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医薬品&ヘルスケア業界のしくみ

2023年04月27日 | その他


スマートフォンのアプリが、薬になる時代。

化学物質を中心とした医薬品を扱い、

「学ぶ」「創る」「売る」「運ぶ」「選ぶ」「払う」の6つの

カテゴリーに分け、それぞれの価値はお互いにつながり連携している。

この連鎖した価値を「バリューチェーン」と呼び業界全体を俯瞰する。

日本実業出版社 長尾剛司著

コラムの中からチョイス

※医薬品で副作用が出たら、どうすればいいか?

医薬品を適正に使用したのもかかかわらず、副作用や感染症の発症などによる

健康被害を受けてしまうことがあります。

そこで、健康被害を受けた患者に対して、公的に救済する制度として

「健康被害救済業務」独立行政法人医薬品機器総合機構が医療費などの給付を行い、

被害者の救済を図っています。


ワクチンによる健康被害には「予防接種健康被害気救済制度」があります。

救済給付の請求は、健康被害を受けた本人むまたはその遺族が直接、

総合機構に対して行ないます。

救済給付を請求する場合は、その医薬品との関係性を証明しなければならないので、

治療を行った医師の診断書や投薬を行った医師の証明書、

あるいは、薬局等で医薬品を購入した場合には販売証明書が必要となります。

請求書、診断書などの用紙は総合機構のホームページからダウンロードできます。

救済の対象とならない場合もあるので確認が必要ですと記されていました。


ちなみに、2020年4月から2021年3月の1年間に約24億円(2714件)の救済給付を

行つており、この医療費等の給付に必要な費用は、製薬企業から納付される

拠出金が原資となっているそうです。


※医薬品業界の年収のコラム。

職種として製薬企業(MR)の年収が、保険薬局や病院薬剤師より

ずいぶんと高いという事が気になった私。

製薬企業のMRは確かに、医師に加えて卸などとも大きな接点を持ち

人とのかかわり、コミュケーション力も必要ですね。


※薬と手数料について記事をみつけましたのでご紹介。

病院は薬をたくさん出して、薬代で儲けているわけではなく、

何か薬を出すと発生する、手数料で儲けているのです。


薬と儲け(利益)の関係については、

✕薬を減らすと病院が儲からなくなるではなく

○薬をなくすと病院は儲からない。です。

ついでに書くと、国策で診察して処方箋を出すところと薬を用意するところとを分ける

医薬分業がすすみました。

以前は仕入れ値と売値(薬価)の違い、即ち薬価差益というものが充分あり、

薬を出せば出すほど差益が積もって儲かりました。

医薬分業が進んでいく過程で薬価は引き下げられ、仕入れ値との差がなくなり、

差益で儲ける時代は終わりましたと現在はの仕組みはこのようです。(参考までに)


もっと書くと。。保険薬局の薬剤費は4項目で構成。

その中の「薬剤料」が処方箋単価を増加させるとありました。


ちなみに、調剤報酬点数の内容は、

①調剤技術料 ②薬学管理料 ③薬剤料 ④特定保険医療材料費だそうです。


国の財源を圧迫しないためにも、無駄な受診はしないことはもとより

処方された薬を飲まずに破棄してしまうことがないよう心掛ける必要がありますね。


病院でのある、ある話。高齢者同士の会話

「あら~あなた、最近姿見なかったわね~」と病院待合室で。

「そうなのよ~。具合がわるかったから来られなかったの」と。

(具合が悪いから病院で診てもらうのではないの?という疑問。)

病院がくつろぎの場となっている編ですね。いいような。悪いようなです。
コメント
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