動に参加すること

5.薬に頼りすぎないこと

6.かかりつけ医をもつこと らしいです。


体を酸化させないこと。血管を生き生きとさせることが大切ですと講座はしめくくり。

ときどき、こういった市民参加型の講座が「無料」で開催されています。

こういう情報は、市報でも見ることができますが、

各地に地域包括支援センターや下関市役所の介護保険課の窓口にもチラシが置いております。


2025年に認知症の方は700万人にもなるいと割れています。

その数の中に、入らないようにしたいものです。

若い時から頭を鍛え、頭脳に貯金をしておくことも1つですと言われておりました。

やはり、頭は使いましょう。


では・・・本日も始動です。ファイテン ← 最近、現代版の韓国ドラマにはまっております。


これは、「楽塩講座」の減塩ジャージャー麺です。

しっかりお味はついてしますが、塩分量は2g、

ちなみに1日の塩分量は大人男性10g・女性8g、理想的には6gのようです。

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シャント

2019年05月28日 | ケアマネ(介護支援専門員)
医療従事者でなければ、あまり聞きなれない言葉だと思いますが、

腎機能が低下してきて、人工透析が必要だとする時に、

この「シャント」が必要となるようです。


では、言葉の説明『シャント』とは・・

シャントとは、静脈を動脈に縫い合わせてつなぐことにより

動脈血を 直接静脈に流すことをいいます。


腎機能の低下により体に老廃物が蓄積されるようになり、

それらを取り除くために透析が必要となります。

十分な透析を行うためには1分間に約150~200mlの血液を循環させなければなりません。

しかし本来ある静脈には、透析を行えるだけの 十分な血液量がありませんので、

シャントを作ることによって、静脈に十分な血液が流れ、

その静脈に穿刺し血液透析が行われます。

シャントは血液透析をするためになくてはならない大切なものだそうです。


人工透析については、裁判事例で「説明があっかかどうか?」という事が

人権問題として裁判となる問題があったようですが・・。


人工透析は、1回すれば終わりではなく。

1度始めるとずっと生命を維持するためには必要なものとなります。

このあたり、1回だけで終わると勘違いされておられる方も多いようです。


では、人工透析をすると・・・そこからの生存率はどうなのか?

データでは、人工透析の導入年齢そのものが高いようですが、

5年生存率が60.3%、10年生存率が36.2%という数値があるようです。


でも、透析をしないと。

合併症リスクが高くなるという問題があるようです。

腎不全になると血管系の合併症が非常に高くなり、

それは体内に必要なリンとカルシウムの関連性に由来いるそうですが、

健常人であればリンとカルシウムは適正な範囲で維持されますが、

腎不全になってしまうと体内に溜まりやくすなるため、血管が石灰化してしまい、

脳血管障害や心筋梗塞などの合併症を引き起こすリスクが高くなってしまうようです。


過剰な水分の取りすぎで心不全ということにもなりかねません。

腎不全になると、食事制限・水分制限など制限ばかりですが

これを守ることが長生きの秘訣だと言えるそうです。


と、糖尿病もそうですが・・・

なってしまうと、食事制限・水分制限と本当に大変です。

成人病予防をしないとですね。


「医者いらず」の食べ物辞典という単庫本を買いました。

   PHP文庫 石原結寛著

なかなか濃厚に記載されてて、いい本です。

「薬食同源」という言葉がありますが、「薬と食物はもともと同じもの」という

意味をもっているそうです。

「自分の健康は自分で守る」という気概が必要だと記されていました。
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リハビリ

2019年05月23日 | ケアマネ(介護支援専門員)
障害とリハビリの考え方。

「障害」が完治することは、高齢者では難しいものです。

「障害」があっても、その方らしく生活できる。

ADLやIADLが維持・向上できるようにして

いくことが医療的なリハビリです。


ADLとは、日常生活動作。

日常生活を営む上で、普通に行われている行為・行動。

(食事・排泄・更衣・移動・入浴などの基本的な動作)


IADLとは、手段的日常生活動作。

ADLより複雑で高次な動作を指します。

たとえば、買い物・洗濯・掃除などの家事全般。

金銭管理・服薬管理・趣味のための活動など。


昨日、見たテレビでは、今までの常識では、

例えば、片麻痺のある方は、障害のある側を鍛えてだったが、

障害のない側を鍛えることで、障害のある側も改善されるとあった。

ふた昔前は、「安静」「安静」で状態が完全に良くなってからの

リハビリでしたが、今は手術の翌日からでもベッド上での

リハビリをするようになりましたよね。


時代とともに考え方も方法も変わるものです。

やはり何事も学習だと思う私です。時代の波に乗り遅れぬように・・・
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見えないものが見える・・・

2019年04月25日 | ケアマネ(介護支援専門員)
高齢者の事故、恐ろしいですね。

毎日のように悲しい交通事故のニュースを目にしますが

誰しも事故を起こしたくて、起こしている人はおらず。

自分は大丈夫だと思ってハンドルを握られるのでしょう。


本当は、高齢者には運転をして欲しくないと誰しも思っておられることでしょう。

自分の足で歩けないから、ついつい危ないと思っていても、

ついそこまでだから大丈夫という安易な気持ちでハンドルを握る。

あるいは、ひとり暮らしで誰も支援してくれる方がいない方。

あるいは、自分で商品を見て触れて購入したい方などなど・・・

世の中にはたくさんおられることでしょう。


タクシーを利用すればいいのにと思うでしょう。

でも、そのタクシー代がもったいなくて。

あるいは、ヘルパーさんに払う費用がもったいなくて・・・

高齢者は安易な気持ちで・・・根拠のない自信のもとに、

ハンドルを握られるのでしょう。

事故を起こした方が、もっともっと大変なのにです。



と・・・ここのところ、季節の変わり目なのか?

幻聴・幻視がと言われる方が、立て続けに発生。


以前、認知症の事を書きましたが・・。

認知症も症状が様々ですので、脳波をとっても。

レビュー小体型の認知症はアルツハイマー型のようにはっきりと診断しにくいものなのです。


幻視が見える・・・これ「レビュー小体型認知症」と疑ってみてください。

あるいは、突然怒りっぽくなった方は「脳血管性認知症」です。

ある時、突然に人格が変わったようになったりもします。


と思ったら・・まったく、何事もないように過ごされることもあります。

そばにいる者は、アルツハイマー型を含めても

きつねにでもつままれているような心境になるものです。


でも・・・怒らずに。

「どうした?大丈夫だよ」と優しく、声をかけてあげてください。

決して、声を荒げず。耳を傾けて訴えを聞いてあげてください。

ここ大切です。


と・・・文章では簡単に書けますが、

実際にご家族や周囲の方を拝見していると、

本当に大変だな~と思います。


介護がなぜ大変なのか?と言えば。

「終わりがないからなのです」

いつ、この大変さが終わるのか?いつ気持ちが解放されるのか?が

わからない。だから大変なのです。

ということで・・・「見えないものが見える。聞こえる」にしっかり耳を傾けてください。


昨日は、30年ぶりに横浜から来客がありました。

最近は、健康管理のため深酒はなくなりました。でも・・お菓子はやめられません( ;∀;)
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ウィッグ・リングジャパン

2018年12月09日 | ケアマネ(介護支援専門員)
土曜日は福岡まで出かけてきました。

というのも・・・車を運転している時は、

いつもできるだけ情報収集ができるようにと

エフエムラジオを流しているのですが・・・。


癌になった女性達が抗がん治療のため、髪の毛が抜け落ちてゆく

そんな女性達の助けになればと、

医療用ウィッグを安価な価格でレンタルできるシステムがあると

その運営は、NPOで運営されているため。

「サポーター」を募集しているという内容でした。




車でほんの一瞬流された情報でしたが、

さっそく家に帰り、ネットで検索。

「NPOウィッグ・リングジャパン」という組織ね~と。


その活動内容は、治療が終わり不要になったウィッグや、

あるいは抗がん治療のかいもなく、亡くなられたご家族が使われていたウィッグなどを

寄付として集め、消毒し、安価な価格でレンタルするという仕組みでした。


うん。いい仕組みだと思い。さっそく、サポーターとして活動もいいかもねと。

「サポーター養成研修」を受けてみよ~~と。

一昨日、福岡まで出かけたという訳なのです。


写真のウィッグは、私の・・おしゃれ用。

ウィッグってどんなもの?とずいぶん以前に購入したものの。

まだ一度も役に立ってはいません。

というのも、正しいつけ方は?と疑問だったから。


これも一石二鳥だよねと・・正しいウィッグの付け方も学ぼうと思ったのです。


抗がん治療により、髪の毛が抜け‥すべてなくななり、

それから再生するのでの間の仕組み。


髪の毛は再現は・・・

癌による種類や抗がん剤の薬によっても、個人で異なるそうです。

やはり、何の世界も奥が深いです。


今や癌は、2人に1人はなる時代。

もし自分や周りの方が抗がん治療によって

髪の毛が抜け落ち、困っていたら助けてあげられるでしょ。

あと研修会2回ありますので・・頑張ります。
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介護認定をいつ受ける?

2017年05月05日 | ケアマネ(介護支援専門員)
最近、友達に会うと・・・

多くの話が①自分の体調・健康状態

②親の介護の話

③親が亡くなり。相続の話へと続きます。


幸いにも、医療系の資格をもっているため①の知識も浅くは可

ケアマネ資格保持者のため②の話にも

そして、宅建資格やFP知識で不動産の仕事をしていたため③の話も

自己完結できるため、そんな相談にのってあげることも可能ですが・・。


ガンを看まっているという友達の親ご様

幸にも今は、全て身の周りのことは自分でできるからと言うものの。

でも・・・余命は数か月とか?


「え?介護認定受けてる?」

「ううん」

確かに、現在地点では身の周りの事はできているかもしれませんが・・

余命数ケ月と診断されていれば、徐々に身体は衰退し

動けなくなってきます。

同居している妻がいても、高齢でしょ・・そうそう看病にも限界があります。


最近では在宅医療も進んでいますのでご本人が望めば

そのまま、家で身取ることもあるでしょう。


がんの場合、ある日突然に容体が悪化することもあり死に至るケースもありますが

徐々に体力が落ち、動けなくなってきたら。

おしめを付けて、身体を拭いてあげたりと

そんな介護は高齢者には無理ですよね。


だったら、そんな時に使えるのが介護保険。

介護保険の認定は、申請から認定までの期間として約1ケ月はかかります。

早めに申請をして。その時は、「支援」程度でも。

容態が悪くなれば、区分変更で介護度が変わった時の対応は可能です。


介護認定を受けたらサービスを使わなくてはならないわけではありません。


とりあえず先の容態変更の準備として認定だけでも受けておけば?と。

無理強いする必要はありませんが・・・。


認定を受けていれば、担当ケアマネが容態の変化に応じて

適格なアドバイスもしてくださることでしょう。


いざという時に知識がなければ、

本当にどうしたら良いのか?道に迷ってしまいますよ。


意外と知らないのが葬儀の時にどうしたらいいの?

相続手続きどうしたらいいの?

介護も同様かもしれません。

あまりプライベートを開示したがらない日本的慣習のせいかもしれませんが。

やはり持つべきものは知識。あるいは、知識をもっている方を友にもつ。

あるいは適格なアドバイスをくださいるプロをもつということかもしれません。
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分身の術

2017年03月13日 | ケアマネ(介護支援専門員)
いいお天気ですね~。

ケアマネの実務研修がやっと、終了しました。

一言で言えば・・とっても大変な講習ではありましたが。

グループメンバーも仲良く。

毎週、とっても楽しく研修を受講することができました。


最後は皆さんとラインの交換。

落ち着いたら「打ち上げ」をしようねということで。


ケアマネージャー(介護支援専門員)の資質をあげるべく。

試験そのものの合格率も下がり。今年の合格率は12%でした。

で、その後。89時間の研修と3日間の見学実習と本当に大変な資格です。


国の方針として、医療費・介護保険の費用を抑えようと、

その介護プランを作成するケアマネの資質を上げる。

そして、長期間入院できなくなる医療体制の中で

在宅へと勧める方針により、在宅と医療連携が求められる背景。

だから、ケアマネも医療知識が必要と、資格取得には国家資格保持者という

基礎資格と、その経験年数までもが必要になったのです。


ケアマネ実務研修は、12月~3月上旬まで、ほぼ毎週の講義。

雪の関係で前泊した日もありましたが。

早朝から行く時は、5時起き。帰宅は20時過ぎ。

往復4時間の運転と8時間程度の講義。

そして・・・そのためにかかる費用は10万円を超えましたよ。

今後、ケアマネ資格を取得されようとする方、ここは押さえておきましょう。


ケアマネージャーのお仕事は、決して楽ではありません。

で、お給料が高いかと言えば・・・そうでもなく。

本当、奉仕の精神と忍耐力がないと務まらない仕事だと思います。

かつ、膨大の書類整理力と、文章作成能力&事務処理能力。

そして、コミュニケーション能力も必要です。


となると・・今後、絶対的にケアマネは人手が不足しますよ。

その反面、高齢者は増加しますしね。


なんだか・・・マンション管理士の介護版のようです。

機会があれば、ケアマネのお仕事もトライしたいと思うところ。

と、私の徹底した学習法。


本をかたっぱしから読みあさり。

いつでも『ケアマネ』ができるようにと37冊にもなりました。



すべて1読はしましたが、徐々に2~3巡読む予定。

ケアマネの資格証は今月末には受領できますが。

今からの時期は、マンション管理士業務が多忙のため。一旦休憩。


で、いつものごとく自分へのご褒美。



エアロバイク。今あるのが、そろそろ寿命のため買い買え。


本日の休憩time・・

収穫できた野菜を、すぐ食べれる状態の下処理。




今、身につけたいのは・・『分身の術』

本当、やりたい事が多すぎて。1日30時間でも欲しいくらい。

身体が2つあっらた。もっとやりたい事ができるのにと思う心。


マンション相談員・派遣業務。マンションドクターの診断業務。

そして、これからは、定時総会の時期。

3月29日は山口県庁で住宅課のセミナーに相談役で参上します。


セミナーご参加の皆さま、よろしくお願いいたします。
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ケアマネ研修

2017年02月12日 | ケアマネ(介護支援専門員)
昨年から始まった「介護支援専門員実務研修」

やっと、半分の山まで登りました。

あと・・・残すところ、半分です。『長い・・長い』


でも、この勉強をすることで、今日本の介護制度や医療制度が

どの方向に向かってゆっているのか?

今後の高齢化社会はどうなるのか?ということがよく理解できました。



そして、介護支援専門員も、今後の世の中の地域を担ってゆく存在として

地域医療とも連携し、チームで対応してゆくことためには

医療知識も必要であること。

そして、専門性が高くハイレベルなものに変革してゆく過程であること等が理解できました。


それと共に、「アセスメント」と言われる聞き取り。

現在、マンション相談員を務めてますが、この考え方や手法もとても役に立ちます。


今後、65歳以上の5人に1人が痴ほう症になると言われています。

認知が入った理事長への対応というテーマのセミナーも開催されていましたが、

『認知』というものがどんなものなのか?

そして、それをとりまく地域との関係はどうなのか?といった問題も、

管理組合としてだけではなく、幅広い知識を得ることで対応の幅も広がります。


地域ケア会議・・見守り活動を各自治体が進めていますが、

今後、この役割もさらに大きくなってゆくでしょう。


マンション管理士としての視点。ケアマネージャーとしての視点をプラスして

お仕事に更に磨きをかけますよ・・と。

やはり、年明けから理事会が増加しています。

今月からは定時総会も始まります。

忙しい季節。風邪などひかないように、ご注意くださいね。
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介護保険の車椅子

2017年01月08日 | ケアマネ(介護支援専門員)
介護保険の車椅子のレンタル料金とその条件は?


加齢に伴い筋力が衰えていくことで、身体の様々な機能が低下したり、

病気が原因で歩けなくなってしまう可能性があり、

現在そのような高齢者は増えてきています。


そのような方々のために、

介護保険内で車椅子を貸し出すサービスがあります。


車椅子をレンタルするにはどうすればいいの?


さて、車椅子をレンタルしたいけど、どういう手続きが必要なのでしょうか?

まずしなければならないことは、『介護認定を受けること』です。



車椅子は介護保険制度内の『福祉用具貸与サービス』の一つとして、利用できます。

居住する市区町村の各役所に、介護保険被保険者証、印鑑等を持参し認定を受けましょう。

その後、審査を行い、『非該当』か

『要支援1・2、要介護1・2・3・4・5』の要介護度が認定されます。



で、その介護度に応じて・・ケアプランを立ててもらいましょう

要介護認定を受けたら、居宅介護支援事業所を探しましょう。


役所等に居宅介護支援事業所の一覧があります。

その中から事業所を選び、

車椅子が使いたい等介護についてご相談してください。


事業所内のケアマネージャー等の担当者に『ケアプラン』を立ててもらいます。

その中で希望に沿いながら、車椅子が必要と考えられれば福祉用具貸与として

車椅子をレンタルすることが出来ます。



車椅子をレンタルするための条件とは?

要介護認定が出たから、全員が車椅子を使用できるのか?という訳ではありません。

ご本人の状態によっては、レンタルのサービスを利用できない場合があります。

では、どのような人であれば、介護保険制度を使ってサービスを利用することが

出来るのでしょうか?


一般的に考えて、介護度の低い人よりも、高い人のほうが介護がより必要とされています。


そのため、介護度の低い方と高い方では、レンタルすることが出来る福祉用具が異なります。

中には、介護度が低いとレンタルできないものもあります。


車椅子は要介護2~5までの人がレンタル可能です。

要支援1・2、要介護1の人は原則レンタルすることが出来ないのです。



しかし、ご本人の身体状況によっては、

要支援1・2、要介護1のような軽介護の人でも

車椅子をレンタルすることが出来る場合があります。



次のいずれかに該当する人です。

日常的に歩行が困難である

日常生活範囲における移動の支援が特に必要と認められる

ご本人が当てはまるかなと思ったら、担当のケアマネージャーに相談し、

手続きをしてもらいましょう。


また、医師の「医学的な所見」によって、国の示した状態像であると判断された場合は、

対象とみなされます。



車椅子のレンタル料金は??


原則、車椅子の「購入」は介護保険の対象ではなく、

「レンタル(貸与)」のみとなっています。


要介護度別に1カ月の支給限度額が決まっており、

デイサービス等の他のサービスとの組み合わせの中に、

この車椅子のレンタル料金が組み込まれる形となります。



「購入」の場合は全額自己負担となってしまい、「レンタル」をすれば

1割(一定所得以上の人は2割)負担で利用することが出来ます。


標準的な自走用車いす(自分で車輪をこいで移動するもの)は、

月5000~7000円程度なので、実質一か月の自己負担は500円~700円程度です。

(※1割負担の方の計算です。)



購入すると、2万円前後のものが多いです。

レンタルをすれば1か月500円、1年では6000円、4年たてば2万4000円。

3~4年使うと購入金額に到達するので、一見購入する方がお得に感じます。


しかし、4年のうちにご本人の身体状況が変化し、

使っている車椅子が合わなくなることも考えられるので、

購入してしまうと、今まで使っていた車椅子が使えなくなってしまう…

ということも考えられます。


そのため、レンタルはその時の状況にすぐに変更できるというメリットがあるのです。



電動車椅子になると、レンタル料は月2~3万円程度になり、



購入すると20万円~かかると言われています。


また、車椅子などの福祉用具は今のご本人に合うものを使用することが大切です。

専門職等と一緒にご本人に合った車椅子を相談し、選ぶようにしてください。


車椅子の種類・それにおける料金等の詳しいことについてはそれぞれ違いがあるので、

福祉用具販売事業所かケアマネージャー等にお問い合わせください。


まず、介護保険の認定を済ませていない場合は、

速やかに市区町村役所で介護保険の認定手続きをすませ、

要介護度の判定をもらいましょう。



そして、居宅介護支援事業所へ問い合わせ、

車椅子を使用することが組み込まれたケアプランなどを作成してもらいましょう。



原則として、要介護2~5の人が車椅子をレンタルすることができ、

それ以下の軽介護度の人でも「必要」だと認められればレンタルすることが出来るようです。


車椅子は福祉用具貸与サービスとしてレンタル利用でき、

一か月本体料金の1割ないし2割の料金で利用することができます。


レンタル料金は車椅子の種類によって違いがあります。



ご本人の身体状況に合わせた車椅子を使用することが大切なので、

必ず担当のケアマネージャーなどの専門職や、福祉用具の専門員等と

一緒に相談し、選びましょう。

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介護療養型医療施設とはどんな施設?

2017年01月02日 | ケアマネ(介護支援専門員)
介護保険制度って本当にわかりずらいですよね?

で・・・どんな施設があるのか?

なかなかその現場にいないと、わかりずらいものです。



今日は「介護療養型医療施設ってどんな施設?」についてつぶやきます。


介護型療養型医療施設とは、簡単に言えば、

「長期療養が必要な方に、看護、医学的管理下での介護や医療を提供する施設」です。


一般的には、病院や診療所内に併設されています。

平成23年度末で廃止される予定でしたが、平成29年末まで延期されています。


将来的には、介護療養型医療施設は、介護老人保健施設などへの

転換が予想されています。



介護療養型医療施設のサービス内容は?

サービスとしては、病状が安定期にある入院要介護者に対し、

療養上の管理、看護、医学的管理下における介護の世話などが挙げられます。


そしてこれらは、施設サービス計画書に基づいて提供されます。


入所すると施設のケアマネージャーさんが、施設サービス計画書を作ってくれます。


計画書は、提供の前にご家族様に同意の上で実施となるわけですね。


そして上記以外のサービスとして、忘れてならないのが「リハビリ」です。


リハビリ専門の理学療法士や作業療法士が、リハビリをしてくれるとなるようです。

まずは、入所後、リハビリの希望を施設のケアマネージャーさんに相談してみてください。




介護療養型医療施設への入所基準は?


入所基準としては、65歳以上で要介護1~5の認定を受けている事が必須条件です。


入所をご検討されている場合は、まずは在宅の介護サービスを担当されている

ケアマネージャーさんへ相談が良いかと思います。



介護療養型医療施設は、在宅介護が困難な方や、介護老人施設での入所を

断られた方が多いようです。


それだけ、介護をうけながら、医療までサポートしてくれるというわけです。


では・・介護療養型医療施設の費用や自己負担はどれぐらい?


費用は介護度に応じて異なりますが、

おおよそ1ヵ月食費・居住費等含めて「8万円から11万円」のようです。

これに別途医療費等が必要に応じて発生します。



特別養護老人ホーム(ユニット型個室)よりも、費用的には安く抑えられますね。


デメリットとしては、個室ではなく、多床室(相部屋)といったところが

挙げらるようです。


費用面に関しては、制度として「介護保険負担限度額認定証」も使えます。

限度額認定証に応じて、段階的に費用が抑えられる制度です。


お持ちで無い方は、在宅サービスを担当しているケアマネージャーさんに

聞いてみるとよいかと思います。



介護療養型医療施設への入所の手続き方法は?

入所の流れとしては、在宅サービスを担当するケアマネージャーさんと

相談になります。



その後介護療養型医療施設のソーシャルワーカー(相談員)さんとの

手続きとなります。

そこで必要な書類等をそろえていくわけですね。



場合によっては、主治医の紹介状(介護療養型医療施設のドクター宛)が

必要な場合もあります。


また、長期入院が必要な状態や、伝染病等の疾病をお持ちの方は

入所を断られるケースもありますので注意が必要です。



介護療養型医療施設は、他の介護老人施設(特養やグループホーム)よりも

医療面もカバーしてくれるし、医療面も抑えられるのでメリットは大きいですね。


でも・・デメリットも勿論あります。

病院の雰囲気が嫌だ・・・、

余暇活動(レクレーションがほとんどない・・・等。)



また特別養護老人ホームなどと異なり、終の棲家としての終身制ではありません。


状態が改善してきた場合には、退所を求められるケースもあります。



ですが、在宅での生活や、

介護老人福祉施設等での入所が困難な方の受け皿として、

社会的には必要な施設であると思います。


高齢の親御さんがいる場合、親戚や兄弟・姉妹が集まる

この時期に・・・今後どうする?なんて会話もあるかもしれませんね。


いつも側にいて、様子を伺える環境と、そうでない環境。

やはり高齢の親がいる場合は、子としては気になるものです。

健康状態や火の始末などなど・・心配の種はつきませんよね。


各行政が行っているサービスや、ボランティアなど地域資源の

活用を行うなど、意外と知られていない穴場のサービスもあるものです。


ケアマネの仕事は、こういう地域資源と医療との連携も重要な

ポイントなのです。(結構、大変そうですが・・・)

    

お節料理、食べられましたか? 

子どもが帰省するとなると・・やはり作ってしまう親心。
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急性期医療と終末期医療

2017年01月01日 | ケアマネ(介護支援専門員)
高齢化が進む日本において、医療費増大・働き手の減少・税収減。

労働者側の視点から見れば・・

社会保険費用の負担増・年金額減と問題も多いなか。


今後、日本がどのような制度へと転換しているのか?とする

「社会保障・税一体改革大綱」(これは平成24年2月17日 閣議決定された内容)

介護保険制度は、3年毎に見直しがされているため、

一昨年大きく変更され、さらに30年へと続いている現在。


社会保障改革 第3章 具体的改革内容(改革項目と工程)

医療・介護等①

(地域の実情に応じた医療・介護サービスの提供体制の効率化・重点化と機能強化)

○ 高齢化が一段と進む2025年に、どこに住んでいても、

その人にとって適切な医療・介護サービスが受けられる社会を実現する。

○ 予防接種・検診等の疾病予防や介護予防を進め、また、

病気になった場合にしっかり「治す医療」と、その人らしく尊厳をもって

生きられるよう「支える医療・介護」の双方を実現する。


(1)医療サービス提供体制の制度改革

○ 急性期をはじめとする医療機能の強化、病院・病床機能の役割分担・

連携の推進、在宅医療の充実等を内容とする医療サービス提供体制の制度改革に取り組む。

<今後の見直しの方向性>

ⅰ 病院・病床機能の分化・強化

・ 急性期病床の位置付けを明確化し、医療資源の集中投入による機能強化を

図るなど、病院・病床の機能分化・強化を推進する。

・ 病診連携、医療・介護連携等により必要なサービスを確保しつつ、

一般病棟における長期入院の適正化を推進する。


ⅱ 在宅医療の推進

・ 在宅医療の拠点となる医療機関の趣旨及び役割を明確化するとともに、

在宅医療について、達成すべき目標、医療連携体制等を医療計画に記載すべき

ことを明確化するなどにより、在宅医療を充実させる。


ⅲ 医師確保対策

・ 医師の地域間、診療科間の偏在の是正に向け、都道府県が担う役割を強化し

、医師のキャリア形成支援を通じた医師確保の取組を推進する。

ⅳ チーム医療の推進

・ 多職種協働による質の高い医療を提供するため、高度な知識・

判断が必要な一定の行為を行う看護師の能力を認証する仕組みの導入などを

はじめとして、チーム医療を推進する。

☆ あるべき医療提供体制の実現に向けて、診療報酬及び介護報酬改定、

都道府県が策定する新たな医療計画に基づく地域の医療提供体制の確保、

補助金等の予算措置等を行うとともに、医療法等関連法を順次改正する。



2.医療・介護等①

(2)地域包括ケアシステムの構築

○ できる限り住み慣れた地域で在宅を基本とした生活の継続を目指す

地域包括ケアシステム(医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスが

連携した要介護者等への包括的な支援)の構築に取り組む。

<今後のサービス提供の方向性>

ⅰ 在宅サービス・居住系サービスの強化

・ 切れ目のない在宅サービスにより、居宅生活の限界点を高めるための

24 時間対応の訪問サービス、小規模多機能型サービスなどを充実させる。

・ サービス付き高齢者住宅を充実させる。

ⅱ 介護予防・重度化予防

・ 要介護状態になる高齢者が減尐し、自立した高齢者の社会参加が

活発化する介護予防を推進する。

・ 生活期のリハビリテーションの充実を図る。

・ ケアマネジメントの機能強化を図る。

ⅲ 医療と介護の連携の強化

・ 在宅要介護者に対する医療サービスを確保する。

・ 他制度、多職種のチームケアを推進する。

・ 小規模多機能型サービスと訪問看護の複合型サービスを提供する。

・ 退院時・入院時の連携強化や地域における必要な医療サービスを提供する。

ⅳ 認知症対応の推進

・ 認知症に対応するケアモデルの構築や地域密着型サービスの強化を図る。

・ 市民後見人の育成など権利擁護の推進を図る

☆ 改正介護保険法の施行、介護報酬及び診療報酬改定、

補助金等の予算措置等により、地域包括ケアシステムの構築を推進する。



こんな経過を見れば・・・今後、医療との連携を保つために

ケアマネの役割も大きく、価値も高いというところ。


でも・・福祉・介護分野の労働条件は悪く・労働対価は低く。

今後、もっともっと改善しなければ、支える労働力がいない

医療も介護・福祉も内容は空洞化しそうです。
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要介護認定の申請の流れ

2016年12月30日 | ケアマネ(介護支援専門員)
いよいよ今年もあと2日を残すところなりましたね。

お掃除に買い物に・・おお忙しです。



では本日のつぶやき。

「どうやったら介護保険が使えるの?」

はい、素朴な疑問だと思います。


今日は、要介護認定の申請の主な流れについて。


まずは、お住まいの市区町村の窓口で要介護認定(要支援認定を含む)の申請をします。

申請後、市区町村の担当職員が訪問し、本人への聞き取り調査を行います。


この期間は、各行政機関によって異なるようですが・・

申請したから、はい明日調査に来ます。

ということはありません。時間を要します。


また、本人の主治医と直接やりとりをして、

主治医が本人の心身の状況について主治医意見書を作成し、

市区町村へ提出します。


これら認定調査結果や、主治医意見書に基づいて

コンピュータによって一次判定を行います。


この一次判定の結果と主治医意見書をもとに、

保健・医療・福祉に関する専門員5人程度で構成される

介護認定審査会による二次判定を行います。


二次判定を終えると結果が出て、要介護度を決定し、

本人へ結果を送付します。



要介護認定の申請に必要なものは?


要介護認定を受けるには、対象者がお住まいの市区町村へ申請に行きます。

『要介護認定の申請』と伝えれば、適切な窓口へ案内してくれます。

主に『介護保険課』が窓口になっていることが多いでしょう。



持参するものは、

介護サービスを受けたい人の介護保険被保険者証

(65歳誕生日到達月に全員へ郵送されています。)、

認印

要介護認定申請書

(役所HP等でダウンロードもできますが、窓口に用紙が置いてあります。)、

40歳~64歳までの人(第2号被保険者)は、医療保険証です。



いざ介護サービスを利用したいと思ったとき、

申請に必要な介護保険被保険者証を紛失される方が多くいます。



再発行を無料でできるので、その場合は本人確認が出来る

身分証明書(医療保険証など)を持参してください。



手続きに家族が行く場合は、本人の身分証明書と、

手続きに来られた人の身分証明書が必要です。

また、介護認定の申請には主治医意見書が必要になります。



これは私たちが書いてもらったり、持参する必要はありません。

役所担当者と主治医とのやり取りになります。

あらかじめ申請前に、主治医に介護認定を受けたい意思を

口頭で伝えておきましょう。

そうすることで、申請がスムーズに進みます。



尚、主治医がいない場合は直接市区町村窓口に相談してください。

市区町村は、介護認定審査会の判定結果に基づき、

要介護認定を行ったあと、本人へ結果を通知します。

申請から結果が出るまではおよそ1カ月かかります。



認定の結果は、非該当、要支援1・2、

要介護1・2・3・4・5までの七段階です。


数字が大きいほど介護が必要となるレベルが高く、

非該当の場合は、今回はサービスを受けるレベルまで状態が

達していないということなので、介護保険が利用できません。



介護認定には有効期間があり、新規・変更申請の場合は原則6カ月

(状態によって3カ月~12カ月まで)、

更新申請は原則12カ月(状態によって3カ月~24カ月まで)です。

有効期間をすぎると介護サービスを利用できなくなるので、

期間満了までに更新申請を受けてください。



期間中に心身の状況が変化した場合は変更申請を受けることが出来ます。

介護サービスを受けるためには、

『介護(介護予防)サービス計画書(ケアプラン)』が必要です。



依頼を受ける担当は(ケアマネージャー等専門職)、

本人や家族の希望を聞きながら、

心身の状況を考慮して、どのサービスを使うべきかを検討し、

本人に合ったケアプランを作成してくれます。



『要支援』の結果が出た人は、各地域にある『地域包括支援センター』へ、

『要介護』の結果が出た人は、各地域に事業所が点在する、

県の指定を受けた『居宅介護支援事業所』へ相談しましょう。


居宅介護支援事業所については各自で適した事業所を探すようになります。

市役所に主な事業所一覧が置いてあるので問い合わせてみましょう。


本人が自分で申請することが難しい場合は家族・地域包括支援センターの

職員・施設職員等が代行できます。


本人の心身の状況を確認する訪問調査を行います。

その際、いつもより張り切って頑張ってしまわずに、

ありのままを答えてもらうようにしてください。


認定の結果に影響が出る可能性があります。


もし普段と違う様子があったり、

その場の聞き取りだけでは分からないことは

メモに書いて調査員に渡すなどしてください。


また、結果に不服がある場合は、市区町村へ問い合わせてみてください。

認定に至った経緯の説明を聞くことが出来ます。


更に都道府県の介護認定審査会へ不服申し立てをすることが出来ます。

認定結果の通知をうけた翌日から60日以内が限度なので注意しましょう。



という具合に・・・

初めて介護申請をされる方にとっては「?」「?」部分が多いかと思います。

最近、役所では丁寧に説明してくれますので、

まずは役場の窓口で相談されてみてください。

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介護施設

2016年12月29日 | ケアマネ(介護支援専門員)
介護施設の名称ってたくさんありますよね?


正直これまで介護に縁のなかった人にとって、

どれがどういう施設なのかというのを理解するのは難しいですよね?



今回は介護施設の「特養と老健の違い」を簡単にみてみましょう。


特養(特別養護老人ホーム)とはどんなところ?

特養(特別養護老人ホーム)とは、要介護認定を受けた原則65歳以上を対象とし、

居宅にて適切な介護を受けられない方のための施設です。


食事や入浴などの介護、日常生活上の世話に加え、

機能訓練・健康管理・及び療養上の世話を受けることができます。


地方自治体や社会福祉法人が運営しているため、

民間が運営するものに比べ低料金で利用できるのが特徴です。



しかしその分倍率が高く入居待ちの人数も多いので、

早くても数ヶ月入居までにかかり、

長いと数年にわたり待機する必要があります。




老健(介護老人保健施設)とはどんなところ?


老健(介護老人保健施設)は、介護を必要とする方の自立を支援し

自宅での生活を可能にすることを目的とした施設です。



そのため介護などのケアの他にリハビリテーションを実施しています。


作業療法士などの専門職が必ずいるのは老健のみです。

医師も常駐しているため、医療サービスが充実した施設といえます。



また、帰宅を目標としているため長期入所ではなく

原則として3ヶ月以内の入所になります。



ただし状況によっては3ヶ月毎にケアプラン作成し

継続して入所する場合もあります。



特養の入所条件は?費用の目安は?


特養の入所条件は、65歳以上の高齢者・要介護度3~5(例外あり)

他の入居者に伝染する疾患がないこと・長期的な入院を必要としない状態

そしてその上で歩行、排泄などの入所判定審査項目が5項目のうち、

全介助が1項目以上と一部介助が2項目以上あることが求められます。



費用については、世帯収入・要介護度・部屋のタイプでかなり差があります。


目安としては従来型の部屋であれば、月額7万~10万程度、

ユニット型の場合は、月額11万~13万ほどになります。



ただし収入が低い場合は、「介護保険負担限度額認定」というものを

受けることで部屋代や食費が、グッと安くなる可能性があります。



老健の入所条件は?費用の目安は?


老健の入所条件については、特養とほぼ変わりありません。

ただしリハビリによる支援と自宅復帰が目的のため、

施設によっては自宅復帰の意志なども必要とされることがあります。



また特定疾病と認められた、40歳から64歳までの入所も受け入れています。


費用については特養と同じく収入や部屋によって変わります。



老健の方が看護師やリハビリ専門職のサービスが受けられる分、

特養より月額の利用料は高くなる傾向にあるようです。



目安としては同じ条件だった場合、プラス2万程度です。



こちらも介護保険負担限度額認定を受けることができれば

費用は減免されるのでその点は同じです。



特養と老健は入所条件や費用にはそこまでの差はないと思います。

やはり大きな違いは「終身での利用が可能か」というところです。


老健は医療サービスも充実していますが、

あくまでも在宅復帰を目標とした施設です。


医療ケアを必要とする方にとっては、最適ではありますが、

いずれ退所しなくてはなりません。しかし特養より入所待ちが少ない

というメリットもあります。



現在の状況と、これからどうしたいのかを考えたうえで

うまく使い分けていく必要がありますね。

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